2009年 10月 23日
バリ島2009 - 第12Kuningan週のSaniscara曜日
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今週末10/24はクニンガンですね。正式にはTumpek Kuningan. ウク暦は30週X7曜日の210日が1年。第1週~第30週までそれぞれ名前があって、その第12週目がKuninganという名前の週。で、その週の7曜日で言うとSaniscara、西洋暦で言うと土曜日に起こるのがHari Raya Kuningan.
そして、西洋暦は月~日曜日の7日からなる週(7曜週)だけだけれど、バリの暦ではたった1日からなる週、2日からなる週、3日からなる週・・・10日からなる週という、成り立つ日数が違う10の週があって、その10の週がそれぞれ持つ曜日の名前もあるんですね。で、これらが同時に流れていくという複雑なもの。
う~ん、表にするとこんな感じでしょうか(クリックすると多少大きくなります)。
この写真は今年のバリカレンダーではないんですが、写真の「24」は通常私達が慣れ親しんでいる1週間が7日の7曜週を表す数字なので、まぁカレンダーの24日ってことですね。
で、1曜週は左上の3行目にあるUripの数字を足して合計が奇数なら1曜週でLuang、偶数なら1曜週ではないということ。この場合は9+8となっているので、足して17だから奇数だから1曜週の第1曜日Luang。因みに、4、5年前のカレンダーはUripはこういう風に記載はされていなかったと思うんですけれど、ちゃんと改訂されてるんですねぇ。
1日しかない週なんだから、毎日が1曜週の第1曜日じゃないかって思うんですけれど、それが違うんですね。何でかはわかりません(笑)。でも、1曜週と2曜週は相互関係にあって、2曜週の第1曜日Mengaの日は1曜週は存在せず、2曜週の第2曜日Pepetの日はいつも1曜週Luangになるとのこと。この写真の24という数字の右側にPepetとあって本当にその通り。
7曜週は数字で表され、1曜週はUripの合計が奇数か偶数か、もしくはMengaかPepetを見ればわかる。じゃ、1と7曜週を除いた残りの8つの週はというと、それらは数字の周り(左上・右上・左下・右下)に細かく書いてあるのがそれ。こんな感じの配置でしょうかね。
で、左上Kajengと右上K(e)liwonの名前が太文字になっているんですが、これがかの有名なKajeng-Kliwonの日。上の配置でいくと、左上の上段は3曜週の曜日名、右上の上段は5曜週の曜日名。なので、さっきの表で見ると、3曜週の第3曜日のKajengで、なおかつ5曜週の第5曜日のKliwonが重なった日ということ。
と言うことで、第12週Kuninganの週の、Kajeng-Kliwonの日(7曜週の第7曜日Saniscaraで土曜日)がTumpek Kuninganクニンガンの日になるわけです。って、私も「Sekala and Niskala」を読んで何となく仕組みと言うか読み方がわかっただけで、間違ってるかもしれないんですが(笑)。でも、こうやって解いていくとこの暦の仕組みは本当に良く出来てますよね。色々な情報が折り重なって1日が出来上がっているというか。
他にもUripとはどこから来るんだ?とか(これは、カレンダーの体系が書かれたロンタル経典にあるらしい)、210は4(曜週)・8(曜週)・9(曜週)では割り切れないのでどうするんだ?とか(これは閏年の様に足りない日数を決まった時期に挿入する)、ある週のある日と他のある週のある日が重なる日(Kajeng-Kliwonの様に意味のある重要な日)は何日間隔で起こるかはどう計算する?(これは、例えばKajeng-Kliwonなら3X5で15日ごととなる)、などなど色々色々あるみたいなんです。と言うか、それで構成されている様なもので気の遠くなる様な情報量。私なんかは出来上がった暦があるから、そこから遡って「あぁ、そうなんだ」「なるほど、そう一致するのか」って思いますけど、本来は逆で、そういう莫大な情報を積み重ねて組み立てて行った結果にこの暦が出来上がっているんだから、最初にどこからどうやって組み立てたら、こうやってちゃんとあちこちの辻褄が合うんだか本当に不思議。
