2006年 06月 23日
ケテ・ケス(Kete Kesu)村集落
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集落へと通じる道は石畳になっていて観光地として整備されている感じですね。視界が開けたところにトンコナンと、それと対になった穀倉がずらっと並ぶ光景ははとても壮大で綺麗です。
草むらの水溜りならぬ泥溜りに身を沈めている水牛がご愛嬌。2頭の水牛にピッタリサイズの水溜りですね、というか窮屈そうですよ(笑)。
タナ・トラジャは「山の人の国」という意味ですが、元々は海洋民族で、伝説によると先祖は北の方角から船に乗って来たということになっています。海岸沿いに住んでいたものの、次第に他民族などに追われるなどして山岳地帯に住むようになったそうです。その為、家は舟形をし、先祖が来た北の方角を向いて建てられています。
船のへさきのように反り上がった屋根は、近くに寄ると本当に美しく大きく立派。そして壁面に施された彩色された彫刻も細かく圧巻です。配置、意匠など"意味を持った"芸術的な建物が、普通に人々が住む生活の場だった文化というのは、トラジャ族の誇りそのものという感じがして圧倒されます。
ここで売られている彫刻は、もちろん空港の土産物店で売られている様な簡単で雑な彫刻のものもあるのですが、他のどこのお土産物やさんよりも細かく精巧で綺麗な仕上がりのものがあると思います。「多分ここの彫刻はそこそこ値段もするだろうな~」と思いながら小さな店内を見ていたのですが、ちゃんとしたトラジャの彫刻を1つ欲しいと思っていたので、何か買う方向で色々と品定めをし始めます。勿論、ウディンさんも私がここでお金を落とす事を期待(笑)。
さてさて、また難儀な値段交渉です。
by sohla
| 2006-06-23 23:53
| それもバリ、これもバリ
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