2007年 09月 23日
江戸幕府 鉄砲組百人隊 ①
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昨日は歴史講座Ⅰ「民俗芸能鑑賞入門」の2回目「神楽」。冒頭、無形文化財としての民俗芸能について、「有形文化財の様に博物館で収蔵して保存が出来るものではなく、無形文化財は継承し続けることが保存。1世代でも途切れたら復活は難しくなってしまうのですが、少子化・過疎化・市町村合併・暦の変化(ハッピーマンデー制度など)で、ますます後継者育成や継承が難しくなってきている」との話がありました。
それこそ"無形"の宿命なのかもしれないですけれど、こういう実情を改めて聞くと関係ない私でも危機感を感じるので、携わっている方々は本当に切実なんだろうなと思います。観光の目玉としてある程度知名度もあって継承されている民俗芸能でも、それはそれで気が付いたら本来の姿とは違ったものになってしまっていたなんて可能性もあるでしょうし、"生きている"ものを何百年、何千年にも渡って保存し続けるというのは気の遠くなる作業。当然、伝統芸能が"有る"というだけで放っておいて保存出来るものではないよなぁ、と改めて感じます。
さて、今日は朝からどこから「ズドーン、ズドーン」という音が聞こえていて、どこかで運動会?と思っていたんですけれど、そう言えば歴史講座に出席した新宿歴史博物館で、鉄砲なんちゃら・・・というポスターをチラッと見たのを思い出しました。
調べてみると、今日は隔年で行われる「江戸幕府 鉄砲組百人隊」出陣の日ということで、どうやら思いのほか近所を回って火縄銃の試射が行われている模様。出陣コースを見ると、家から徒歩10分足らずの場所での試射に間に合いそう・・・ということで、急いで着替えて覗きに行ってみましたよ。この鉄砲組百人隊は新宿区の無形文化財なんですよ。
あ~、いますいます。鎧をつけた人や火縄銃を持った人が・・・。でも、どうやら肝心の試射は終わってしまったところで、皆さん束の間の休憩を取っている模様。う~ん、残念。
予定だと30分後くらいに、そこからほど近いお寺に移動して試射、その後何箇所が周りながら試射をして大久保の皆中稲荷神社に戻るということなんですけれど、実は私・・・一昨日辺りから風邪なのか微熱もあって体調が悪く、昨日の夜も「連休中に具合が酷くなったらどうしよう・・・」とネットで休日診療や夜間診療の情報を見ていたくらいなんですよね。
(ならノコノコ鉄砲見に出掛けないで家でジッとしてなさい、って感じなんですけれど、あのズドーンという銃砲で体調とは裏腹にワクワクして来て気が付いたら着替えて出掛ける準備してたんですよね、笑)
今日は結構風があって、「あ~こんな風に当ってると熱が上るな・・・」と思いつつ、行列を追って行くのはちょっと気力が無いけれど、休憩してる皆さんの様子を少し眺めてました。
マイナーな場所なのに、チラホラ外国の方も見に来ているんですよね。たまたま隣にいた初老の白人夫婦、ご主人が鎧を着けたメンバーと奥様が一緒の写真を撮ってあげていたので、せっかくだからご主人も一緒の写真を撮りましょうか?ということで1枚パチリ。
こういうお祭りの時、インフォメーション兼、説明係り兼、写真取ってあげる係り、みたいな人を1人つけておくといいのになぁ・・・と思いますよね。ま、居住者風の外国人もいますけれど、催しの予定とか衣装とか何の祭りなのかとか、ちょっとしたことを知るだけでももっと楽しめるでしょうし、少しだけ奥へ入り込めた(気になれる)り、そこに言葉が不自由ながらも触れ合いもあったりして、良い思い出になると思うんですよね。頑張れ新宿区観光協会(笑)。
皆さん肩のところに役名と自分の名前が書かれた布を着けていて、中には役名じゃなくて"外山小学校 校長 ○○XX"なんて書いてあったりして、あ~こうやって地域の人達が協力して頑張ってるんだなーと一目瞭然(笑)。普段は学校の先生やらサラリーマンやら自営業やら学生やらが祭りになると演じ手に変る、まさに民俗芸能。こうやって主役になり脇役になり裏方になり、多くの人が協力して無形のものを保存しているんですもんね、ありがたいです。せいぜい観客の私は足を運んで応援して盛り上げないと(笑)。やっぱり、まわりが興味も持たずにシラッとしてたら廃れちゃうし、勿体無い。
