2008年 12月 30日
年の瀬@デパ地下
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明日は、恒例の伊勢丹・当日限りお持ち帰りおせちを買うために朝早くから整理券を貰いに並ぶので、今日は実家から頼まれたり、いつも買っているもの少々を買出しに伊勢丹へ。買出しと言っても、母・姉と私とで別々にしているので、私が買うものと言ったらわずかなものなのですが。
本当は明日おせちを買う時に一緒に買い物が出来ればいいのですけれどね、晦日は予約おせちを取りに来る人やら最後の買出しの人やらで気絶するほど混んでいるんです。前日なら多少はいいかも、と行ったのだけれど・・・
うりゃ!凄い人、人、人。
「レジの最後尾はこちらで~す」とか「松露の最後尾はこちらで~す」とか、プラカード持った従業員お兄さんが列を整理したり、買い物客の往来を妨げないように横断歩道みたいに「中継点」なんてプラカードまであったりして。お客さんはカート2段に食品をこぼれ落ちるほど積んで、「えっとモシモシ、その1カートで何万円のお会計になりマスカ?」みたいなのがダーッと列に並んでる。そうだ、年末年始の買い物ってこんな凄まじかったんだ。思い出した。
それに比べて人混みも並ぶのも苦手な私は、脇目もふらずに目指す品物へまっしぐら。まずは鎌倉・井上蒲鉾で梅はんぺんを買うために並ぶ、並ぶ、並ぶ。10分近く並んで紅白5枚入って1袋700円程度のものを買うのも何だかな~という気がしていたら、後ろに並んでいたご夫婦が「井上の蒲鉾って、二色玉子もいいのよね」と話しているのを小耳に挟んでしまった(笑)。どこかで卵焼きを買わなきゃと思っていたのだけれど、「そうなのか。松露の卵焼き買うには、また別の列に並びなおさなきゃならないしなぁ・・・。玉子つながりで二色玉子で済ませちゃおう!」と、梅はんぺんと二色玉子を購入。
でもね、やっぱり二色玉子って、卵焼きとは明らかに違うと思う。
隣の松露で卵焼きを買ったおじいちゃんが、井上蒲鉾の列の途中、ちょうど私の前に何事もなかったように並んでしまった。う~ん、困った。1時間も2時間も並ぶ列じゃないから入れてあげてもいいのだけれど、私の後ろに並んでいる人達もいるしなぁ。どうするか。エェイ、可哀相だけどちゃんと並んでもらおうという事で、
「おじいちゃん、今松露で卵焼き買ったの?次は井上蒲鉾で買いたいの?そしたら列に並ばないきゃならないの。あそこが列の最後だからね、ごめんね。ここからは並べないの」
と話してみた。かなりの高齢で耳も遠く歩くのもトボトボって感じのおじいちゃんで、自分が何を買いたいんだか、周りがどういう状況になってるんだか、私の言葉さえも余りよく分ってなかったみたい。何かお年寄りに冷たくしてるみたいでちょっと可哀相だったけど。列に並んでいた人達は、「あの人、おじいちゃん1人ぐらい入れてあげてもいいのにねぇ」って思ったんだろうか。それとも「仕方ないわね。やっぱり皆並んでるんだから」って思ったんだろうか。あ、そっか。おじいちゃんの買いたいものを聞いて、私が一緒に買ってあげるっていうテもあったんだなぁ・・・。そこまで頭がまわらなかった私。
丸餅、黒豚の味噌漬け、梅はんぺん、二色玉子、ソーセージ詰め合わせ。これで終了。
そう言えば母が生たらこを食べたいけれど塩分の制限があるからダメなのよね、なんて言っていたなぁと思いながら、いくら醤油漬けや明太子や筋子を眺めていたら、立派な甘塩たらこを発見。函館たらこ、100gが1000円。う~ん、私はそんな立派なたらこは買ったことない。でも100gって、一体どれくらいの量なんだろうか、と思っておばさんに聞いてみた。
「あの~、200gってだいたいどれくらいの量があるんだろう?」
「大体ひと腹が200gくらいかな。たらこのひと腹は2本でひと腹ね」
