2006年 04月 12日
Batik Painting - 2
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Nyoman先生は日本へも行ったことがあって、「日本の伝統的な衣装を着て、見とれるほど美しい女性がエスコートしてくれる店へ京都で行ったことがあるんだ。日本語で何て言ったかなぁ、特別な職業なんだけど。とにかくプロフェッショナルなんだ。凄く綺麗だからそばでズーッと見ちゃってね、その上知識が豊富で非常に頭が良くて何でも知っていて、英語で「お国はどちらですか」なんて聞かれて「バリです」って言うと、「あぁ、いつか行って見たい」って言ってた。彼女達のエスコートを受けるのに日本の友人は凄く高いお金を払ったんだよ。普通の人は出来ないんでしょう?バリで画家をしているって言ったら「私の絵を描いてくれますか?」って頼まれてね、僕はそんな高い金も払えないからその場で彼女の分と自分の分と2枚絵を描いて1枚をあげたんだ」って話してました。
「ゲイシャ?」
「あぁ・・・そうそう、ゲイシャ」
たまたま舞妓さん柄の手拭を持っていたので、翌日それを見せて「こんな感じでした?」って聞くと、「あぁ、これこれ」って(笑)。
そして「このゲイシャ(舞妓さん)を2枚目のバティックで染めてみる?今度は背景全体にひび割れを入れるテクニックを使うから、凄く綺麗になると思うよ」という話になり、早速2枚目のバティックはゲイシャ柄に決定。
今度はササッと書き写すだけなのでそう時間を掛けずに下絵を完成。丸写しも脳がないので、帯の下部に蓮の花、上部にバリっぽい蔓草模様を入れて"バリ風ゲイシャ"に(笑)。「蓮の葉っぱはこんな感じがいいよ。足元は京都の石畳風にして、花びらを散らしてね、そしてチャナン・サリも」と、先生が手直ししてくれます。
さて、昨日のやり掛けの1枚目のバティック。色を全て着けた後、背景とひび割れを入れるために昨日パラフィンを塗ったところ以外(着色したところ全て)にさらに蝋を塗ります。背景を染めた時に染まらない様に防染の為です。その後、アシスタントの男の子が染の下処理をして、いよいよインディゴ染をしてくれます。
下処理で何か黄色っぽい液体を塗っているんですけれど、何だか聞くの忘れました(恥)。写真手前のバティックは一足先に染め上がったリンディのブッダと花のバティック。
ちなみにリンディは出来上がったものの、自分の着色にいまいちご不満な様子で、ここをこうした方が良かったのかも、とさかんに首を捻ってました。さすが研究熱心、反省も怠りません。
インディゴ染料ににザパッと生地ごと浸すのかと思ったら、トタンの上に平らに広げた布の上から染料をかけ、手で塗りこむように染めて行きました。見る見る真に真っ青に染まって行きます。
インディゴで染めた後に、鍋に熱湯を沸かしながらシャバシャバと生地を浸して蝋を落とします。
「あの・・・それ素手でやって熱くない?」
「エヘヘ、熱いよ」
「ほら、蝋が溶け落ちてこんな感じだよ」
この後、水洗いをして乾燥させて遂に完成。
私もリンディの様に反省点は沢山あって、よく見るとやっぱり蝋の線は汚いし、色の出具合も想像とは違ったり、そもそも絵が下手とか色々思ったんですけれど、それでもやっと初めて染め上がった嬉しさの方が大きくて、初めてにしては上出来!と自己満足。この当りはリンディとは違って自分に甘いですよね(笑)。
いいんです、いいんです。
さて、翌日はオゴオゴ、そしてその翌日はニュピなのでレッスンもお休み。明々後日からあと2回のレッスンです。下絵を描いた"バリ風ゲイシャ"を仕上げて、最後に別のテクニックを使ってもう1枚製作するそうです。
その日レッスンが終わってから、まだ行った事がなかったARMA - Agung Rai Museum
of Art(アグン・ライ美術館)へ。その事を話すと、実はNyoman先生はこのアグン・ライ氏とは親友らしく、「会ったら僕からヨロシクと伝えておいてね。あ、後で彼に電話を入れておくよ」とのこと。
