2014年 11月 29日

出先で一息入れるために寄ったドトールで、この写真と記事を見て不覚にも涙がこぼれた。メディアや人々は美談のように取り上げるかもしれない。確かにそうかもしれないけれど、私は悲しくてやるせない写真だと思う。
ファーガソンで"free hugs" のプラカードを掲げてデモをしていたこの黒人の男の子はまだ12歳。”家を一歩出たら、いつでも、どこでも、理由がなくても警察に撃たれる可能性があるから気をつけるように”と我が子に教えなければならない親、そうやって育てられる子どもたち。そんな悲しい社会がありますか。
黒人が警官に殺される確率は白人の4倍!
大陪審 異例の証拠写真公開ちょっと頬が赤くなってるけど日焼けしたん?と思えるような、警官が殴られたと主張する写真とやらを公開して透明性をアピールとは市民もナメられたもの。白人警官曰く、2発殴られて「3度目殴られたら死ぬかもしれないと思った」。だから"呼び止めて3分もしないうちに銃を発砲”、そして"頭部への3発を含む6発の銃弾をぶち込んでほぼ即死に(司法解剖の結果)。
大陪審は起訴を見送った理由について「目撃者の証言や証拠を精査した結果、起訴には当たらなかった」とするにとどめ、詳細な理由は公表していません。
しかし、司法当局は、25日間に及んだ大陪審の審議の内容を記した4700ページを超える書類や250枚を超える証拠写真などを公開しました。
この中には、黒人の少年を射殺した警察官の証言も含まれていて、警察官は、車道を歩いていた黒人の少年2人組が手にたばこを持っていたため、たばこの窃盗事件の容疑者かと思い、パトカーから降りようとしたところ、少年に顔を殴られるなどもみ合いになったため、車内から発砲したと証言しています。
そのあと少年が逃げたため、追いかけたところ、少年が自分の方に振り向いてきたため、発砲し射殺したとしています。
司法当局が公開した写真の中には、警察官が殴られたと主張する顔のほおの写真などもあり、通常は非公開のこうした証拠資料を公開することで、市民に透明性をアピールするねらいがあったものとみられます。
「デカい」「黒人」と殴り合いになって死ぬかもしれないと思ったら、逃げた相手が振り向いて怖いと感じたら、相手が子どもでも武器を持っていなくても警官は撃っていいしお咎めもなし。これがもし「デカい」「白人」だったら結果は違っていたと思う。
銃は臆病者の持ち物にちがいない。
How Ferguson showed us the truth about police
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by sohla
| 2014-11-29 21:12
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