そっか。私はまた200gじゃぁみすぼらしい程の量しかないんじゃないかと思っていたけれど、結構太いしいいかも。おばさんが味見させてくれたけれど、たらこも粒がプチプチ弾力があってしっかりしてるんですねぇ。私は外国産とか解凍ものの安くてデレッとしたのしか食べたことがなかったので、「これは違うわ。美味しいかも」と感心。買ってしまいました200g。あ、多分ちゃんとしたたらこ100g1000円って、目玉が飛び出るほどは高いわけじゃないと思うんですけど、私にしちゃぁ・・・思い切った買い物(情けな~、笑)。
さて、今日の料理は柚子れんこんいなり寿司。
ちょっと前からおいなりさんが食べたくて作りたくて、やっと作りました。と言っても、れんこんやお揚げを煮て下作りをしたのは昨日のこと。2日掛りになっちゃった(笑)。全体的に薄味だけれど、れんこんのシャキシャキ感と柚子の味がいい感じに出来たので、明日実家にお裾分け。
実家は実家で近所に買出しに行ったそう。私は大晦日も家での仕事がある日なので、おせちを届けたら帰って来てしまうのだけれど、元旦に兄家族が私とすれ違いに実家へ来るので、その時こうやって四方八方で買出しした食材がペロッと平らげられるわけです。お正月って何やかやと食卓が溢れんばかりの食べ物で埋め尽くされていいですよね。
路上で新年を迎えなければならない人達、年が変ろうと空腹を満たす僅かな食べ物さえない人達、戦地で任務につきながら祝う人達、爆撃でいつやられるかと怯えながら年を越す人達・・・それを思うと、先のことは分らない世の中になってしまったと嘆きつつも、こうやって好きなものを買って、好きなものを食べて新しい年を迎えられるってのは幸せなこと。
そうだなぁ、そういう国の人達がこの年の瀬から初売りのデパートを見たら、食べ物が溢れ、山ほど食べ物がつまれたカートが行き来し、人々は次々と買い物をしていく・・・びっくりするかもしれないですよね。いつかそんな人達にも同じように、贅沢じゃなくても穏やかで安全で豊かな普通の暮らしが出来る日が来るといいのですけれど。
本当は明日おせちを買う時に一緒に買い物が出来ればいいのですけれどね、晦日は予約おせちを取りに来る人やら最後の買出しの人やらで気絶するほど混んでいるんです。前日なら多少はいいかも、と行ったのだけれど・・・
うりゃ!凄い人、人、人。
「レジの最後尾はこちらで~す」とか「松露の最後尾はこちらで~す」とか、プラカード持った従業員お兄さんが列を整理したり、買い物客の往来を妨げないように横断歩道みたいに「中継点」なんてプラカードまであったりして。お客さんはカート2段に食品をこぼれ落ちるほど積んで、「えっとモシモシ、その1カートで何万円のお会計になりマスカ?」みたいなのがダーッと列に並んでる。そうだ、年末年始の買い物ってこんな凄まじかったんだ。思い出した。
それに比べて人混みも並ぶのも苦手な私は、脇目もふらずに目指す品物へまっしぐら。まずは鎌倉・井上蒲鉾で梅はんぺんを買うために並ぶ、並ぶ、並ぶ。10分近く並んで紅白5枚入って1袋700円程度のものを買うのも何だかな~という気がしていたら、後ろに並んでいたご夫婦が「井上の蒲鉾って、二色玉子もいいのよね」と話しているのを小耳に挟んでしまった(笑)。どこかで卵焼きを買わなきゃと思っていたのだけれど、「そうなのか。松露の卵焼き買うには、また別の列に並びなおさなきゃならないしなぁ・・・。玉子つながりで二色玉子で済ませちゃおう!」と、梅はんぺんと二色玉子を購入。
でもね、やっぱり二色玉子って、卵焼きとは明らかに違うと思う。
隣の松露で卵焼きを買ったおじいちゃんが、井上蒲鉾の列の途中、ちょうど私の前に何事もなかったように並んでしまった。う~ん、困った。1時間も2時間も並ぶ列じゃないから入れてあげてもいいのだけれど、私の後ろに並んでいる人達もいるしなぁ。どうするか。エェイ、可哀相だけどちゃんと並んでもらおうという事で、
