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Bali: Sekala and Niskala : Essays on Religion, Ritual, and Art (Bali--Sekala & Niskala)


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2017年 07月 30日
国境離島
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国境離島 ー 人口減少などの課題も抱えている国境に接した有人国境離島地域を活性化させるため、内閣府の総合海洋政策推進事務局が7月27日に「日本の国境に行こう!!」プロジェクトを開始。

行ってみたい!海洋国家日本を支える国境の島々

国境離島…そうですよね、日本は島国というけれど、当然周りは海なわけで、外敵はいつも海からやって来る、そして領土に直結してるって、当たり前なのに日頃意識しないって余りにも無防備でした。竹島の例もあるけれど、ドヤドヤとやって来てここはウチの土地なんて言って実行支配したり、500年前でも盗まれた仏像は盗み返して当たり前、それが正義なんて考えの国が近くにあるのだから、海から離れて日頃日本の"水際"のことなんて考えていない都市の人ほどちゃんと真剣に考えなければ。

2017年4月に施行された有人国境離島地域保全特別措置法では、29地域(148島)の「有人国境離島地域」が定められ、その中でも人口減少の著しい15地域(71島)が「特定有人国境離島地域」に指定されたそう。
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もちろん島旅は好きなので行ってお金を落とすことは出来るし、これからもするだろうけれど、国の予算だけじゃなくて離島を支える基金みたいなものがあったら、関心を持ってコミットするのが大事だと思うので、私はふるさと納税とかよりもそっちに自分のお金を使いたいなぁ。

プロジェクト「国境へ行こう」始動ー内閣府が離島観光支援
国境に接した離島を応援!内閣府主導「日本の国境に行こう!」プロジェクトが始動

昨年約430万人も観光客が訪れた宮島。離島ではないけれど、高齢化が進み若者は流出、税収減に社会保障費は倍増と、高齢化は深刻いう話しがあってちょっと愕然としたのだけれど、総人口に占める高齢化率(65歳以上)は26%、宮島町は40%を超えていたかと。これが離島だったらもっと深刻だろうから既に差し迫っている、というか遅いくらいなんだと思います。
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この領海及び排他的経済水域の面積ランキング見ると、何と日本は6位。日本自体が1つの島、そして無数の離島が水域面積を広げてくれている"恵み"のようなもの。

もちろんお金だけの問題で済む話しではないけれど、遠くのどこかの小さな島がとうとう無人になっちゃった、へー、で済む話しじゃない、水産資源や鉱産資源の探査・開発・利用にだって影響が出てくるかもしれない、これはもう離島だけの話しではなくて日本の国の話しですもんね。

旅行業界に期待は余り出来ないけれど、ツアーに頼らず自分の足で旅をする人は、instagramなどのソーシャルメディアで素敵な写真を見たとか、居心地の良さそうな宿があるみたいだとか、ちょっとした情報やきっかけで、自分で調べて考えて行くと思うんですよね。ガイドブックをなぞるような旅行はしたくない、ツアー客でごった返す観光地より、同じお金使うならまだ知名度がないような、ありのままの風景や生活がある場所に行って、自分で楽しみや良さを見つけたい、別に国境や離島だから行くんじゃない、っていう人は潜在的に沢山いると思うので。

あぁ、壱岐とか五島列島とか隠岐とか行きたいなぁ。実は数日前も行けるかな?行くとしたらどうやって行こう?最寄りの空港は?最寄りの港は?航路は?何日ぐらいあればいいかな?なんて、google mapを眺めていたところ。8、9月に行けたら夏旅でいいのだけれどな~、それはちょっと難しいかな、10月かな、なんて。



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▲ by sohla | 2017-07-30 10:34 | 国内の旅 | Comments(0)
2017年 07月 29日
丸の内の夏まつり
今日は丸の内盆踊りの日。踊らないけれど毎回仕事帰りにちょっと立ち寄っているので、今年も仕事を切り上げて勤め先を出ると、そこは盆踊り会場(笑)。

その前に開催される丸の内de打ち水。音頭を取るお姉さんの「せーの!それーっ!」という掛け声が威勢がよく、まるで柄杓で遠くに水飛ばし大会みたいな掛け声だね、風情?ナイナイ、と話しながら屋台を見ながらそぞろ歩き。
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観光客もいるけれど、日頃の丸の内はやっぱりオフィス街なので、きちっとした格好の勤め人が行き来する街だけれど、夏祭りイベントとなると浴衣を着た綺麗なお姉さんがそこここにいて華やかです。あ、浴衣姿のお兄さんも。

千代田区のECOブースで間伐材で出来たうちわに絵を描き、アンケートに答えてアイマスクを貰ちゃいました(笑)。温めても冷たくしてもいいそうなので、仕事場で使おうかなぁ。

エコ・アクション・ポイント
環境省が推進しているポイントプログラム。このうちわ作りでポイントをもらえたようなのだけれど、こういうのがあるって全然知りませんでしたねー。千代田区は環境モデル都市として温暖化対策に取り組んでいることもあり、毎年エコ関連のブースが出てるんです。

だからというわけでもないのだろうけれど、勤め先のビルでもオフィスのCO2排出量削減目標など設定したり、環境関連のコンテストしたりと割と積極的。
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お母さんに手を引かれたちびっこが並んでるし、案外何を描いていいかわからないし、時間かけるわけにもいかないしでそこそこに席を譲り、小腹が空いたので屋台で買った焼きそばを立ち食い、次は無料のヨーヨー釣り。ヨーヨー釣りなんていつ以来だろう(笑)。

でも、実は凄くやってみたかったのがサメ釣り。
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近ごろの縁日はサメ釣りってのがあるんですね。金魚釣りみたいに本当の金魚を釣るんじゃなくて、ゴムで出来たサメ、それも水が入ってない(笑)。サメは口に何かを咥えていてそれでおめん貰えたり、おもちゃが貰えたり。

パンフレットで"サメ釣り"って見た時、サメを釣れるの?持って帰れるの?ってワクワクしたんだけれど、どうやらゴムだと。サメ釣って晩のおかずはサメだな、とか冗談言ってたんですけど。それでも(今日はサメ釣りだ!と)やってみたいなぁと思っていたんですけどね、さすがにチビッコboysに人気で、ちょっと並ぶ勇気なかった…残念。

