2006年 06月 11日
ワールドカップに盛り上がるインドネシア人たちの気持ち
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昨日のブログでサッカーの話が出たのですが、ちょうど2006 FIFAワールドカップもドイツで始まりましたね。JakartaPostにサッカーのワールドカップ関連の記事が出てました。
インドネシアといえばバドミントン。ウディンさんも週に3回プレーしていると言ってましたが、庶民に親しまれているだけではなくて国技の様なもの。あ、逆ですね、国技の様なものだから庶民にも親しまれているんですね、きっと。オリンピックでもメダルを取っているし、ナショナルチームの選手はヨーロッパでプロとして活躍していたり、日本にも指導に来たりしています。
ウブドで泊まったUmaSariの少し先にはバドミントンコートがあって、私が到着した時は何かトーナメントがあったらしく、「大勢の人が見に来ているから、バイクの音がちょっとうるさいかも」って言われました。小さな村にもバドミントンコートは結構あって、子供だけではなく大人もちょっとしたお楽しみにバドミントンをやっているんですよね。日本やアメリカで街のちょっとした隙間にバスケットコートがあって、大人や子供がプレーしているのと同じ感じでしょうか。
それとは別に、(競技人口は別としても)今やサッカーは最も人気のあるスポーツで、TVでは生中継を含めて多くの試合が放映され、TV局や企業やメディも関連コンテストを開催したり、人々はあの国が優勝するだろうとか、あの選手が得点王になるだろうなどど話題にしたり、トロフィーのレプリカが展示されたり、当然街はワールドカップフィーバー。
でも、でも・・・
Where are our homegrown soccer idols?
地元出身の我らがサッカーアイドルはどこに?韓国、日本、サウジ、イラン・・・当然のように母国の選手のプレーに熱狂し釘付けになるのに、インドネシアだって取り残されたくない!他の国々の選手がプレーするのを見るだけ?いつ我々の代表を応援するチャンスが来るんだろう?半世紀後?それともそんな機会は来ないのか?我々に世界一になるという情熱や願望が欠けているのか?出場するアジアの4ヶ国に出来ることが、なぜ我々に出来ないのか?
"2億3千を超える人口がいるのに、何でたった"ベスト11"を選ぶのが難しいんだ?"
う~ん、これはワールドカップに初出場する以前の、日本のサッカーファンの気持ちも似たような感じだったかもしれないですねぇ。さすがに人口比では考えなかったと思いますけれど。
インドネシアは現在2つのサッカー・リーグがあって、多くのサポーターもいるけれども選手のスキル向上には役立っていない、インドネシア・サッカー協会は韓国代表監督だったフース・ヒディングの様なトップ・コーチを採用しようと提案したことがあるけれど、それで現状が改善される保証もない、また何人もの外国人監督を雇ったけれど毎回失敗。全ての都市に世界基準のサッカー場があるわけではない、いくつかの学校はサッカーをする選手もおらず、体育の授業がない学校さえある。日本での中田英寿、韓国でのパク・チソンの様なサッカー選手のアイドルもいない。そもそも選手の適正や水準がメジャーリーグにはほど遠い・・・と、サッカー人気の割りに国としての水準が上がらない事情があるわあるわ。
「政府が路上で厳しい生活をしているストリート・チルドレンを、サッカー選手になる様に採用すれば、彼らならフィールドでベストを尽して戦うだろう。我々にはそういったファイティング・スピリットが必要なんだ。」
そしてJakartaPostの記者曰く、
「実現可能な感じがするけど、果たして政府は耳を貸すかな?」
おいおい、実現可能かい?でも、インドネシアではこれが他の何よりも現実的な方法なのかもなぁ・・・と思わせられてしまうのが正にインドネシア。さて、彼らがワールドカップで自国の選手を応援する日はいつ来るんでしょう。そうなったら恐らく試合当日は国が機能しなくなるほど、みんな狂喜乱舞して応援するんじゃないかな。そんな光景を見て見たいですね。
