2009年 05月 31日
お金の羽は
|

先週末、「○○さ~ん!」とドンドンドンッと名乗らずにドアを叩く人がいて、super不機嫌な声で「どなたですかっ」と聞き返したら、隣に住む大家さんと大工さんと思われるオジさんが立っていて、「このドア、新しいのに替えるからね!今度はスチール(だかアルミ)のになるから!」と言いながら、大工のオジさんが寸法を測ったり納まりを見たりして行ったんだった。
今時、スチールだかアルミのドアに替えるって、じゃぁ今まではどんなドアだったんだ?と言う感じなのだけれど、木目調プリント合板みたいなので出来た扉に明り取りの擦りガラスが入った小窓がついたもの。昔の質の悪い文化住宅の'勝手口のドア'みたいな感じのものが我家の玄関ドアってとこですか(笑)。まぁ、築数十年の木造アパートの佇まいには、ある意味非常にマッチしているのだけれど、「今時こんなドアねぇ・・・私でも蹴破れるよなぁ」ってなモノ。
その上、入り口外に軒が無いためモロに雨が当って、ドアの下の方の表面がベロンベロンに剥がれては、時ベニヤを当て(色が合ってない)ペンキを塗ったりしてくれて。そうそう、雨が酷いと室内たたきのコンクリートがジワッと濡れてきたりもして。こう書くと何て凄いアパートなんだろうって思うけれど、実際そうなんです。
隙間風もゴキブリ(それもデッカイのが)も入る、部材も安っぽい、陽が当らなくて暗い、寒い・・・と言い出せばキリがなく、何と酷いアパートか!と思うけれど、鉄筋コンクリートの家に住んだことがない私にとっては、何となく'昭和の古いアパート'とか'おばあちゃんの古い家'みたいな感じで、落着くといえば落着く場所なもので。なので、入り口のドアだけがピッカピカの永遠に朽ちないようなのになるのもちょっと不安、と言うか何となく嫌だなぁ。このベコベコの感じがマッチしてたのに。
前回か前々回の更新時期は、冷房専用のそれはそれは古~い窓用エアコン(スイッチを入れるとアパート全体が震える様な振動音がした)を、いきなり普通の冷暖エアコンに付け替えてくれたんだった。付け替えたと言ってもそれは私の部屋だけで、他の3、4室はそもそもエアコンなんて元々無かったのだから、それも凄い。
契約更新の時に必ず支払う更新料は、いつも何か腑に落ちないものがあるのだけれど、まぁ、あちこち手直しをしたりして少しは借主に還元してくれてるってことなんだろうか。私的にはこの古い古いアパートを近代的にして欲しいとか、便利にして欲しいとか思ってなくて、このままの朽ちた味わい(笑)を古くて安普請でも綺麗に残してくれる方が嬉しいのだけれど。
あ、因みに大家さんはとても面倒見が良く一生懸命で良い方。いつもとってもお世話になってマス、はい。

そう言えば、昨日定額給付金の振込み完了通知が来てた、新宿区ですが。
やっと、やっと。
これは、更新料の足しに・・・。
って、もう「僅かだけど定額給付金が貰えるから買っちゃおー!」って、まだ貰ってもいない給付金を既に4、5回くらい使ってしまった気が。別に気が大きくなる訳ではないけれど、やっぱり、人間、棚からボタ餅的なお金が入るとなると、それを見越してお金を使ってしまうものなのね。って、それは私だけか。
最近、そういう習性はマズいなぁ・・・と、この経済危機でいつ仕事を失うかも知れない折り、やっと気付いた(遅過ぎ)。お金って、使わない様に心掛けていても出ていってしまうんだな。多分、目には見えないけれどジェット機並みの羽がついてるんだと思う。御利用は計画的に、本当に。
by sohla
| 2009-05-31 13:29
|
Comments(0)