私は、このところ何故かあともう少しでガルンガン&クニンガンって時に帰って来てしまう日程が多いんですよね。Megaには「もしガルンガン&クニンガンにまだ居るなら絶対にシンガラジャに一緒に連れて帰るのになぁ!今度は暦でガルンガン&クニンガンの日を探して、その日に合わせてバリにおいで!」って何度も何度も言われちゃいました。でも、現地の人はこの期間はよそ者を構ってる暇なんて無いほど忙しそうなのだけれど・・・。そのうちまた長く滞在することがあったら、いつかはガルンガン&クニンガン気分を味わえるかもですね。
そして、西洋暦は月~日曜日の7日からなる週(7曜週)だけだけれど、バリの暦ではたった1日からなる週、2日からなる週、3日からなる週・・・10日からなる週という、成り立つ日数が違う10の週があって、その10の週がそれぞれ持つ曜日の名前もあるんですね。で、これらが同時に流れていくという複雑なもの。
う~ん、表にするとこんな感じでしょうか(クリックすると多少大きくなります)。
この写真は今年のバリカレンダーではないんですが、写真の「24」は通常私達が慣れ親しんでいる1週間が7日の7曜週を表す数字なので、まぁカレンダーの24日ってことですね。
で、1曜週は左上の3行目にあるUripの数字を足して合計が奇数なら1曜週でLuang、偶数なら1曜週ではないということ。この場合は9+8となっているので、足して17だから奇数だから1曜週の第1曜日Luang。因みに、4、5年前のカレンダーはUripはこういう風に記載はされていなかったと思うんですけれど、ちゃんと改訂されてるんですねぇ。
1日しかない週なんだから、毎日が1曜週の第1曜日じゃないかって思うんですけれど、それが違うんですね。何でかはわかりません(笑)。でも、1曜週と2曜週は相互関係にあって、2曜週の第1曜日Mengaの日は1曜週は存在せず、2曜週の第2曜日Pepetの日はいつも1曜週Luangになるとのこと。この写真の24という数字の右側にPepetとあって本当にその通り。
7曜週は数字で表され、1曜週はUripの合計が奇数か偶数か、もしくはMengaかPepetを見ればわかる。じゃ、1と7曜週を除いた残りの8つの週はというと、それらは数字の周り(左上・右上・左下・右下)に細かく書いてあるのがそれ。こんな感じの配置でしょうかね。
と言うことで、第12週Kuninganの週の、Kajeng-Kliwonの日(7曜週の第7曜日Saniscaraで土曜日)がTumpek Kuninganクニンガンの日になるわけです。って、私も「Sekala and Niskala」を読んで何となく仕組みと言うか読み方がわかっただけで、間違ってるかもしれないんですが(笑)。でも、こうやって解いていくとこの暦の仕組みは本当に良く出来てますよね。色々な情報が折り重なって1日が出来上がっているというか。
他にもUripとはどこから来るんだ?とか(これは、カレンダーの体系が書かれたロンタル経典にあるらしい)、210は4(曜週)・8(曜週)・9(曜週)では割り切れないのでどうするんだ?とか(これは閏年の様に足りない日数を決まった時期に挿入する)、ある週のある日と他のある週のある日が重なる日(Kajeng-Kliwonの様に意味のある重要な日)は何日間隔で起こるかはどう計算する?(これは、例えばKajeng-Kliwonなら3X5で15日ごととなる)、などなど色々色々あるみたいなんです。と言うか、それで構成されている様なもので気の遠くなる様な情報量。私なんかは出来上がった暦があるから、そこから遡って「あぁ、そうなんだ」「なるほど、そう一致するのか」って思いますけど、本来は逆で、そういう莫大な情報を積み重ねて組み立てて行った結果にこの暦が出来上がっているんだから、最初にどこからどうやって組み立てたら、こうやってちゃんとあちこちの辻褄が合うんだか本当に不思議。
私は、このところ何故かあともう少しでガルンガン&クニンガンって時に帰って来てしまう日程が多いんですよね。Megaには「もしガルンガン&クニンガンにまだ居るなら絶対にシンガラジャに一緒に連れて帰るのになぁ!今度は暦でガルンガン&クニンガンの日を探して、その日に合わせてバリにおいで!」って何度も何度も言われちゃいました。でも、現地の人はこの期間はよそ者を構ってる暇なんて無いほど忙しそうなのだけれど・・・。そのうちまた長く滞在することがあったら、いつかはガルンガン&クニンガン気分を味わえるかもですね。
by sohla
| 2009-10-23 02:49
| それもバリ、これもバリ
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