さてさて、ほら貝の合図で次の場所へ出陣です。私は肝心の試射を見れなかったのが心残り。でも、風邪引きで仕方ないのでこれでお終いに。
・・・と思って一旦家へ戻ったんですけれど(笑)
何だかどうしても試射を見たくなってソワソワ。行列の予定表を見ると出陣場所の新大久保駅近くの百人町・皆中稲荷神社境内に戻るのが2時間半後・・・そこで1発の奉納試射がある模様。神社までは家から歩いて15分掛からない距離。
・・・また見に出掛けたのでした(苦笑)。
(つづく)
それこそ"無形"の宿命なのかもしれないですけれど、こういう実情を改めて聞くと関係ない私でも危機感を感じるので、携わっている方々は本当に切実なんだろうなと思います。観光の目玉としてある程度知名度もあって継承されている民俗芸能でも、それはそれで気が付いたら本来の姿とは違ったものになってしまっていたなんて可能性もあるでしょうし、"生きている"ものを何百年、何千年にも渡って保存し続けるというのは気の遠くなる作業。当然、伝統芸能が"有る"というだけで放っておいて保存出来るものではないよなぁ、と改めて感じます。
さて、今日は朝からどこから「ズドーン、ズドーン」という音が聞こえていて、どこかで運動会?と思っていたんですけれど、そう言えば歴史講座に出席した新宿歴史博物館で、鉄砲なんちゃら・・・というポスターをチラッと見たのを思い出しました。
調べてみると、今日は隔年で行われる「江戸幕府 鉄砲組百人隊」出陣の日ということで、どうやら思いのほか近所を回って火縄銃の試射が行われている模様。出陣コースを見ると、家から徒歩10分足らずの場所での試射に間に合いそう・・・ということで、急いで着替えて覗きに行ってみましたよ。この鉄砲組百人隊は新宿区の無形文化財なんですよ。
あ~、いますいます。鎧をつけた人や火縄銃を持った人が・・・。でも、どうやら肝心の試射は終わってしまったところで、皆さん束の間の休憩を取っている模様。う~ん、残念。
予定だと30分後くらいに、そこからほど近いお寺に移動して試射、その後何箇所が周りながら試射をして大久保の皆中稲荷神社に戻るということなんですけれど、実は私・・・一昨日辺りから風邪なのか微熱もあって体調が悪く、昨日の夜も「連休中に具合が酷くなったらどうしよう・・・」とネットで休日診療や夜間診療の情報を見ていたくらいなんですよね。
(ならノコノコ鉄砲見に出掛けないで家でジッとしてなさい、って感じなんですけれど、あのズドーンという銃砲で体調とは裏腹にワクワクして来て気が付いたら着替えて出掛ける準備してたんですよね、笑)
今日は結構風があって、「あ~こんな風に当ってると熱が上るな・・・」と思いつつ、行列を追って行くのはちょっと気力が無いけれど、休憩してる皆さんの様子を少し眺めてました。
こういうお祭りの時、インフォメーション兼、説明係り兼、写真取ってあげる係り、みたいな人を1人つけておくといいのになぁ・・・と思いますよね。ま、居住者風の外国人もいますけれど、催しの予定とか衣装とか何の祭りなのかとか、ちょっとしたことを知るだけでももっと楽しめるでしょうし、少しだけ奥へ入り込めた(気になれる)り、そこに言葉が不自由ながらも触れ合いもあったりして、良い思い出になると思うんですよね。頑張れ新宿区観光協会(笑)。
さてさて、ほら貝の合図で次の場所へ出陣です。私は肝心の試射を見れなかったのが心残り。でも、風邪引きで仕方ないのでこれでお終いに。
・・・と思って一旦家へ戻ったんですけれど(笑)
何だかどうしても試射を見たくなってソワソワ。行列の予定表を見ると出陣場所の新大久保駅近くの百人町・皆中稲荷神社境内に戻るのが2時間半後・・・そこで1発の奉納試射がある模様。神社までは家から歩いて15分掛からない距離。
・・・また見に出掛けたのでした(苦笑)。
(つづく)
by sohla
| 2007-09-23 16:19
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