2007年 02月 24日
ムンドゥット寺院 と パウォン寺院
|
ボロブドゥールはサンセットの時間帯に行くことになっていたので、その前にムンドゥット寺院(Candi Mendut)とパウォン寺院(Candi Pawon)へ。それでもウォノソボで昼食を取って出発したのが14:00過ぎ、ムンドゥット寺院に着いたのが16:00近くです。
基壇部分が高くて堂々とした寺院です。釣鐘状のストゥーパが建物上部をぐるっと囲んでます。まるでツンツンとショートケーキのデコレーションみたいですよね(笑)、と言ったらバチが当りそうですけれど。
このストゥーパは、元々お釈迦様の遺骨を分骨して納める塔で、卒塔婆の語源だと習ったのは中学3年の時。別に仏教関連の学校ではなくて普通の公立中学校だったんですけれど、修学旅行で「京都・奈良」へ行くに当って、美術の時間が全て仏教建築とか仏像などを勉強する時間になったんです。なので、このストゥーパ=卒塔婆とか、お釈迦様が誕生した時に7歩歩いて天と地を指差し天上天下唯我独尊と言ったとか、仏像の印相、仏像・寺院建築様式とか、結構中学生の割りには本格的に勉強したんですよ。殆どは忘れちゃいましたけれど(笑)。で、こうやって仏教遺跡を見て何かピンとくることがあるかと言えば、ストゥーパ=卒塔婆くらい、もしくは「あぁあぁ、そう言えばこれは習ったんじゃなかったかな~?程度。ま、そんなもんですよね。
このムンドゥット寺院はボロブドゥールより少し古い8世紀半ばから後半あたりの建築で、外壁には八大菩薩のレリーフ、堂入り口左右には鬼子母神や毘沙門天の見事なレリーフがあります。そして、この寺院で有名なのは堂内にある「釈迦如来」「観音菩薩」金剛手菩薩」の三尊。ジャワ美術の最高傑作と言われるだけあって、背中を後ろに持たれ掛けてくつろいだ様に座る高さ3mの如来像は、何とも言えない穏やかさで、でも圧倒される迫力があります。
ココで書いたように、早速お線香を立ててお祈り、お祈り。遠くから寺院を見ると、ただの古びた石積みの様に見えるんですけれど、このお寺ばかりではなくそれぞれ彫刻とか素晴らしいんですよね。建物の存在自体が宗教の宇宙観、世界観みたいなもの。人間は神様仏様のために並々ならぬ力を発揮するとつくづく感心です。信仰って凄いです。
寺院の脇には大きな大きなガジュマルの木。枝というか根っこというか、モップの様に垂れ下がってます。
マル:「ぶら下がっているところを写真撮りますね!」
私:「オッケー」
とぶら下がったものの、腕の力が無いからか腕から脚まで体が伸びきったサルの様(笑)。「あぁ・・・、もう一度ちゃんとぶら下がって下さい!」と、マルヨノさんのダメ出しがあり、再度ちゃんとぶら下がってる様に見える別の写真もあるんですよ。でも、何かを掴んでぶら下がり続けるって腕の力が要るんですよね。二の腕の振袖(笑)がプルプルして来て「早く撮ってクレーッ」って感じでした。
こちらはボロブドゥールとムンドゥット寺院を一直線に結ぶ間にあるパウォン寺院。シャイレンドラ王朝のインドラ王の遺灰を埋めた場所とみるのが有力(地球の歩き方より)ということなので、お寺と言うよりも、もっとこじんまりとした祠という感じにも見えます。
上部にはツンツンとショートケーキのデコレーション・・・いや、ストゥーパが(笑)。入り口上部にはココでも触れた、入り口を守る神カーラ、多分入り口の下の方か階段の下の方には対になっているマカラの彫刻があったんじゃないかと思うんですが、ちょっと見忘れました。
側面には天界に咲く吉祥の樹木カルパタールを中心に、上部両脇には天女、樹木下には半人半鳥のキンナラ・キンナリ。キンナラ・キンナリは元々はヒンドゥー教の架空動物「人面鳥」で、これも天界の樹木カルパタールと共にあちこちの遺跡で登場しますよ。
パウォン寺院の敷地は狭く住宅地の中にあると言う感じなんですが、一応お土産もの屋さんらしき小屋も周りにあって、「お土産あるよー」とオバちゃんが出てきました。最初、私は普通の家からオバちゃんが出て来たのかと思ったら、お土産売りでした(笑)。確かムンドゥット寺院でも「お土産あるよー」と付いて来られたと思うんですけれど、まぁオモチャみたいないわゆる安価なお土産品ですよね。でも、例によって売り子はしつこいしつこい(笑)。
