2009年 08月 14日
真夏の夜の東京大薪能
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先週末だったか、今週だったか、つい最近だったと思うのだけれど、こんなチラシがポスティングされていたのです。
第12回 東京大薪能 8月13日(木) 会場/東京都庁・都民広場 入場無料
何でもこのところはお台場でやっていたイベントらしいんですが、全然知りませんでした。今回の会場が都庁の都民広場ってことなので、「へぇ~、東京都が無料の薪能なんてやってたんだ~」と思ったんですが、このチラシを見た感じでは別に東京都が主催しているわけではなく、都庁広場を提供している(=後援)ってだけなんでしょうね。
因みに、主催はNPO法人 世界芸術文化振興協会。あ~、前職でこちらからの電話を何度か受けた記憶があるなぁ(笑)。世界文化芸術?・・・いや、何だか順序が違う。世界芸術文化協会?・・・いや、何かが抜けてるな。世界芸術文化・・・え~っと、振興・・・協会!と、受ける度に聞き直していたんだった。因みに世界芸術文化~と検索すると、「んー、検索してもあんまりいいことない」と言う気分に(笑)。と、それはまぁ置いておいて。無料イベントのチラシをポスティングって、人件費も掛かるだろうに何となく不思議。こういうことやるんですね。
不思議なのは、どういう関係か後援に「エジプト・アラブ共和国大使館」とか「カンボジア王国政府/カンボジア大使館」なんてあって、薪能が始まる前には会場の一角でタリラリラ~ンと音楽に合わせてお姉さん達が民族舞踊を踊ってるんですよね。それも、隣同士で同時に別の曲掛けてそれぞれ踊ってるし。これから幽玄な世界を繰り広げようってのに不思議な余興。
こ、このミスマッチの意図は一体・・・???(笑)。
ま、世界芸術文化振興・・・ですもんね。
そんなことより都庁ビルの谷間になる都民広場が無風で地獄のように蒸し暑い。立ってるだけで汗が吹き出て来て、めったに汗なんて拭わない私がハンカチで顔を拭う拭う。
開場17:30、開演18:30ってことだったので、18:00頃に覗いてみたのだけれど、あれまぁ「整理券の配布は終了しました」なんて張り紙がしてある。整理券を配るほど人が来るってことなのね。そして中へ入ると広場一杯に準備された椅子席は既に満杯。あれ、数千人分の席はあったんじゃないだろうか。皆さん、どんだけ並んだんだろう?凄いなぁ・・・。
「立ち見になりますので、奥の方へお進み下さ~い」ということだけれど、張られているロープの中で見ようと、外で見ようと、こうなったら変わりはないので、ロープをまたいで外側に出て遠くからしばらく見物。・・・と思ったのだけれど、何しろ暑くて不快、蒸して不快、汗が全身から吹き出て、あともうちょっとで開演というところだと言うのに「こりゃ私は我慢出来ないや」とすんなり決定(笑)。
あんなソヨッとも風のない蒸し風呂の中、おまけに薪が焚かれている脇で衣装を着けて、その上面まで着けて舞う方々は、気を失いそうになるんじゃないだろうか、大丈夫なんだろうか。
えっ?何で開演前の写真ばっかりかって?それは、暑さに負けて肝心の演目は見ずに引き揚げちゃったから(笑)。軟弱本領発揮。Yシャツ姿の会場整理のスタッフのお兄さん達も暑くて大変ですよ。「花壇には座らないで下さ~い」「施設から注意が来ましたので~」「地面になら座って頂いて結構で~す」なんて声を張り上げて歩き回ってるんですもん。地面なら座ってOKって、そりゃそうだろうさ。何にも見えないけどね(笑)。あ、会場には「撮影禁止」という張り紙がしてあるのだけれど、携帯カメラやデジカメで撮ってる人はスルーだったので、上演中は禁止ってことなのかな。
と言うことで、19:30に京王プラザのロビーで待ち合わせをして夕食の約束をしていて、まだ時間があるので三井ビルのドトールに駆け込んだら今度はクラー効きすぎ。あんだけ汗ミドロになったのに思わず「ブレンド、ホットで!」って頼んでしまったのは、クーラーの効きを感知して条件反射。ふぅ、ヒートアイランドの熱波渦巻く外と、クーラー冷え冷えの内を行き来するのは、やっぱりこの辺りの夏だなぁ・・・と。
暑さは別として、夏の盛りにこんなビルの谷間で薪能ってのもいいもんです(って、観なかったクセに、笑)。でも、会場に冷たい飲み物とか屋台が出てたらもっといいのに。あの広場はそういうの禁止なんですかね。しかし、あの観客の多さにビックリ、そして忍耐強さに脱帽。無料に惹かれて(笑)行ってみたものの、暑さに負けて簡単に諦めたのも無料ゆえ。しかし、薪能って人が集まるのだなぁ。夏・屋外・夕闇・かがり火・古典芸能・・・この雰囲気が非日常的でいいのですよね。
それはそうと、京王プラザの本館ロビーにあるギャラリー(新宿駅方面の入り口から入って左側、スロープ沿い)って、ギャラリーという感じはしなくてロビーなんですけど、奥のカクテル&ティーラウンジだったかに続く空間は、天井から下がった何本もの行灯の様な和の照明が、明かりの柱みたいになって薄暗い空間をぼんやりと照らしていて、その中に座ってると別世界に居るようで妙に落ち着くんですよ。