インドネシアといえばバドミントン。ウディンさんも週に3回プレーしていると言ってましたが、庶民に親しまれているだけではなくて国技の様なもの。あ、逆ですね、国技の様なものだから庶民にも親しまれているんですね、きっと。オリンピックでもメダルを取っているし、ナショナルチームの選手はヨーロッパでプロとして活躍していたり、日本にも指導に来たりしています。
ウブドで泊まったUmaSariの少し先にはバドミントンコートがあって、私が到着した時は何かトーナメントがあったらしく、「大勢の人が見に来ているから、バイクの音がちょっとうるさいかも」って言われました。小さな村にもバドミントンコートは結構あって、子供だけではなく大人もちょっとしたお楽しみにバドミントンをやっているんですよね。日本やアメリカで街のちょっとした隙間にバスケットコートがあって、大人や子供がプレーしているのと同じ感じでしょうか。
それとは別に、(競技人口は別としても)今やサッカーは最も人気のあるスポーツで、TVでは生中継を含めて多くの試合が放映され、TV局や企業やメディも関連コンテストを開催したり、人々はあの国が優勝するだろうとか、あの選手が得点王になるだろうなどど話題にしたり、トロフィーのレプリカが展示されたり、当然街はワールドカップフィーバー。
でも、でも・・・
Where are our homegrown soccer idols?
地元出身の我らがサッカーアイドルはどこに?韓国、日本、サウジ、イラン・・・当然のように母国の選手のプレーに熱狂し釘付けになるのに、インドネシアだって取り残されたくない!他の国々の選手がプレーするのを見るだけ?いつ我々の代表を応援するチャンスが来るんだろう?半世紀後?それともそんな機会は来ないのか?我々に世界一になるという情熱や願望が欠けているのか?出場するアジアの4ヶ国に出来ることが、なぜ我々に出来ないのか?
"2億3千を超える人口がいるのに、何でたった"ベスト11"を選ぶのが難しいんだ?"
う~ん、これはワールドカップに初出場する以前の、日本のサッカーファンの気持ちも似たような感じだったかもしれないですねぇ。さすがに人口比では考えなかったと思いますけれど。
インドネシアは現在2つのサッカー・リーグがあって、多くのサポーターもいるけれども選手のスキル向上には役立っていない、インドネシア・サッカー協会は韓国代表監督だったフース・ヒディングの様なトップ・コーチを採用しようと提案したことがあるけれど、それで現状が改善される保証もない、また何人もの外国人監督を雇ったけれど毎回失敗。全ての都市に世界基準のサッカー場があるわけではない、いくつかの学校はサッカーをする選手もおらず、体育の授業がない学校さえある。日本での中田英寿、韓国でのパク・チソンの様なサッカー選手のアイドルもいない。そもそも選手の適正や水準がメジャーリーグにはほど遠い・・・と、サッカー人気の割りに国としての水準が上がらない事情があるわあるわ。
(そういえば、イスラム食堂で雨宿りがてら見たサッカーの試合は、東西対抗なんて書いてしまいましたけれど、もしかしたら2つのリーグを勝ち上がったチームが戦うチャンピオンシップみたいなものだったのかもですね。試合前の選手紹介で、結構外国人選手がいるんだな~って思ったものでした)そして、あるスポーツ評論家の意見・・・
「政府が路上で厳しい生活をしているストリート・チルドレンを、サッカー選手になる様に採用すれば、彼らならフィールドでベストを尽して戦うだろう。我々にはそういったファイティング・スピリットが必要なんだ。」
そしてJakartaPostの記者曰く、
「実現可能な感じがするけど、果たして政府は耳を貸すかな?」
おいおい、実現可能かい?でも、インドネシアではこれが他の何よりも現実的な方法なのかもなぁ・・・と思わせられてしまうのが正にインドネシア。さて、彼らがワールドカップで自国の選手を応援する日はいつ来るんでしょう。そうなったら恐らく試合当日は国が機能しなくなるほど、みんな狂喜乱舞して応援するんじゃないかな。そんな光景を見て見たいですね。
by sohla
| 2006-06-11 15:46
| それもバリ、これもバリ
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