2009年 08月 17日
渋谷の'明日の神話'
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岡本太郎の「明日の神話」を汐留で見たのはもう3年前のこと。昨日は珍しく渋谷へ行く用事があったので、「あ、そういえば明日の神話はマークシティに恒久設置されたのだったよな」と思い出し、どういう場所にどういう風に展示されているのかを見てみたくて行ってみたんです。
場所は1日約30万人が通行するというマークシティ内のJR線と京王井の頭線を結ぶ連絡通路。人通りのある通路の真ん中で立ち止まって見上げる訳にもいかないので、反対側の窓際、中二階(3階になる?)の様な通路へ上がって見ました。なるほど、こういうところに設置されたんですか。明るい自然光で見れるようになってるんですね。
ここを歩く人たちのどれくらいが、この絵を目にしたり意識したりしてるのかな・・・と、ちょっと考えちゃいました。絵のエネルギーも街のエネルギーも同じくらい強い、でも片や「これから遊びますよ!」ムードで目的地へ急ぐ人達には、目に見えていても見ていないみたいで、何となく、どうかなと。連絡通路の壁紙と言うか、装飾と言うか、ちょっとそんな寂しい感じも。
私、例えて言うならJR品川駅の大きな改札を出た正面に絵があって、人はそれを真っ直ぐ正面に見据えながら改札から出て行く、否が応でも絵に向かって歩いて行く、みたいな人の流れと絵が垂直方向の位置で設置されてるのかな、なんて勝手に想像してたんです。希望的観測で。考えてみれば、渋谷にそんなスペースはないですよね。当然、通路の壁面となると人の流れと絵が平行で、絵も高い位置に設置しているので、意識するとなると横を向いて尚且つ見上げながら歩くか、巨大な絵があるな~と漫然と空間を見ながら感じながら歩くとか。やっぱり、意識して「見るぞ」と言う人は、中二階(3階?)に上がったり、反対側の窓際から見たりって感じでしょうかね。あの広い空間が、もっと人が滞留出来る雰囲気だといいのに。
でも、あそこも緩いスロープになった通路なので、別に絵を見る為の場所って訳でもないんですよね、きっと。ガラスの柵も目線くらいの高さまであって、正面から絵を見るには私の身長(160cm)ではガラスが邪魔で凄く見難かったし。う~ん、汐留で一般公開された時の、触れるくらい近くから見上げて見た時の迫力がどうも印象に強くて・・・。
でも、30mに及ぶ絵を設置出来るところなんでそうそうなかっただろうし、マークシティは綺麗な空間だし、何と行っても渋谷の一等地ですもんね。
絵が設置されている反対側の窓から見える渋谷駅前の交差点。相変わらず人、人、人。それでもお盆だったので少しは人が少ないのかも。至近距離から遠く離れた向こうまでギッシリと人が詰まっていて、何だか気が遠くなりそうだわ目が点になりそうだわで。
右を見ても左を見ても同じ様な子たちばっかりだなぁと、20代前半の時に感じ始めてから、渋谷から足が遠のいてしまって、今では待ち合わせが渋谷と指定された時や、用事のある店が渋谷しか無い時に仕方なく行くくらい。色々お店もあるし楽しいんでしょうけれどもね。
でも、これからはこの'明日の神話'を眺めに時々立ち寄るかも知れないですね。マークシティ辺りまでだけですけれども(笑)。美術館や展覧会に行って色々と絵を見ることもあるのだけれど、同じ絵を何度も何度も見たいと思うことって私は余りないんです。でも、何となくこの絵は急に見たくなってしまうのですよね。私は絵の価値とか構図とかテクニックとか、良さ悪さというのは全く分からないのだけれど、見たいというより、そのスケールの大きさやエネルギー、強さやポジティブさとかが、'そこにある'のを感じたいと思うんでしょうね。
ここを歩く人たちのどれくらいが、この絵を目にしたり意識したりしてるのかな・・・と、ちょっと考えちゃいました。絵のエネルギーも街のエネルギーも同じくらい強い、でも片や「これから遊びますよ!」ムードで目的地へ急ぐ人達には、目に見えていても見ていないみたいで、何となく、どうかなと。連絡通路の壁紙と言うか、装飾と言うか、ちょっとそんな寂しい感じも。
私、例えて言うならJR品川駅の大きな改札を出た正面に絵があって、人はそれを真っ直ぐ正面に見据えながら改札から出て行く、否が応でも絵に向かって歩いて行く、みたいな人の流れと絵が垂直方向の位置で設置されてるのかな、なんて勝手に想像してたんです。希望的観測で。考えてみれば、渋谷にそんなスペースはないですよね。当然、通路の壁面となると人の流れと絵が平行で、絵も高い位置に設置しているので、意識するとなると横を向いて尚且つ見上げながら歩くか、巨大な絵があるな~と漫然と空間を見ながら感じながら歩くとか。やっぱり、意識して「見るぞ」と言う人は、中二階(3階?)に上がったり、反対側の窓際から見たりって感じでしょうかね。あの広い空間が、もっと人が滞留出来る雰囲気だといいのに。
でも、あそこも緩いスロープになった通路なので、別に絵を見る為の場所って訳でもないんですよね、きっと。ガラスの柵も目線くらいの高さまであって、正面から絵を見るには私の身長(160cm)ではガラスが邪魔で凄く見難かったし。う~ん、汐留で一般公開された時の、触れるくらい近くから見上げて見た時の迫力がどうも印象に強くて・・・。
でも、30mに及ぶ絵を設置出来るところなんでそうそうなかっただろうし、マークシティは綺麗な空間だし、何と行っても渋谷の一等地ですもんね。
絵が設置されている反対側の窓から見える渋谷駅前の交差点。相変わらず人、人、人。それでもお盆だったので少しは人が少ないのかも。至近距離から遠く離れた向こうまでギッシリと人が詰まっていて、何だか気が遠くなりそうだわ目が点になりそうだわで。
右を見ても左を見ても同じ様な子たちばっかりだなぁと、20代前半の時に感じ始めてから、渋谷から足が遠のいてしまって、今では待ち合わせが渋谷と指定された時や、用事のある店が渋谷しか無い時に仕方なく行くくらい。色々お店もあるし楽しいんでしょうけれどもね。
でも、これからはこの'明日の神話'を眺めに時々立ち寄るかも知れないですね。マークシティ辺りまでだけですけれども(笑)。美術館や展覧会に行って色々と絵を見ることもあるのだけれど、同じ絵を何度も何度も見たいと思うことって私は余りないんです。でも、何となくこの絵は急に見たくなってしまうのですよね。私は絵の価値とか構図とかテクニックとか、良さ悪さというのは全く分からないのだけれど、見たいというより、そのスケールの大きさやエネルギー、強さやポジティブさとかが、'そこにある'のを感じたいと思うんでしょうね。
by sohla
| 2009-08-17 10:48
| 東京ココやソコ
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