この時期から10月にかけて、結構私の担当している業務が繁忙期でやることあるのだけれど、こうやって仕事後の小一時間、子ども気分で遊んで気分転換になりましたね~。

8/4は大手町で縁日があるみたいなので行ってみようかな。



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▲ by sohla | 2017-07-29 08:38 | 東京ココやソコ | Comments(0)
2017年 07月 25日
アイリッシュパブで
と言っても日本の、なのですが…。

週末の日曜、は学生時代の同級生がアイリッシュ・ダンスのショーに出るというので、当時の同級生で赤坂のアイリッシュパブに押しかけ見て来ました(笑)。アイリッシュ・ダンスを見るのは初めてで、ほとんど上半身を動かさず下半身だけでリズムを刻んで踊る、その足元に目が釘付け。小さなパブが熱気で湧いたショーを見ることができましたよ。

まずはアイリッシュ・ビールで乾杯、そして腹ごしらえ。
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キルケニーというレッドエールビール。透き通る赤みがかったビールにクリームのような泡。飲み口は苦みがなくとても軽く飲みやすいのですね。癖がないのでお料理とぶつからず、今では乾杯程度にしかビールは飲まないのだけれど、これなら食べるのメインな私でも結構グビグビ飲めます。

お料理と言っても、パブなのでおつまみ程度、でもフィッシュ&チップスやポテトフライのアンチョビソースがけ美味しかったぁ。


さて、アイリッシュ・ダンスの歴史は、16世紀にイギリスからゲール語を禁止され、踊る事も禁止されて、窓を通して外から見られた時に、上半身を動かさず下半身でリズムを刻むダンスが誕生したそう。

Riverdanceというショーは日本でも公演されたので見聞きしたことがある方もいるかもしれないですね。こちらはアイリッシュ・ダンスのフラッシュモブ。華麗な足さばきはこんな感じです。


いやー、人間の足はこんなに早くリズムを刻んで動かすことが出来るんですねぇ。上半身しか見えなかったらアテレコでステップの音を流してるのかと思っちゃうほど上半身と下半身が別の生き物のよう(笑)。これ、私だったら(やらないけど)踊りの前段階で既にステップ覚えるの無理(キッパリ)、踊ってもテンポについてくの無理(キッパリ)。

今回はこの方(男性と女性)の踊りを間近で見ながら、フィッシュ&チップスを頬張りキルケニーを飲み、アイルランドのパブの雰囲気をちょっと疑似体験(行ったことないけど、笑)。仲間と一緒に楽しい時間を過ごしました。


しかしこの本場パブの一場面、パブで子どもがダンサーとして踊ってるし、お客さんは小さな子ども抱えてウロウロしてるし、大らかな空気。いいですねぇ。パブで夜な夜な飲んで酔っ払ってるとそのうち妖精が見えるんだよ、なんて冗談を言ってる友達がいたけれど、老若男女が夕食後のひと時を、こういう素朴なパブに集って楽しむって、もうこれは文化なんだなぁと。


神秘的な緑の風景、ケルト十字、そして妖精…アイルランドは行って見たいなぁ~と思う国の一つ。イギリスではなくてアイルランド。もちろん妖精を見に。
妖精の国アイルランドには「妖精注意」の標識がある

そしてもう30年以上も前、専門学校時代にスカーフをデザインするという課題が会った時、実はこの神秘的なケルト十字をモチーフに考えてたことがあるんです。「未来への遺産」の1ページに載っていた、円環と十字架を組み合わせた独特の十字にびっしりと無限の渦巻模様が刻まれたケルト十字。この石碑が鬱蒼と茂る草木の中に立っている光景に惹かれ、何度も何度もそのページを開いてはただじっとその写真を見ていたんです。これがアイルランドという国に抱いた私の最初のイメージ。

これがケルト十字。今ではタトゥーやシルバーアクセサリーに使われてるのを見る機会の方が多いかもです。
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神秘的な情景を見た時の感情と、終わりのない渦巻模様もしくは組紐模様をデザインにできないかと思って思考錯誤していたものの、結局自分のデザインまで至らず最終的には別のモチーフで作品を作ったんですが、あの写真をまた見たいと本を探してみたらありました、ありました。この写真。
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そしてなんと、驚いたことに当時試行錯誤したトレーシングペーパーに描いた下書きがそのページに挟まっているではないですか。あぁ、何だか過去の扉が開いたよう。
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未来への遺産を買った小学生時代、その中の写真に惹かれてデザインの参考にした20代、そして現在と、何だか遠い昔に何かに惹かれた感情って何十年経っても変わらないものなんですね。ただ記憶の奥深くに埋もれてしまって忘れてしまうだけで。


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▲ by sohla | 2017-07-25 08:45 | Comments(0)
2017年 07月 22日
布博@町田パリオ
手紙社主催の「紙博」、「東京蚤の市」に続き、今度は「布博」。会場は町田駅前の町田パリオ。
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2週連続で開催される布博。何とも乙女チックで手芸ファンの心をくすぐりそうなテーマです。
 7/21(金)~7/23(日)「糸とボタンに恋する週末」
 7/28(金)~7/30(日)「作り手に恋する週末」
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2階で入場料¥500を支払いお花の形をした入場券をもらって4階の会場へ。入口には天井から糸玉やボタンのリースがモビールのように下がってます。色とりどりのミニ毛糸玉可愛いけれど、間に吊り下がってるキャラクターのイラスト入り丸いアクリル板は…ナゼ(笑)。

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会場はこんな感じ。平日だったのでそれほどの混雑ではない感じです。が、良いものお気に入りのものを物色する女子(昔の)は強く、私ちょっと負け気味。

紙博の時も感じたのだけれど、布博HPやチラシのメインビジュアルと会場の雰囲気はちょっと違って、実際の会場は文化祭のお店風、もしくはフリーマーケット風。これ、きっと什器がないせいかな~なんて前も思ったのでした。出店するショップの工夫次第でおまかせなんでしょうけれど、もうちょっとメインビジュアルを使用した会場全体を串刺しにする統一があると、こちらのワクワク感もUPすると思うんですけどね。