「おじいちゃん、今松露で卵焼き買ったの?次は井上蒲鉾で買いたいの?そしたら列に並ばないきゃならないの。あそこが列の最後だからね、ごめんね。ここからは並べないの」
と話してみた。かなりの高齢で耳も遠く歩くのもトボトボって感じのおじいちゃんで、自分が何を買いたいんだか、周りがどういう状況になってるんだか、私の言葉さえも余りよく分ってなかったみたい。何かお年寄りに冷たくしてるみたいでちょっと可哀相だったけど。列に並んでいた人達は、「あの人、おじいちゃん1人ぐらい入れてあげてもいいのにねぇ」って思ったんだろうか。それとも「仕方ないわね。やっぱり皆並んでるんだから」って思ったんだろうか。あ、そっか。おじいちゃんの買いたいものを聞いて、私が一緒に買ってあげるっていうテもあったんだなぁ・・・。そこまで頭がまわらなかった私。
丸餅、黒豚の味噌漬け、梅はんぺん、二色玉子、ソーセージ詰め合わせ。これで終了。
そう言えば母が生たらこを食べたいけれど塩分の制限があるからダメなのよね、なんて言っていたなぁと思いながら、いくら醤油漬けや明太子や筋子を眺めていたら、立派な甘塩たらこを発見。函館たらこ、100gが1000円。う~ん、私はそんな立派なたらこは買ったことない。でも100gって、一体どれくらいの量なんだろうか、と思っておばさんに聞いてみた。
「あの~、200gってだいたいどれくらいの量があるんだろう?」
「大体ひと腹が200gくらいかな。たらこのひと腹は2本でひと腹ね」
そっか。私はまた200gじゃぁみすぼらしい程の量しかないんじゃないかと思っていたけれど、結構太いしいいかも。おばさんが味見させてくれたけれど、たらこも粒がプチプチ弾力があってしっかりしてるんですねぇ。私は外国産とか解凍ものの安くてデレッとしたのしか食べたことがなかったので、「これは違うわ。美味しいかも」と感心。買ってしまいました200g。あ、多分ちゃんとしたたらこ100g1000円って、目玉が飛び出るほどは高いわけじゃないと思うんですけど、私にしちゃぁ・・・思い切った買い物(情けな~、笑)。
さて、今日の料理は柚子れんこんいなり寿司。
ちょっと前からおいなりさんが食べたくて作りたくて、やっと作りました。と言っても、れんこんやお揚げを煮て下作りをしたのは昨日のこと。2日掛りになっちゃった(笑)。全体的に薄味だけれど、れんこんのシャキシャキ感と柚子の味がいい感じに出来たので、明日実家にお裾分け。
実家は実家で近所に買出しに行ったそう。私は大晦日も家での仕事がある日なので、おせちを届けたら帰って来てしまうのだけれど、元旦に兄家族が私とすれ違いに実家へ来るので、その時こうやって四方八方で買出しした食材がペロッと平らげられるわけです。お正月って何やかやと食卓が溢れんばかりの食べ物で埋め尽くされていいですよね。
路上で新年を迎えなければならない人達、年が変ろうと空腹を満たす僅かな食べ物さえない人達、戦地で任務につきながら祝う人達、爆撃でいつやられるかと怯えながら年を越す人達・・・それを思うと、先のことは分らない世の中になってしまったと嘆きつつも、こうやって好きなものを買って、好きなものを食べて新しい年を迎えられるってのは幸せなこと。
そうだなぁ、そういう国の人達がこの年の瀬から初売りのデパートを見たら、食べ物が溢れ、山ほど食べ物がつまれたカートが行き来し、人々は次々と買い物をしていく・・・びっくりするかもしれないですよね。いつかそんな人達にも同じように、贅沢じゃなくても穏やかで安全で豊かな普通の暮らしが出来る日が来るといいのですけれど。
by sohla
| 2008-12-30 21:39
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