どこでだったか、英語とインドネシア語で「イラナイ」と何度言っても付いてくるので、歩く足を止め、オバちゃんの目をジッと見て、「イ・ラ・ナ・イ」とハッキリ日本語で言ってみたら、「ヘヘッ・・・イ・ラ・ナ・イ・・・?」と呟いて、すんなり引き下がった時にはォイォイって感じでしたけれど(笑)。
このストゥーパは、元々お釈迦様の遺骨を分骨して納める塔で、卒塔婆の語源だと習ったのは中学3年の時。別に仏教関連の学校ではなくて普通の公立中学校だったんですけれど、修学旅行で「京都・奈良」へ行くに当って、美術の時間が全て仏教建築とか仏像などを勉強する時間になったんです。なので、このストゥーパ=卒塔婆とか、お釈迦様が誕生した時に7歩歩いて天と地を指差し天上天下唯我独尊と言ったとか、仏像の印相、仏像・寺院建築様式とか、結構中学生の割りには本格的に勉強したんですよ。殆どは忘れちゃいましたけれど(笑)。で、こうやって仏教遺跡を見て何かピンとくることがあるかと言えば、ストゥーパ=卒塔婆くらい、もしくは「あぁあぁ、そう言えばこれは習ったんじゃなかったかな~?程度。ま、そんなもんですよね。
このムンドゥット寺院はボロブドゥールより少し古い8世紀半ばから後半あたりの建築で、外壁には八大菩薩のレリーフ、堂入り口左右には鬼子母神や毘沙門天の見事なレリーフがあります。そして、この寺院で有名なのは堂内にある「釈迦如来」「観音菩薩」金剛手菩薩」の三尊。ジャワ美術の最高傑作と言われるだけあって、背中を後ろに持たれ掛けてくつろいだ様に座る高さ3mの如来像は、何とも言えない穏やかさで、でも圧倒される迫力があります。
寺院の脇には大きな大きなガジュマルの木。枝というか根っこというか、モップの様に垂れ下がってます。
マル:「ぶら下がっているところを写真撮りますね!」
私:「オッケー」
とぶら下がったものの、腕の力が無いからか腕から脚まで体が伸びきったサルの様(笑)。「あぁ・・・、もう一度ちゃんとぶら下がって下さい!」と、マルヨノさんのダメ出しがあり、再度ちゃんとぶら下がってる様に見える別の写真もあるんですよ。でも、何かを掴んでぶら下がり続けるって腕の力が要るんですよね。二の腕の振袖(笑)がプルプルして来て「早く撮ってクレーッ」って感じでした。
こちらはボロブドゥールとムンドゥット寺院を一直線に結ぶ間にあるパウォン寺院。シャイレンドラ王朝のインドラ王の遺灰を埋めた場所とみるのが有力(地球の歩き方より)ということなので、お寺と言うよりも、もっとこじんまりとした祠という感じにも見えます。
上部にはツンツンとショートケーキのデコレーション・・・いや、ストゥーパが(笑)。入り口上部にはココでも触れた、入り口を守る神カーラ、多分入り口の下の方か階段の下の方には対になっているマカラの彫刻があったんじゃないかと思うんですが、ちょっと見忘れました。
側面には天界に咲く吉祥の樹木カルパタールを中心に、上部両脇には天女、樹木下には半人半鳥のキンナラ・キンナリ。キンナラ・キンナリは元々はヒンドゥー教の架空動物「人面鳥」で、これも天界の樹木カルパタールと共にあちこちの遺跡で登場しますよ。
パウォン寺院の敷地は狭く住宅地の中にあると言う感じなんですが、一応お土産もの屋さんらしき小屋も周りにあって、「お土産あるよー」とオバちゃんが出てきました。最初、私は普通の家からオバちゃんが出て来たのかと思ったら、お土産売りでした(笑)。確かムンドゥット寺院でも「お土産あるよー」と付いて来られたと思うんですけれど、まぁオモチャみたいないわゆる安価なお土産品ですよね。でも、例によって売り子はしつこいしつこい(笑)。
どこでだったか、英語とインドネシア語で「イラナイ」と何度言っても付いてくるので、歩く足を止め、オバちゃんの目をジッと見て、「イ・ラ・ナ・イ」とハッキリ日本語で言ってみたら、「ヘヘッ・・・イ・ラ・ナ・イ・・・?」と呟いて、すんなり引き下がった時にはォイォイって感じでしたけれど(笑)。
by sohla
| 2007-02-24 17:06
| それもバリ、これもバリ
|
Comments(0)