スタッフの方以外は殆ど女性、女性、また女性、そしてやっぱり割と主婦層多いですね。紙博の時は「こんなに紙好きがいるのね」と思ったのだけれど、今回は「こんなに手芸好きがいるのね」とちょっとまたびっくり。

私は布を見たいと思っていたので、端布や布セットを売っているお店を物色して、何か作りたくなりそうな3種類の端布を購入。布が山盛りなのかな〜と思ったのだけれど、純粋に布だけというのは案外少なく、どちらかと言うと糸博っぽいですね。あと手芸材料というか。
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写真中央の紙のお花がチケットで各フロアの入り口で提示したり、再入場の際にこれを見せます。こういうところ可愛いですよね。

パンチの効いた(って死語ですね、笑)色合いがあるかな~と見ていたのだけれど、色は良くても柄がファンシーだったり、柄が良くても色ありがちな北欧系だったり、と思うようなものが見つからず、目的を変更して落ち着いた色合いながらも地味ではない大人っぽい生地を選択。サイズは水彩のような花柄が50×50cm、ゴールドのプリントの他の2つが108×50cm。タグにはfrom USA、生地の耳にはMade in Japan。日本製の逆輸入なのか良くわかりませんが。

今週のテーマが"糸とボタン"というだけあって、様々な糸とボタンが豊富です。あとビーズ、レース、リボン等細々とありましたかね。編み物や刺繍をする人はどれもこれも欲しくなっちゃうんじゃないでしょうか。編み物をしない私でも素敵な糸だなーと思うものが沢山ありましたから。

来週もちょっと覗いてみようかな(え、また行くの)。
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ところで、町田って大きい街なのに、駅前の一等地に昭和の雰囲気漂う貸しスペースがあるビルが今でもあるのにびっくり。
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いや、スタバも丸亀製麺も入っているし色々なイベントの会場として使われているようだけれど、ビルに書かれたパリオの文字、建物や内部の雰囲気が昭和っぽくて、ある意味貴重で昭和の女としては懐かしい。でも町田って新宿から小田急線で1本だけど、なかなか遠いですね。



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▲ by sohla | 2017-07-22 10:03 | Comments(0)
2017年 07月 21日
『AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展』
7/8(土)からパナソニック汐留ミュージアムで開催されている、『AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展』へ行って来ました。
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世界的に活躍するプロダクトデザイナー、深澤直人の国内初個展となる展覧会で、無印良品、ALESSI、THONET、au(KDDI)、B&B Italia、HERMAN MILLER、パナソニックなどのブランドの製品としてデザインされ、グッド デザイン賞など著名な賞を受賞した作品がずらり。

家電、住宅設備、家具、電子機器、インテリアなどが居住空間に見立てられた空間に配置され、どのコーナーも居心地が良さそうで、つい、座ったり手をついたり、手で触れたり素材を撫でたりしたくなってしまうのを抑えて(笑)見て回りました。
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MODIFYの球形タイプの照明SPHERE(スフィア)が多灯吊りされ円形の光が浮かび、片隅にいつでも旅に出れるようにスーツケースが置かれたエントランス、そして奥に進むとなんとも居心地が良さそうで、思わず腰をおろしてしまいそうなB&B ITALIAのGRANDE PAPILIO(グランデ パピリオ)。

後で人がいない時にちゃんと写真撮ろーと思って、他をまわってウットリして忘れちゃったこのGRANDE PAPILIOはこちら(B&B ITALIAカタログから)。
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作品に添えられているのは深澤氏の言葉。
グランデ パピリオ
B&B ITALIA
GRANDE PAPILIO  2009

"最初から想像して作りこんだ形というよりも、
作りながら自然にでき上がった形だから二度とできないと思う。
予想がつかないような形をしている。
発泡ウレタンの巨大な彫刻だ。
B&B ITALIAにしかできない技術と職人技がこれを実現させた。
エレガントさは背中にジッパーがあるからか。
トルソーのようでもある。"
B&B ITALIAの製品もあるのですね。私はB&B ITALIAのダイナミックさと職人魂みたいなものに惹かれて、以前インテリアの仕事に就いていた時、当時発売されたBaisityというソファやMAXALTのテーブルを何回か提案して納品したことがあるのでB&B ITALIAは割と思い入れがあるのです。

このグランパピリオは不思議な形だけれど、つい手で撫でて体を埋めてみたくなる…。会場外で放映されているビデオで、"体が知っている、体が喜ぶ形があるのではないか"という深澤氏の言葉があったけれど、そういう形だから体が触ろう触ろう、座ろう座ろうとしてしまうのかも(言い訳、笑)。
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サイバチェア カンファレンスチェア ハイバック
ハーマンミラー
SAIBA Conference Chair High Back
HERMAN MILLER 2015

オフィスの椅子はいつからあんなに
メカメカしくなってしまったのだろう。
もっとソフトで静かな椅子がいいと思う。
椅子の姿は人の姿に似ているから。
いや、こんな椅子で仕事したい(笑)。1日中この椅子に座って仕事してたら何だかお尻と背中から脳に余裕が伝わってゆったりと仕事出来そうで。
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半球の照明MODIFYの柔らかい光に照らされたキッチン。奥のシェルフに並んでいるのはALESSIやMUJIの商品。どれもシンプルで美しい形。
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あぁ、こんなに細かな生活小物まで。かつてはキャリアがdocomoだったので残念ながら使うことはなかったのだけれど、それでもINFOBARは(キャリアを乗り換えちゃおうか?)と真剣に思うほど持ちたかった、使ってみたかったストレート携帯。docomoからSIMフリースマホに替える時も、キャリアが違うのにスマホ仕様になったINFOBARは頭をよぎったほど。

MUJIの製品も沢山展示されてます。2002年以降、無印良品のアドバイザリーボードとして商品開発やプロジェクトに関わっているそうで、"誰が作ったか"ということを余り考えない私は、あーコレもそうなのか、アレもそうだったのねと、その作品の身近さを改めて感じます。

