2007年 02月 11日
バティックで夜鍋
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11/20にMundukから戻って来て、翌日からは行く前に少し手をつけていた3枚目のバティックの続きを始めました。26日にはバリを発ってジョグジャカルタに向かうので、作業が出来るのは正味5日間。留守にする前は「結構進み具合は順調、順調!」な~んて思っていたんですけれど、何故か戻って来てから作業のペースがガックリ落ちてしまったんですよね。
これ、やっぱり自分が思っている以上に疲れが出ていたんだと思います。暑さの疲れ。
ちょっとピッチを上げなきゃと8時半頃から作業を始めたいと思って、8時頃に朝食を食べるようにしたんですけれど、食べ終わる頃にはもう気温がかなり上っているんですよね。屋外と言っても一応屋根のあるところなのでお日様に当ってるわけじゃないんですけれど、何て言うんでしょうか、ジトッと暑いというよりガッツリ暑いんです(笑)。
で、作業は火の側。灯油で火を焚くコンロ(だったと思う)なので、灯油の匂い+蝋の匂い、そしてガッツリ暑さ。なのでやっぱり根を詰めて作業しているうちに作業ペースが落ちて来ちゃうんですよね。「ふぅ、もぅ暑い、暑い・・・何だか全然はかどらないなぁ・・・ふぅ」って感じです。
そんな暑さの中で、ハウスの庭にたわわに実ったマンゴーもボテッ、ゴトンと落ちてます(笑)。それを拾ってはヌガさんが「ホラ、食べてー」と切り分けてくれます。ふぅ、まだ熟してない若いマンゴーが、かえってさっぱりして美味しいです。
これがやっと蝋描きが仕上がった状態の3枚目。多少描き始めていたとは言え、Munduk以降は丸々3日朝から晩まで描き続けて、何とか染められる状態になったのがバリを発つ2日前。
実はその3日間のうちの2日は夜10時まで描いていたんです(涙)。いや~、まさかそんな夜まで、裸電球の下で1人黙々と残業(笑)するとは思ってもみなかったです。みんなは4時とか4時半頃(だったかな)に1日の作業を終えるんですけれど、私はさすがに作り終えることが出来なさそうな気配がして来たので、「残業なの?」といわれる中「ん・・・うん・・・」と作業続行です。
バリの夜10時って、都会の10時とは違って、ドップリと夜なんですよね(笑)。人々は眠りに付く時間というか。1人で作業と言っても、火の始末やら蝋の加減があるので、タカシさんがそういった面倒を見てくれる為に付き合ってくれて、何だか申し訳なかったです。だって、バリの人は普通は早寝早起きですもんね、タカシさんにしてみれば「ったくぅ、何時までやるの?」って感じたったと思います(笑)。申し訳ナイ。
でも、結構この2夜の夜鍋(笑)は、体力的にはちょっとキツかったんですけれど、何だか凄く印象に残ってるんですよ。ヘロヘロになりながらもバリの夜のしじまにドップリと浸かれたって言うのか、日暮れから夜へ・・・あぁ、1日ってこうやって終わって行くんだな・・・なんて思ったりして。
ボワッとした電灯の下で、タカシさんと日本語のことや日本のことなどお喋りしながら作業していたんですけれど、時折フラッと来てはちょっと話をして帰って行くYuda家の顔見知りの男達、辺りの闇、ジーッという虫の音、その他は何も音がしない夜の気配・・・「何で私はバリまで来て夜まで残業してるんだ?」と思いながら、「これ、本当に仕上がるんだろうか?」と焦りながら、でも何だか妙に穏やかな時間なんですよね。
と、右の目の端にチョロチョロと動くものが(笑)。
「タカシさん!ネズミが見に来てる!」
「えぇ?どこどこ、ホント?」
そんなことも夜のしじまのご愛嬌(笑)。前日の夜に夕食を一緒に食べる約束をしていたのにすっぽかしたドライバーのワヤンも、お詫びの印ってことなのか「えぇ?まだやってるのー!じゃ晩ご飯を差し入れしてあげる」と、カフェワヤンのナシ・チャンプルを差し入れしてくれたりして。何となく食欲が無かったので余り食べられなかったんですけれどね。あ、そうそう、日中はYukiさんも「ちょっと休憩したいでしょう?していいわよ」と言って、私がチャンティンを置いてボケーッとしている間、蝋描きを手伝って進めてくれたんですよね。そうやって色々な人が面倒を見てくれたお陰で、2晩の夜鍋の末に蝋描きが完成したわけです。
