2018年 09月 30日
三菱一号館美術館で開催されていた『ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界』が終了したなーと思っていたら、何と伊勢丹でフ1811年頃ランソワ=レノー・ニト作「麦の穂のティアラ」、1910年頃ジョセフ・ショーメ作「“メアリー・スチュアート” エグレット」、そしてティアラの模型、マイヨショール(レプリカ)が数点、商品と併せて展示されているではないですか!

そして何とちゃんと揺れるように展示されてるのです!
ショーケースの前で足を踏み込んだ時に僅かに揺れてびっくり(歩き方が楚々としてないのでわかった)。「揺れるように展示されているのですね!」と思わず店員さんに言ってしまった(笑)。「そうなんです!」とおっしゃっていたけれど、もしかして雑な歩き方だったから偶然そうなっただけなのかしら?

見に行かれるかたは、このショーケースの前で、コッソリ、気付かれないように、少~し足踏み(笑)してみて下さい。あのジョセフィーヌの麦の穂がキラキラと揺れるのを見ることができます。

一号館美術館では暗めの展示室でそれほど細部まで見えなかった(見なかった)ので、こうしてマジマジと至近距離で見ると、ちゃんと宝石が散りばめられるように描かれて、細かく作りこまれているのが新しい発見。

緑色の四角は恐らく出来上がりはエメラルドがはめ込まれ、周りをダイヤで囲んだのでしょうね。

なるほど、あの時細部までよく見えなかったけれど、(これが立体模型?)と思うほど美しく芸術品のようだと思ったのは、実はこうやって型だけでなく手描きで宝石の陰影、凹凸を書き加えていたからなんですねー。
店員さん:「何ならマイヨショールを実際につけて頂いても!」
私:「いえいえ、とんでもないっ!」と写真だけ。
あ、いやつけて見ればよかったかしら?
私:「いえいえ、とんでもないっ!」と写真だけ。
あ、いやつけて見ればよかったかしら?
こんな機会がなければ私がショーメのショップに足を踏み入れることも、じっくり見ることもないだろう、きらきら眩いジュエリーも眺めさせて頂きました。
店員さん:「どうですか、この機会に1つおつけになってみませんか?」
私:「いえいえ、とんでもないっ!」と再び。
あ、でも冥途の土産につけて見ればよかったかしら(笑)。
店員さん:「どうですか、この機会に1つおつけになってみませんか?」
私:「いえいえ、とんでもないっ!」と再び。
あ、でも冥途の土産につけて見ればよかったかしら(笑)。
「200年も前にジョセフィーヌが身につけたものだと思うとおとぎ話みたいですけれど、それからずーっと現代でも麦の穂をモチーフに作られているって、歴史そのものですねー」なんて言う、どう見ても宝石とは縁遠く見込み客でもない私に感じよく丁寧に「ありがとうございます」と対応して下さったショーメのスタッフの方、男性も女性も礼儀正しく、ありがとうございました。
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by sohla
| 2018-09-30 14:58
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