MUJI無印良品:無印良品とクリエイター Micro Consideration
無印良品 キッチン家電2014 トークイベント「これからの生活によりそうデザインのありかた」
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"「MUJI is enough」、「MUJIでいい」- 例えば、「こういうものが欲しい」とイメージを持って、あちこちの店を歩いたけれども、欲しいものが見つからなかった。最後にMUJIの店に行ってみたら、「こんなものがあったんだ。思った通りのものがあった」という時に、「これでいいじゃないか」という思いを持つこと"

あー、あります、こういうこと。

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右:ベント グラス ベンチ Bent Grass Bench
  グラス イタリア GRASS ITALIA 2012
   ルーブル美術館に置かれていると聞いて
    「ああ、そんな感じだ」とイメージが一致した。
  
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"普通といわれると一番嬉しい" とおっしゃっているけれど、誰作の何とかと自己表現するモノではなく普通のまま、生活の中で使われることを徹底的に考える姿勢と、それを実現する技術の結果なんでしょうね、体と心がしっくりくる普通のデザインだなぁと(私が普通と言うのもおこがましいけれど)感じる展示で、ずっとこの空間にいたい、去りがたい空間の連続。

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こちらは、またまた撫でたくなるようなバスタブ。

建築家が設計した素敵な空間にはもちろん、振り返って昭和の木造アパートの、生活感漂う雑然とした私の部屋にもしっくりしそうで不思議だ…と、数々の作品を見ながら考えてました。


『AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展』
会場:パナソニック汐留ミュージアム
会期:2017年7月8日(土)~2017年10月1日(日)
開館:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館: 水曜日、8月14(月)~8月16日(水)



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▲ by sohla | 2017-07-21 10:04 | みる・きく・かんがえる | Comments(0)
2017年 07月 17日
黒糖の思い出
会社でのおやつに時々食べるコンビニスイーツ。この前買って、美味しー?と珍しくリーピートたのがこのローソン「もち食感ロール 宇治抹茶(黒みつきなこ)」。
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もっちりした抹茶スポンジに沖縄産黒糖の黒みつソース、きなこ味のホイップ、そして甘さ(割と)控えめ。しつこくなく、こってりし過ぎておらず、1切れの大きさも小さ目で美味しいんですー。6切れにカットしてあって税込295円。

多分、3切れぐらいは一気にイケます。恐らく6切れ全部いこうと思えばそれもできそう、でもちょっと罪悪感と不安があるのでしてませんが(笑)。

黒みつ+きなこって何でこんなに合うんですかねぇ。
黒糖、黒みつ、大好き。


さて、ここからは黒糖の思い出。

かれこれ15年近く前(えー、もうそんな昔になるのか…)に行った、沖縄本島の北に位置する伊是名島へフェリーで行って民宿に滞在、伊是名島から伊平屋島へ渡ってみたことがあるんです。個人の方が渡し船を出していて伊是名島から15分の距離(正確には野甫島についてそれから野甫大橋を渡って伊平屋島へ行く)。
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無計画に行ったため島での足を考えておらず、呆れた漁船のお兄さんが知り合いのお兄さんに連絡を取って、その知り合いのお兄さんの車で野甫港の近くを2,3案内してもらいました。今思えば島での足のこと考えずに何しに来たの?と相当無茶で恥ずかしい話で、その節は大変ご迷惑をお掛けしました…。
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漁業組合の施設の壁に掛けられている船が沖縄っぽいです。

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そして、連れられて行ったのが黒糖を作ってる工場。中には北海道から出稼ぎに来ている若者も。東京に住んでいるとわからないけれど、そうか、出稼ぎ(季節労働)はあるのだな、大変だな、と思ったのを覚えてます。

ちゃんと良く見たわけではないのだけれど、紙の袋に詰められているのは粉の黒糖だったかと。で、製造のどの段階かわからないのだけれど、機械に流れてくるまだ温かくて湿り気のある粉状の黒糖を。どっさりと紙にすくってホレッとばかりに貰ったんですけれど、それがその場で食べて美味しかったこと。

「一口黒糖」って、小指サイズほどの黒糖が個包装されてる黒糖を見たことや食べたこともある人がいるんじゃないですかね。あれ伊平屋島産なんです。

あの時、頂いた粉黒糖は大切に東京まで持って帰り、確か固くなっていたので叩きて割って少しずつ食べた記憶も。今でも時々沖縄の黒糖を買って食べることがあるのだけれど、その度にあの伊平屋島の工場で出来立ての黒糖を舐めた風景を思い出しますね。

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左上:伊是名場外離着陸場。小型飛行機は6人乗りほど、ちっちゃっ。
当時のエアードルフィン運行(2009年倒産)の小型飛行機で那覇空港へ。
右上・左下:小型飛行機からの眺め。
右下:那覇空港へ着陸

あぁ、久し振りにまた伊是名島と伊平屋島を再訪したくなっちゃいました…。それはそうと、最近、以前訪れた場所を、ふとまた訪れてみたくなることがあるんです。もちろん、行ったことがない場所に行ってみたいという興味は今だにとても強いのだけれど、前に行った場所を懐かしんでもう一度、と思うのは最近になってから。年のせいでしょうかねぇ。



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▲ by sohla | 2017-07-17 20:16 | 国内の旅 | Comments(0)
2017年 07月 16日
『レオナルド×ミケランジェロ展』@三菱一号館美術館
7/11(火)から、ミケランジェロの彫刻、<十字架を持つキリスト(ジュスティニアーニのキリスト)>が公開され、それを期に開催されたブロガー内覧会に参加して来ました。
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本展担当学芸員 岩瀬慧さんとTakさんによるギャラリートーク

素描を中心に、油彩画、手稿、書簡など、およそ65点が展示され、芸術家の力量を示す上で最も重要とされ、全ての創造の源である素描(ディゼーニョ)に秀でた2人を対比する日本初の展覧会。「最も美しい」素描とされる、レオナルド作《少女の頭部/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》と、ミケランジェロ作《〈レダと白鳥〉の頭部のための習作》も見ることができます。

