2008年 01月 02日
麻布にあるアメリカ
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既に退役して現在は軍関連の民間企業の仕事で座間基地に住んでいるTとは、予定では大晦日に会う予定だったんですけれど、「これから東京に行くから広尾に20:00はどう?」と18:00過ぎにメールが。本当にこれだけ。何で座間から急に広尾くんだりまで来ることになったのかとか、何でこんな寸前に連絡して来るのかとか、そもそも約束は明日だったでしょうとか、そういう説明は一切なし。まぁ、聞いたところで何が変るもんでもないのでいいんですけれど、それにしても前置きや説明が無さ過ぎ。
このニュー山王と広尾が結びつかなくて"広尾?"と思っていたんですけれど、ホテルだと言われて"あぁ、あのホテルか"と気が付いた訳です。現地で落ち合って聞いたところによると、友達の誕生日パーティがあって、パーティ後に宿泊する人用に部屋も用意されていたとのこと。
翌日の大晦日は恒例の「伊勢丹・当日お持ち帰りおせち販売」の整理券を取る為に、朝の7時半とか8時には並ばなきゃならななかったので、「朝早く帰らなきゃだけれど、それでもOKなら行けるよー」と言うことで、タイミング悪く作り始めていた料理を一気に作りつつ、シャワーを浴びて着替えてGO(笑)。(この料理とシャワーを同時にしたせいで鍋を酷く焦がして、半分は食べられない代物に、鍋も二度と使えない代物に・・・涙) 何とせわしない晦日なんだか。
何でもこのホテルは、元々は現在の溜池山王パークタワー、2.26事件の山王ホテルだったそうで、戦後は米軍関係者とVIP専用のホテルになり、返還されたのが1983年。その後老朽化でこの麻布に移転したとのこと。しかし、一等地ですよね。
まだクリスマスのイルミネーションや飾りがそのままで、ちょっと旬を過ぎたクリスマスと言う感じがしないでもなかったけれど、25日を過ぎるとイベント装飾を撤収するかの様に跡形も無くクリスマス色を取り払ってしまう日本と違うところ。温かい雰囲気でなかなか綺麗ですよ。日本人の従業員が結構いた様な気がするんですが、当然第一外国語(笑)は英語。何だか海外旅行に来ている様な錯覚に陥る不思議な空間、ここはまさに外国。ホテルだからというせいもあるのでしょうけれど、個人的には基地の中や八王子のレクリエーション施設よりも'外国'って感じがしたんですよね。しっかしまぁ、厚生施設とは言え、どうしてなかなか素敵でいい感じのホテルじゃないですか。
目眩がするほどボヤけた写真は何かと言うと、備え付けのコーヒーメーカーでコーヒーを入れ、使うカップはスターバックスの紙コップ(笑)。さすがアメリカ、ホテル備え付けのコーヒーまでスターバックス、それもお店と同じ紙コップとは・・・なんて変なところに感心したりして。日本人ですよね(笑)。
因みに全室禁煙で、ロビー脇のドアを明けて入ると細長くカーブした半屋外の喫煙スペースがあるんです(写真でいうと噴水の右手奥に見える壁の裏側)。天井がちゃんとある廊下みたいだけれど、坪庭みたいな植栽を挟んで外に開放された作りなので煙や臭いがこもることない、でも雨風はしのげる、外からも中からもそこが喫煙スペースになっているとは見えないと、なかなか上手い造りだなぁ、いい感じの喫煙所だなぁ・・・なんてこれまた感心。疑問なのは、そこに設置されている新聞自動販売機で売られているのが日本字新聞は朝日のみだったこと(個人的感情、笑)。あ、どうでもいいですね。
あ、そうそう。見た目はフレンチ・フライだけれど、どう見ても色がオレンジのコレは何だ?と思ってしばしジッと凝視していたんですけれど、スィート・ポテト・フライだと。確かに味は甘味があるけれど、さつま芋の味かというとちょっと違うような、でもいつか食べたことがある味のような・・・。でも、何故にオレンジ?アメリカのさつま芋はこうなの?
写真を探したんですけれど、こんな感じでしょうか。実物はこんなに不揃いではなくて、マクドナルドなどのポテトがオレンジになった感じなんですよね。あぁ、そんなこと言ってるうちに、また食べてみたくなっちゃった。スタバの紙コップにしろ、ポテトにしろ、どーでもいいところに感心したり興味を示したりしてますね(汗)。
この施設の特性から言って、ゲストの日本人が観光気分で写真をパチパチ撮っていいような場所ではない気がするんですけれど、どうなんでしょうね。今回は余り時間もなくて施設内をよく見る時間がなかったんですけれど、今度また行く機会があったら、怪しまれない程度にもうちょっと探索してみようかな。
by sohla
| 2008-01-02 01:09
| 東京ココやソコ
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