1日12~13時間ブッ続けの蝋描き(いや、途中でダレて密度は薄いんですけれど、笑)・・・考えようによっては、そうやって没頭出来る環境と時間の中にいれるんですから贅沢なことですよね。ふぅ、残り2日で染め上げて、何とか心置きなくジョグジャへ発てるようです。
これ、やっぱり自分が思っている以上に疲れが出ていたんだと思います。暑さの疲れ。
ちょっとピッチを上げなきゃと8時半頃から作業を始めたいと思って、8時頃に朝食を食べるようにしたんですけれど、食べ終わる頃にはもう気温がかなり上っているんですよね。屋外と言っても一応屋根のあるところなのでお日様に当ってるわけじゃないんですけれど、何て言うんでしょうか、ジトッと暑いというよりガッツリ暑いんです(笑)。
で、作業は火の側。灯油で火を焚くコンロ(だったと思う)なので、灯油の匂い+蝋の匂い、そしてガッツリ暑さ。なのでやっぱり根を詰めて作業しているうちに作業ペースが落ちて来ちゃうんですよね。「ふぅ、もぅ暑い、暑い・・・何だか全然はかどらないなぁ・・・ふぅ」って感じです。
そんな暑さの中で、ハウスの庭にたわわに実ったマンゴーもボテッ、ゴトンと落ちてます(笑)。それを拾ってはヌガさんが「ホラ、食べてー」と切り分けてくれます。ふぅ、まだ熟してない若いマンゴーが、かえってさっぱりして美味しいです。
これがやっと蝋描きが仕上がった状態の3枚目。多少描き始めていたとは言え、Munduk以降は丸々3日朝から晩まで描き続けて、何とか染められる状態になったのがバリを発つ2日前。
実はその3日間のうちの2日は夜10時まで描いていたんです(涙)。いや~、まさかそんな夜まで、裸電球の下で1人黙々と残業(笑)するとは思ってもみなかったです。みんなは4時とか4時半頃(だったかな)に1日の作業を終えるんですけれど、私はさすがに作り終えることが出来なさそうな気配がして来たので、「残業なの?」といわれる中「ん・・・うん・・・」と作業続行です。
バリの夜10時って、都会の10時とは違って、ドップリと夜なんですよね(笑)。人々は眠りに付く時間というか。1人で作業と言っても、火の始末やら蝋の加減があるので、タカシさんがそういった面倒を見てくれる為に付き合ってくれて、何だか申し訳なかったです。だって、バリの人は普通は早寝早起きですもんね、タカシさんにしてみれば「ったくぅ、何時までやるの?」って感じたったと思います(笑)。申し訳ナイ。
でも、結構この2夜の夜鍋(笑)は、体力的にはちょっとキツかったんですけれど、何だか凄く印象に残ってるんですよ。ヘロヘロになりながらもバリの夜のしじまにドップリと浸かれたって言うのか、日暮れから夜へ・・・あぁ、1日ってこうやって終わって行くんだな・・・なんて思ったりして。
ボワッとした電灯の下で、タカシさんと日本語のことや日本のことなどお喋りしながら作業していたんですけれど、時折フラッと来てはちょっと話をして帰って行くYuda家の顔見知りの男達、辺りの闇、ジーッという虫の音、その他は何も音がしない夜の気配・・・「何で私はバリまで来て夜まで残業してるんだ?」と思いながら、「これ、本当に仕上がるんだろうか?」と焦りながら、でも何だか妙に穏やかな時間なんですよね。
と、右の目の端にチョロチョロと動くものが(笑)。
「タカシさん!ネズミが見に来てる!」
「えぇ?どこどこ、ホント?」
そんなことも夜のしじまのご愛嬌(笑)。前日の夜に夕食を一緒に食べる約束をしていたのにすっぽかしたドライバーのワヤンも、お詫びの印ってことなのか「えぇ?まだやってるのー!じゃ晩ご飯を差し入れしてあげる」と、カフェワヤンのナシ・チャンプルを差し入れしてくれたりして。何となく食欲が無かったので余り食べられなかったんですけれどね。あ、そうそう、日中はYukiさんも「ちょっと休憩したいでしょう?していいわよ」と言って、私がチャンティンを置いてボケーッとしている間、蝋描きを手伝って進めてくれたんですよね。そうやって色々な人が面倒を見てくれたお陰で、2晩の夜鍋の末に蝋描きが完成したわけです。
1日12~13時間ブッ続けの蝋描き(いや、途中でダレて密度は薄いんですけれど、笑)・・・考えようによっては、そうやって没頭出来る環境と時間の中にいれるんですから贅沢なことですよね。ふぅ、残り2日で染め上げて、何とか心置きなくジョグジャへ発てるようです。
by sohla
| 2007-02-11 01:04
| それもバリ、これもバリ
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