序章:レオナルドとミケランジェローそして素描の力
Ⅰ 顔貌表現
Ⅱ 絵画と彫刻:パラゴーネ
Ⅲ 人体表現
Ⅳ 馬と建築
Ⅴ レダと白鳥
終章:肖像画
[写真は特別な許可を得て撮影しています]
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壁面に書かれたミケランジェロとレオナルドの深い言葉は、対話のようであり、対決のようであり、神学的でもあり。

超巨匠お二人の代表作程度しか知らず、そもそも素描の何たるかを考えたこともなく、アイデアの下書きみたいなもの?レベルなんですが、素描、素描、また素描、めくるめく素描の数々を眺め、天才2人の言葉を読んでいると、強烈な個性と"神のごとし"才能を持った2人の芸術家の声が聞こえ、創作する姿が目に浮かんでくるようで不思議。

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左:レオナルド・ダ・ヴィンチ 《少女の頭部/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》
右:ミケランジェロ・ブオナローティ 《〈レダと白鳥〉の頭部のための習作》
どちらもフォトスポットに設置された拡大版。

「この世界には、唯一つの学芸があるだけであり、それは素描。もしよろしければ絵画と呼ぶべきもので、他の一切のものは、その源流から派生する支流のようなものである」

これは「私は彫刻家である」と言っていたミケランジェロが、バチカン市国のシスティナ礼拝堂の天井画を完成し、次第に建築・彫刻・絵画の三芸術は一つの源、素描から発する支流に過ぎないと考えるようになった晩年の言葉だそう。
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作品は小さいものが多く、また青く下塗りが施された紙に青チョークで描いたもの、赤い下塗りに赤チョークで描いたものなど、遠目には何が描いてあるのかボヤッとしかわからないので近寄ってジーッと見るわけですが、素描は完成作品を見るのとは違った面白さがあるかもしれない…なんて思い出しました。

最終的に完成しなかった作品の素描あり、人間や動物のパーツがいくつも描かれたものあり、脇に言葉が書き添えられているものあり、切り抜いた素描を張り付けたものありと、完成作品がまだ形になる前の、発想やイメージ、変更や修正といった創造の瞬間、過程を見ているよう。そして、それ自体が芸術作品とされるなんて、当時のレオナルドもミケランジェロは意図していたんでしょうかね。

[写真は特別な許可を得て撮影しています]
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左:レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく 《レダと白鳥》1505-10年頃 油彩/板 ウフィツィ美術館
右:
フランチェスコ・ブリーナ(帰属) 《レダと白鳥(失われたミケランジェロ作品に基づく)》
1575年頃 油彩/板 500×605 カーサ・ブオナローティ

スパルタ王の妻レダが、白鳥に化けたゼウスに誘惑されている場面を描いたギリシア神話の何とも官能的な「レダと白鳥」。完成品は現存しないため追従者による模倣だけれども、その残っている素描が既出の写真、ミケランジェロ《(レダと白鳥)の頭部のための習作》。素描で大きく描かれているレダの横顔は、何となくイケメンっぽく(笑)、左下に小さく描かれている横顔部分の方が女性らしく見えたんですが、どうやら男性モデルを用いて女性を描くという慣習が当時はあったよう。"イタリア素描史上もっとも美しい"頭部の一つ。

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左・右奥:ミケランジェロ・ブオナローティ 《背を向けた男性裸体像》1504-05年 
左・手前:ミケランジェロ・ブオナローティ (帰属)《男性のトルソ》1530-40年
右:ミケランジェロ・ブオナローティ 《河神》 1525年頃
 
見逃せない!ミケランジェロの3作品

あれ、こう見るとミケランジェロに偏ってますね、私。圧倒的な存在感があるからでしょうか。レオナルドで面白いなぁと思ったのは、万能人と言われた彼が絵画、彫刻、建築、音楽、科学、数学、工学、解剖学、地学、植物学など多岐にわたる分野を研究した成果を記録した手稿(手描きノート)。多才とかそういうレベルではなく未来から来た人なのではないかと思うほど。
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世の中のありとあらゆることに興味が尽きなかったのか、依頼から発展していったのかわからないけれど、これらが実現するかしないか別として、これだけのことを頭の中で考えるだけでもパンクしそうで、脳みその作りが違うとしか思えず、なんてこった…!と思う手稿ばかり。

ちなみに、レオナルドは左利きで文字は右から左に書き、それも鏡文字だったそう。学習障害だったと言われている彼。障がいがあったからこそ、常人では有り得ない視覚感受性があったからこそ、卓越した能力が爆発し天才になった…なるほど。
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ロンバルディア地方のレオナルド派の画家《貴婦人の肖像》1490年頃

過去のレオナルド・ダ・ヴィンチ展でも出品されたことがある、吸いこまれるように美しい貴婦人の横顔。出品リストには"ジョヴァンニ・アンブロージョ・デ・プレディス?"と?付き。以前はレオナルドニ帰属するとされたこともあるようだけれど、現在は弟子のジョヴァンニが有力とされているようで、モデルも諸説あるよう。

見逃せない!レオナルドの3作品

あなたは騎馬像の素描はなされたが、
それをブロンズに鋳造しようとして鋳造で失敗し、
恥知らずにもそのまま放置した -ミケランジェロ
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レオナルドが制作を依頼されたスフォルツァ騎馬像。素描もある、高さ7m以上の巨大な原型も作った、今までにない鋳造方法も考え、そのための装置も研究した、が、情勢が変わりこの騎馬像のために用意された青銅は大砲が作られることになり、結局幻の騎馬像になってしまった。これを指したミケランジェロの言葉。

ミケランジェロ、年上の先輩にその言い方はないなー。ライバル、宿命の対決、犬猿の仲…この2人が同時に存在した時代が眩しいというか羨ましいというか。
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マドリッド手稿Ⅱ 第157紙葉表「馬の頭部および頸部の鋳型

