2007年 04月 27日
旅行会社勝手に評価しちゃおう - 報告会
|
この前書いた"旅行会社勝手に調査"の報告会も無事終了。6グループに分かれて調査をしたのだけれど、皆の報告を聞いてみると基本的な知識(訪問国の言語や首都、交通機関など)が無いままにお客さんの質問に答えているもんなのだな~とか、知識以前に接客業としてそれはどうなの?という店舗もあって、ちょっと驚き。
私の感想は"一体、旅行カウウターにコンサルティング能力ってあるんだろうか"というものだったんですけれど、どうやら多かれ少なかれ皆も同じ事を感じたようです。
要は、「行き先はここ、時期はいつ、予算はいくら」と言われて既成の旅行商品をチョイスするだけで、それ以上の提案は出来ないし、そもそもそうしようとする姿勢も余り見られない。酷いところは「ウチではそういうツアーは取り扱ってないので他社さんへ行って下さい」と、はなからキッパリ突き放してしまうところも。これ、大手旅行会社で、のことなんですけれど。
インターネットで色々な機関から色々な情報を集められる、実際に現地へ行った人達の生の声も集められる、宿や輸送機関の予約だって直接自分で出来る、料金だってその方が安い・・・そうなったら、それ以上の+αが旅行会社のカウンターで得られなければ、わざわざ足を運ぼうって気にならなくなって当然ですもんね。若い年齢層の人、旅慣れているとまで行かなくても普通に自力で旅が出来る人にとっては特にそうなんじゃないでしょうかね。勿論、「何もかもお膳立てしてあった方が楽~」とか「航空券と宿だけのパックの方が安いから利用するだけで、別に何も期待してない」という場合もあるでしょうけれど。
初めの段階で、ツアーの作り手には「こういう旅を提供したい!」という夢が制約の中でも多少なりともあると思うんですけれど、色々な業務にバトンタッチされて行って、最終的にカウウターで魅力が霞んでしまうのは勿体無いですよね。余りにも(大して違いの無い)商品が溢れていてカウンターも扱い切れないとか、企画の趣旨が過程のどこかで置き去りにされてしまっているとか、忙し過ぎてやってられないとか(笑)、何が原因なんでしょうかね。
一方で、「秘境ツアー」「格安ツアー」「熟年ツアー」「ダイビングツアー」「ハネムーンツアー」など世界中へ行くツアーの詳細、現地情報をカウンターは全部知ってるなんてのも無理な話。それこそ、現地へ行ったことのあるツアコンでもなければ分らないですよね。今後どうするんだろう、カウンター業務は・・・なんて人ごとながら考えさせられちゃいました。
あ、勿論なかなか評価の良い旅行会社もありました。只、それは大抵は手配旅行とか何処かのエリアやアクティビティに特化した旅行会社などで、いわゆる旅行商品のデパートみたいな大手ではないんですよね。う~ん、そうなると実は旅行業界の問題は大手にありってことなのかもとも思ったり・・・。
さて、先生達(当然旅行業界に身を置いている)は、「旅行カウンター無用!」論まで出た報告を聞いてショック、ショック(笑)。「カウンターってのはそもそもコンサルティングするところだよなぁ?」「えぇっ?今のカウンターってこんな現状なのか?」「じゃぁ旅行会社はもう必要ないのかよ?」と、この衝撃をどこにぶつけて良いのやら・・・といった感じ(笑)。でもね・・・カウンターの存在意義は昔と違って薄れているのは最近始まったことでもないと思うんですよ、なので今頃ショックを受けてしまっている業界関係者の鈍感さに、こっちもちょ~っとビックリ。
半端に知識を身につけた生徒を調査に出したはいいものの、ドイツもコイツもやたら厳しい目で見て批判して、先生達の方が勉強になってしまった・・・って感じかもです(笑)。因みに、学校で発行している旅行会社・業界関係者・卒業生などに送付している小冊子があるんですけれど、今回の授業の一環として行った調査結果報告はバッチリと掲載されるとのこと。旅行会社名、支店名、担当者、役職など実名ですから・・・多分、該当店舗や担当者は「何も知らないヤツラが何をヌカスかッ!」と嫌~な気分になるのではないか・・・と(冷汗)。