そのロビーに座ってぼんやりと人の行き来を見ていたのだけれど、いつもより宿泊客で賑わってる感じがしましたね。このところこのホテルはアジア系の人が多いな~という印象なのだけれど、結構欧米系の人も来てるなぁと。欧米は夏期休暇も長いだろうし、本当にヴァケーション満喫って感じでしょうね。いいな。って、長い夏期休暇を羨むのは、今の私はお門違いですけれど(笑)。
叶うことならば、気温34℃も35℃も、照りつける日差しも私としてはいいのだけれど、湿度のもうとっと低い日が少しでもあってくれると嬉しいのだけれど・・・。
第12回 東京大薪能 8月13日(木) 会場/東京都庁・都民広場 入場無料
何でもこのところはお台場でやっていたイベントらしいんですが、全然知りませんでした。今回の会場が都庁の都民広場ってことなので、「へぇ~、東京都が無料の薪能なんてやってたんだ~」と思ったんですが、このチラシを見た感じでは別に東京都が主催しているわけではなく、都庁広場を提供している(=後援)ってだけなんでしょうね。
因みに、主催はNPO法人 世界芸術文化振興協会。あ~、前職でこちらからの電話を何度か受けた記憶があるなぁ(笑)。世界文化芸術?・・・いや、何だか順序が違う。世界芸術文化協会?・・・いや、何かが抜けてるな。世界芸術文化・・・え~っと、振興・・・協会!と、受ける度に聞き直していたんだった。因みに世界芸術文化~と検索すると、「んー、検索してもあんまりいいことない」と言う気分に(笑)。と、それはまぁ置いておいて。無料イベントのチラシをポスティングって、人件費も掛かるだろうに何となく不思議。こういうことやるんですね。
不思議なのは、どういう関係か後援に「エジプト・アラブ共和国大使館」とか「カンボジア王国政府/カンボジア大使館」なんてあって、薪能が始まる前には会場の一角でタリラリラ~ンと音楽に合わせてお姉さん達が民族舞踊を踊ってるんですよね。それも、隣同士で同時に別の曲掛けてそれぞれ踊ってるし。これから幽玄な世界を繰り広げようってのに不思議な余興。
こ、このミスマッチの意図は一体・・・???(笑)。
ま、世界芸術文化振興・・・ですもんね。
そんなことより都庁ビルの谷間になる都民広場が無風で地獄のように蒸し暑い。立ってるだけで汗が吹き出て来て、めったに汗なんて拭わない私がハンカチで顔を拭う拭う。
開場17:30、開演18:30ってことだったので、18:00頃に覗いてみたのだけれど、あれまぁ「整理券の配布は終了しました」なんて張り紙がしてある。整理券を配るほど人が来るってことなのね。そして中へ入ると広場一杯に準備された椅子席は既に満杯。あれ、数千人分の席はあったんじゃないだろうか。皆さん、どんだけ並んだんだろう?凄いなぁ・・・。
「立ち見になりますので、奥の方へお進み下さ~い」ということだけれど、張られているロープの中で見ようと、外で見ようと、こうなったら変わりはないので、ロープをまたいで外側に出て遠くからしばらく見物。・・・と思ったのだけれど、何しろ暑くて不快、蒸して不快、汗が全身から吹き出て、あともうちょっとで開演というところだと言うのに「こりゃ私は我慢出来ないや」とすんなり決定(笑)。
あんなソヨッとも風のない蒸し風呂の中、おまけに薪が焚かれている脇で衣装を着けて、その上面まで着けて舞う方々は、気を失いそうになるんじゃないだろうか、大丈夫なんだろうか。
暑さは別として、夏の盛りにこんなビルの谷間で薪能ってのもいいもんです(って、観なかったクセに、笑)。でも、会場に冷たい飲み物とか屋台が出てたらもっといいのに。あの広場はそういうの禁止なんですかね。しかし、あの観客の多さにビックリ、そして忍耐強さに脱帽。無料に惹かれて(笑)行ってみたものの、暑さに負けて簡単に諦めたのも無料ゆえ。しかし、薪能って人が集まるのだなぁ。夏・屋外・夕闇・かがり火・古典芸能・・・この雰囲気が非日常的でいいのですよね。
それはそうと、京王プラザの本館ロビーにあるギャラリー(新宿駅方面の入り口から入って左側、スロープ沿い)って、ギャラリーという感じはしなくてロビーなんですけど、奥のカクテル&ティーラウンジだったかに続く空間は、天井から下がった何本もの行灯の様な和の照明が、明かりの柱みたいになって薄暗い空間をぼんやりと照らしていて、その中に座ってると別世界に居るようで妙に落ち着くんですよ。
そのロビーに座ってぼんやりと人の行き来を見ていたのだけれど、いつもより宿泊客で賑わってる感じがしましたね。このところこのホテルはアジア系の人が多いな~という印象なのだけれど、結構欧米系の人も来てるなぁと。欧米は夏期休暇も長いだろうし、本当にヴァケーション満喫って感じでしょうね。いいな。って、長い夏期休暇を羨むのは、今の私はお門違いですけれど(笑)。
叶うことならば、気温34℃も35℃も、照りつける日差しも私としてはいいのだけれど、湿度のもうとっと低い日が少しでもあってくれると嬉しいのだけれど・・・。
by sohla
| 2009-08-14 08:27
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