さてさて、そして先日から公開されている未完作品、17世紀の彫刻家の手で完成したミケランジェロ《十字架を持つキリスト》。

"2000年に新たにミケランジェロの作品として認められたもので、ローマのサンタ・マリア・ソプラ・ミレルヴァ聖堂に彼が残した《キリスト》の最初のヴァージョンと考えられている。ミケランジェロは1914年に大理石像の制作に着手したが、彫刻の顔の部分の大理石から黒い疵が現れたために一度は制作を放棄してしまった。注文主の催促を受けて新たな大理石を用いて再制作されたのが現在ローマにある《キリスト》である。このローマの像の類似、そして顔面を縦に走る黒い疵が、本作が放棄された最初のヴァージョンであることの証となるだろう。本作の持つ厳格な正面性に対し、ローマの像はより複雑な身体のねじれを示しており、彫像の動きや空間性に対するミケランジェロの構想の発展を読み取ることが出来る。"
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この展示室は通常ミュージアムショップになっている部屋で、今回は自然光で見れるように窓を塞がずにしているとのことで、是非昼間の自然光で見て下さいとの高橋館長の話がありました。

17世紀の彫刻家の手で完成したミケランジェロ作品…ではどの部分がミケランジェロの手によるのか、という話があって、確か左手は確実に彼の手によるものらしいです(膝や足もだったかしら…聞き逃した…)。また、この作品はロンドンでの展覧会後に会期途中のこのレオミケ展にに来たんですが、過去に半身像などの展示があったものの、全身像、それもミケランジェロだからこそ出来た一糸まとわぬキリストの全裸像が公開されるのは日本で初めてとのこと。
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これ、間近でじっくりぐるりと見ることが出来て、高さ2mを超えるがっしりとした体つきのキリストの存在感を肌で感じることが出来ます。因みにサンタ・マリア・ソプラ・ミレルヴァ聖堂に飾られているものはコチラ。

私は体をねじっていない、今回の最初のバージョンの方が好きですけど、そんなこと言ったらミケランジェロに怒られますね。岩瀬学芸員の話しによると、当時英雄像の彫像を制作することは非常に誉れ高いことだったそうで、レオナルドはそれに嫉妬したとか。

この展示室は何と撮影可。但し、混雑具合によっては撮影を禁止とすることもあるとのことでした。このキリストを見るだけでも行く価値があります。

『レオナルド×ミケランジェロ展』

会期:2017年6月17日(土)~9月24日(日)
開館時間:10:00~18:00
    (祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は20:00まで)
     ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜休館(但し、祝日は開館)





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▲ by sohla | 2017-07-16 00:35 | みる・きく・かんがえる | Comments(0)
2017年 07月 11日
ヒアリ
ヒアリ100匹以上見つかる 東京・大井ふ頭

火蟻、Fire antと呼ばれてますが、インドネシアではSemut Api, semut=アリ、api=火。Baliに行く人も多いので遭遇した、噛まれたことがある人はいるんじゃないでしょうか。ホテルなどの部屋で過ごして普通に観光してたら余り遭遇しないかもしれないけれど、屋外には結構普通にいるし、外と内の区別が余りない屋内にお菓子や果物など食べ物を置いておいたら、ヒアリが群がってた、なんてことあります。それも、一応蟻が入らないように口を縛ってビニール袋に入れていても、それすら喰いちぎられてたりします。

以前、気をつけてはいたものの、朝起きてビニール袋が食い破られ、アリが群がるのを見て、こっちのアリはビニール袋も喰いちぎって中の物を食べてしまうのか!なんてアグレッシブなんだ!と驚くやら怖いやら。現地の人が「Semut Apiだね」と。

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趣があると言えば聞こえはいいけれど、
窓ガラスも入ってない、こんなスカスカの造りですからねぇ、
これでムシやネズミが入らないワケがない


実際、噛まれたこともありました。痛いので噛まれた瞬間直ぐにわかります、そして噛まれたところとその周りは赤くなって凄~く腫れます。なので、バルコニーの手すりなどや、ベランダやテラスで赤茶っぽい小さなアリを見かけたら、手で払うなんて以ての外、離れるに限ります。

都会に住んでいると虫の存在すら忘れて生活してるので、当然ドウスルドウスル、危ない!大変だ!となるけれど、「あ、それヒアリだね」って別段騒ぐこともなく、普段からこういう凶暴なムシがいる場所で生活してる国の人たちって、考えてみたら凄いなぁ…タクマシイ。

まぁ、夜になれば天井裏をネズミが走りまわってるわ、ヤモリは普通に張り付いてるわ、犬も猫もニワトリも人といっしょくたに生活してるようなもんだし、ヒアリだけじゃなくムシ全般色々といる感じなので気にしてたら切りがないんでしょうけれど。

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これはヒアリではないけれど
部屋の中も外もこんなのばっかり(笑)

以前、知人に連れられ割と名のしれた風光明媚なレストランの、鬱蒼とした木々を眼下にお茶できるテラス席でお茶した後、これでもかと言うほど何十ヶ所も"何か"に噛まれ、右半身の出ていた手足が後になって猛烈に痒くなり、各ヶ所刺されたところを中心に3cmほどに赤く腫れ中心部にはウミも。少し経つとそこが赤紫になり、手足は醜いホルスタイン模様。

流石に自分でもこれは気持ち悪いし、ちょっとマズイかなと思ったのだけれど、丁度その時習っていたカナダ人の英語の先生も私の手足を見てビックリ。「病院に行った方がいい!」と、外国人が行くクリニックに半ば引きずられるようにバイクで連れて行かれました。あー、こういうクリニックは高いのだよなー、どうせ塗り薬しか対処できないだろうしなー、なんて思いつつ。ま、消毒液とビタミン剤付でしたけど(わけわからん、笑)。

その時、ヒアリだと言われたんですけど、刺されたことに気付かなかった、刺されたときに何の痛みもなかったので、(ヒアリじゃないと思うけどー)と思ったんですけどね。ということでダニと断定したんですが。

またある時、知人が全身アリに刺された!薬持ってない?と夜訪ねて来て、どうしてそんなことになったのか聞くと、あちらの人って庭の植木や木に洗濯物とかをパサッと広げて掛けて干したりするんですよね、なので水浴び後にそうやって干してあったバスタオルを使ったら、それにアリがドッサリついていたと。