私の感想は"一体、旅行カウウターにコンサルティング能力ってあるんだろうか"というものだったんですけれど、どうやら多かれ少なかれ皆も同じ事を感じたようです。
要は、「行き先はここ、時期はいつ、予算はいくら」と言われて既成の旅行商品をチョイスするだけで、それ以上の提案は出来ないし、そもそもそうしようとする姿勢も余り見られない。酷いところは「ウチではそういうツアーは取り扱ってないので他社さんへ行って下さい」と、はなからキッパリ突き放してしまうところも。これ、大手旅行会社で、のことなんですけれど。
インターネットで色々な機関から色々な情報を集められる、実際に現地へ行った人達の生の声も集められる、宿や輸送機関の予約だって直接自分で出来る、料金だってその方が安い・・・そうなったら、それ以上の+αが旅行会社のカウンターで得られなければ、わざわざ足を運ぼうって気にならなくなって当然ですもんね。若い年齢層の人、旅慣れているとまで行かなくても普通に自力で旅が出来る人にとっては特にそうなんじゃないでしょうかね。勿論、「何もかもお膳立てしてあった方が楽~」とか「航空券と宿だけのパックの方が安いから利用するだけで、別に何も期待してない」という場合もあるでしょうけれど。
初めの段階で、ツアーの作り手には「こういう旅を提供したい!」という夢が制約の中でも多少なりともあると思うんですけれど、色々な業務にバトンタッチされて行って、最終的にカウウターで魅力が霞んでしまうのは勿体無いですよね。余りにも(大して違いの無い)商品が溢れていてカウンターも扱い切れないとか、企画の趣旨が過程のどこかで置き去りにされてしまっているとか、忙し過ぎてやってられないとか(笑)、何が原因なんでしょうかね。
一方で、「秘境ツアー」「格安ツアー」「熟年ツアー」「ダイビングツアー」「ハネムーンツアー」など世界中へ行くツアーの詳細、現地情報をカウンターは全部知ってるなんてのも無理な話。それこそ、現地へ行ったことのあるツアコンでもなければ分らないですよね。今後どうするんだろう、カウンター業務は・・・なんて人ごとながら考えさせられちゃいました。
あ、勿論なかなか評価の良い旅行会社もありました。只、それは大抵は手配旅行とか何処かのエリアやアクティビティに特化した旅行会社などで、いわゆる旅行商品のデパートみたいな大手ではないんですよね。う~ん、そうなると実は旅行業界の問題は大手にありってことなのかもとも思ったり・・・。
さて、先生達(当然旅行業界に身を置いている)は、「旅行カウンター無用!」論まで出た報告を聞いてショック、ショック(笑)。「カウンターってのはそもそもコンサルティングするところだよなぁ?」「えぇっ?今のカウンターってこんな現状なのか?」「じゃぁ旅行会社はもう必要ないのかよ?」と、この衝撃をどこにぶつけて良いのやら・・・といった感じ(笑)。でもね・・・カウンターの存在意義は昔と違って薄れているのは最近始まったことでもないと思うんですよ、なので今頃ショックを受けてしまっている業界関係者の鈍感さに、こっちもちょ~っとビックリ。
半端に知識を身につけた生徒を調査に出したはいいものの、ドイツもコイツもやたら厳しい目で見て批判して、先生達の方が勉強になってしまった・・・って感じかもです(笑)。因みに、学校で発行している旅行会社・業界関係者・卒業生などに送付している小冊子があるんですけれど、今回の授業の一環として行った調査結果報告はバッチリと掲載されるとのこと。旅行会社名、支店名、担当者、役職など実名ですから・・・多分、該当店舗や担当者は「何も知らないヤツラが何をヌカスかッ!」と嫌~な気分になるのではないか・・・と(冷汗)。
by sohla
| 2007-04-27 23:45
|
Comments(0)