いや、アグン・ライ氏と言えばバリ島有数の絵画収集家としてとても有名な方。そんな、簡単に「伝えておいてね」なんて言われても、私のつたない英語やインドネシア語で「Bapak Nyomanがヨロシクと言っていました」な~んて言うのは恐れ多いんですけれど・・・。ま、いいか。行った時にアグン・ライ氏がいるかどうかも分らないですもんね。ということで、宿の手配などをしてくれたマデさんの車で行ってきま~す。
「ゲイシャ?」
「あぁ・・・そうそう、ゲイシャ」
たまたま舞妓さん柄の手拭を持っていたので、翌日それを見せて「こんな感じでした?」って聞くと、「あぁ、これこれ」って(笑)。
そして「このゲイシャ(舞妓さん)を2枚目のバティックで染めてみる?今度は背景全体にひび割れを入れるテクニックを使うから、凄く綺麗になると思うよ」という話になり、早速2枚目のバティックはゲイシャ柄に決定。
今度はササッと書き写すだけなのでそう時間を掛けずに下絵を完成。丸写しも脳がないので、帯の下部に蓮の花、上部にバリっぽい蔓草模様を入れて"バリ風ゲイシャ"に(笑)。「蓮の葉っぱはこんな感じがいいよ。足元は京都の石畳風にして、花びらを散らしてね、そしてチャナン・サリも」と、先生が手直ししてくれます。
さて、昨日のやり掛けの1枚目のバティック。色を全て着けた後、背景とひび割れを入れるために昨日パラフィンを塗ったところ以外(着色したところ全て)にさらに蝋を塗ります。背景を染めた時に染まらない様に防染の為です。その後、アシスタントの男の子が染の下処理をして、いよいよインディゴ染をしてくれます。
下処理で何か黄色っぽい液体を塗っているんですけれど、何だか聞くの忘れました(恥)。写真手前のバティックは一足先に染め上がったリンディのブッダと花のバティック。
ちなみにリンディは出来上がったものの、自分の着色にいまいちご不満な様子で、ここをこうした方が良かったのかも、とさかんに首を捻ってました。さすが研究熱心、反省も怠りません。
インディゴ染料ににザパッと生地ごと浸すのかと思ったら、トタンの上に平らに広げた布の上から染料をかけ、手で塗りこむように染めて行きました。見る見る真に真っ青に染まって行きます。
インディゴで染めた後に、鍋に熱湯を沸かしながらシャバシャバと生地を浸して蝋を落とします。
「あの・・・それ素手でやって熱くない?」
「エヘヘ、熱いよ」
「ほら、蝋が溶け落ちてこんな感じだよ」
この後、水洗いをして乾燥させて遂に完成。
私もリンディの様に反省点は沢山あって、よく見るとやっぱり蝋の線は汚いし、色の出具合も想像とは違ったり、そもそも絵が下手とか色々思ったんですけれど、それでもやっと初めて染め上がった嬉しさの方が大きくて、初めてにしては上出来!と自己満足。この当りはリンディとは違って自分に甘いですよね(笑)。
いいんです、いいんです。
さて、翌日はオゴオゴ、そしてその翌日はニュピなのでレッスンもお休み。明々後日からあと2回のレッスンです。下絵を描いた"バリ風ゲイシャ"を仕上げて、最後に別のテクニックを使ってもう1枚製作するそうです。
その日レッスンが終わってから、まだ行った事がなかったARMA - Agung Rai Museum
of Art(アグン・ライ美術館)へ。その事を話すと、実はNyoman先生はこのアグン・ライ氏とは親友らしく、「会ったら僕からヨロシクと伝えておいてね。あ、後で彼に電話を入れておくよ」とのこと。
いや、アグン・ライ氏と言えばバリ島有数の絵画収集家としてとても有名な方。そんな、簡単に「伝えておいてね」なんて言われても、私のつたない英語やインドネシア語で「Bapak Nyomanがヨロシクと言っていました」な~んて言うのは恐れ多いんですけれど・・・。ま、いいか。行った時にアグン・ライ氏がいるかどうかも分らないですもんね。ということで、宿の手配などをしてくれたマデさんの車で行ってきま~す。
by sohla
| 2006-04-12 00:14
| それもバリ、これもバリ
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