他人事なので(馬鹿だなぁ…)って思いながら(気休めに)キンカンとムヒの好きな方使っていいよって貸してあげたんですが、自分がアリまみれのタオルで体拭いちゃったらゾッとしますねぇ。

今回のヒアリ騒動、こんな凄いtwitterアカウントも出来ていて凄いです。
ヒアリ警察
水際で阻止できるのかどうかわからないですけど住みつかないでくれるといいのですが。

「気を付けて!危険な外来生物」- 東京都環境局



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▲ by sohla | 2017-07-11 06:48 | Comments(0)
2017年 07月 09日
『吉田博展』@東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で8/27(日)まで開催中の「吉田博展 山と水の風景」。無料鑑賞券を頂いたので行ってきました。

行く前に、まずはこちらの、吉田博にまつわる作品や話題のエピソードで予習。どんな絵がみれるのかしら?と代表作を見ていると、海に浮かぶ帆船の穏やかで美しい風景「瀬戸内海集」に既視感が…先日せとうち旅行をした時の、正にあの私が見た瀬戸内海!と思ったら堪らず直ぐに観に行きたくなってしまったんです。

今日はめちゃくちゃ外は暑いですけどね、東郷青児美術館、近所でラッキーです(笑)。
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展覧会は初日、週末ということもあるんでしょうか、なかなかの入りだなぁ…と思ったんですが、もしかして知ってる人は知っている(私が無知なだけ)、有名な画家さんなんだろうか…と見ているうちに描かれた題材、技法、雰囲気に引き込まれながらふと思いました。というより、日本より海外で高く評価されているそうで、何故そうなったかという経緯にも興味が湧きます。

第一章 不同舎の時代 1894-1899
    Studying at the Fudosha Art School: 1894–1899
第二章 外遊の時代 1900-1906
    Travels Abroad: 1900–1906
第三章 画壇の頂へ 1907-1920
    Rising to the Top of the Art World: 1907–1920
第四章 木版画という新世界 1921-1929
    The New World of Woodblock Printing: 1921–1929
第五章 新たな画題を求めて 1930-1937
    Seeking Out New Subjects: 1930–1937

風景画の中でも、山岳風景画は実際に案内人を同行し山へ登り、というか山籠もりをして描いただけに、静かな迫力が自然の神々しさを感じさせ、まるで自分がそこから風景を見ているように感じます。現代で言えばドローンの目線というとことでしょうか、でも当時では普通の人では見ることの出来ないアングルです。

"冬の風景に精神を描き込むなら、
画家は寒さの中にいなければならないのです。
これが私達日本人の信条です。"

何でもこよなく愛した日本アルプスには何ヶ月も篭り、また富士山八合目の岩室にも1ヵ月篭り、毎日頂上に登り刻々と変化する様子を描いたとか。本格的な登山をし、山男たちの案内に従い、自分の目で見て感じたものを描くのだから、誰でも出来て描けるものじゃありません。なるほど、だからこの展覧会にmont-bellが協力として名を連ねているのですね。

「日曜美術館」その舞台をめぐる
第14回 日本アルプスへ 吉田博を感じる旅

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<穂高山> 大正期 油彩 

1つ素敵な額がありました。「穂高の春」(大正4年・油彩・福岡県立美術館蔵)、幅が太い木の額に素人が彫刻したような線模様が施され、上下左右にはコマクサのように見えるモチーフが彫られていているんです。素朴な山小屋風というか、元々は個人所蔵だったようなので絵に合わせて手作りされたんでしょうかね、割と地味な絵なんですが額が絵の一部のようです。

余談ですが、山に見せられ描いた男らしく、長男に「白山」と名付けようとしたものの却下、次男には遂に「穂高」と名付けたそうですよ。

エピソードと言えば、厚木基地に降り立ったマッカーサーが最初に「ヨシダヒロシはどこにいる?」と尋ねた話というのも、随分と誇張されているようですが実際に日本より外国で評価が高かったからこそ。また、戦後、下落合の自宅が進駐軍に接収されそうになるものの、自らGHQに乗り込み、画家にとってアトリエがどれだけ重要かを英語で説き接収を免れ、元々外国人に人気があったことから進駐軍関係者が集うサロンのような場になったそう。実際、戦後直ぐにマッカーサー夫人も吉田家を訪れているそうです。

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不同舎で絵を学び、23歳代で1ヶ月分の家賃と片道切符、自作を持ってアメリカへ、そしてそこからヨーロッパへ、すでに高く評価された30歳代は自ら高山に登って描き、50歳を前に木版画に挑み、そしてまたインドやアジアへ、60歳代で志願して従軍画家に…果敢に挑戦する彼は、妥協を許さず仲間から「絵の鬼」と呼ばれ、頑固一徹、コワモテのむずかしやといわれていたそうです。
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<ベナレスのガット 印度と東南アジア> 昭和6年 木版

水彩、油彩、木版と初期から晩年までの作品から200余点描かれた絵は、光、霧、影、水、岩肌、植物、動物、木々、土、目に見えない湿り気や乾きまでも感じる、どれも優しく、時には厳しく、正に自身が「けれども私は自然を崇拝する側に立ちたい」と語った通り、"自然への真摯な眼差し"が感じられます。

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<宮島> 不詳(明治後期)水彩

あ、厳島神社の太鼓橋ですね。《瀬戸内海集》で多くの瀬戸内海を描いているので、当然宮島へ訪れたのでしょうね。這いつくばるように登る参拝客が描かれているのがユーモラスですが、大きな浅間山を背に街道を行く人物が小さく描かれている<浅間山>など、風景の中に当時の庶民が描かれていている構図外国人に人気が高かったそうですよ。

そして、見たかった《瀬戸内海集》の内<光る海>
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私が瀬戸内で見た光る海とは場所も景色も時間も違うのだけれど、朝に夕に光る穏やかな海と連なる島々、往来する船の景色を描いて伝えたくなるほど惹かれた気持ち、感じたことが同じような気がして、だからこの絵を見た時どうしても見たかったのです。

でも、この作品だけでなく、実は行って見てみるとどれも素晴らしく、この穏やかで優しい海の絵は勿論、険しい山の絵も、外国の風景を何回も版を重ねた精密な版画も、どれも素晴らしく見入ってしまう、というより風景に自分の感情も入りこんでしまいます。

美術館のエントランスでは13分のビデオも上映されていて、講談風のナレーションで水彩、油彩、版画を切り口にした説明、黒田清輝との関係やその他のエピソードなどを見ることが出来ます。

そして、この展覧会の期間中には、海の日(7/17)と山の日(8/11)に図録を購入された方、先着100名に特製ブックカバー(非売品)がプレゼントされるそうです。
 海の日:海の絵柄のブックカバー
 山の日:山の絵柄のブックカバー
行く予定のある方は、どうせならこの日に行くのもいいかもしれませんね。作品を見ていると図録は必ず欲しくなりますから(笑)。


生誕140周年『吉田博展』 山と水の風景
会 場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
会 期:2017年7/8(土)~8/27(日)
休館日:月曜日(但し7/17、18は開館)



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▲ by sohla | 2017-07-09 09:01 | みる・きく・かんがえる | Comments(0)
2017年 07月 07日
外国人おもてなし語学ボランティアに参加
東京都が区市町村、企業、大学と連携して開催している事業、外国人おもてなし語学ボランティア講座が勤め先で開催されたので参加して来ました。これ、毎月区市町村で募集しているものは応募者が多く、抽選倍率が10倍となかなか当たらないのです。私も以前2,3度申し込んだものの全て当選せず、今回勤め先で開催されると知って、「えぇ!企業でも開催されるのね!?」と速攻申し込んだ次第です。

目一杯働いた就業後の18時から3時間ほどのスケジュールは、正直ちょっとキツイけれど社会人が学ぼうとすればそんなもの。時間の有効活用と思えばなんのその。

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東京都が開催している講座内容はこちら。
◆セットコース(全10コース 定員各36名)
外国人に対する「おもてなし」の心を学ぶ「おもてなし講座」と、「語学講座(英語)」をセットにした全5回の講座。
対象:入門~初級の英語力の方

◆おもてなしコース(全10コース 定員各60名)
外国人に対する「おもてなし」の心を学ぶ、「おもてなし講座」のみの講座
対象:概ね実用英語技能検定2級以上、TOEIC500点以上に相当する語学力の方、また英語による簡単な日常会話ができる方

勤め先は、英語は読み・書き・会話で基本的にこの対象レベルはクリアしているものとされている、というか英語は仕事で使用している人の方が多いため、今回は1回完了のおもてなしコース。

内容は、ロールプレイやグループで話し合い考えるグループワークが多く、勿論英語で受け応えしたり説明したりはするのだけれど、英語云々というより、的確な手助けをするためにどうコミュニケーションするか、が中心でしょうか。

・「コミュニケーション力を磨く」
・「知識や情報を駆使して問題解決する方法を学ぶ」
・「ボランティアスピリッツについて学ぶ」

の3部で、気持ち良い挨拶や、文化やマナーの伝え方、気をつけること、どうやったらわかりやすく伝えられるか、そして+αの情報を提供するなど、参加者同士で意見を出し合ったり、そして英語をあまり話さない方もいるでしょうし、こちらの英語が伝わらないこともあるでしょうから、ジェスチャーで伝えるといったグループワークもありました。

ペアになった同僚のジェスチャーが余りにもヒドくて大笑い。でも、「神社の参道の真ん中は神様の通り道だから、人は真ん中を避けて歩く」なんてジェスチャー、難し過ぎ(笑)。ジェスチャーも慣れと発想が大事だとつくづく思いましたね。それと、当然ながら日本語で説明できない、言えないことは英語でも言えない(笑)。

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最後は"私たちのおもてなし5か条"をグループで話し合い、参加者全員で持ち寄り、その日の講座参加者全体での5か条を決めておしまい。頭も体も口も使ったおもてなし語学講座でした。

グループワークの時に「この前、丸の内で「Z08に行きたい」と聞かれた」という人がいて、最初は何のことかわからなかったけれど、メトロの駅番号だと気付いて、スマホで調べて半蔵門線の大手町駅だと教えた。という話がありました。

あの駅番号、各駅に番号がついてるのね、と漠然と思っていたけれど、駅名はローマ字で書かれていても発音まではわからないので、外国人観光客の方々は案外番号を頼りにしているのかもしれないですね。電車のアナウンスは聞き取り難いし限られた時間でホームの駅名を見て読むのも大変なので、「F15(副都心線 渋谷駅)で降りてね」などと言うと判り易いですもんね。

普段から日本語がわからない方の気持ちになって街や施設を見てみる目線も大切だなって思いました。

私は決して親切そうな見た目ではないのに、(流暢じゃないのに、笑)、英語でも日本語でもドンと来い風にふてぶてしく見えるのか、ボーッとしてスキがあるのか何なのか、海外へ行っても観光客から何かを訊かれたりすることがあり、(私は現地の人じゃないのになぁ…)と思いながら、「そのやり方で大丈夫」とか「それはあっち」とか「あそこは凄く良かったよ」とか答え、日本でも住んでいる場所柄、家の近所で外国の方から道を訊かれたり、店員さんと外国人の意思疎通の手伝いをするハメになったり、近くに座ってた人に成り行きでメニューの説明することになったり。

先日足利に行った時は「ライター貸して下さい」という台湾から来た男の子と、「何日ぐらい日本にいるの?」とか「観光は足利だけ?」とか「綺麗だったねー」とか、ちょっとした世間話をしたり、もちろん流暢とまではいかないけれど、声を掛けられたらやっぱり手助けできればと思うし、ささやかな交流も出来たらいいですもんね。

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私たちのおもてなし5か条は、月並みだけれどこちら。

今は大抵の方はスマホを持っているので、道案内ぐらいであれば指さしでOKだし、他のことも文字や絵で書いて見せるテもあり、先ほどのジェスチャーも案外使えて楽しくていいかもです(これ、的確じゃないと単にオカシな人になっちゃいますけど、笑)。今度、機会があったらジェスチャーも使ってみようかな。



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▲ by sohla | 2017-07-07 07:20 | みる・きく・かんがえる | Comments(0)
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