2007年 02月 17日
「ひき」「ぴき」「びき」・・・
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四谷と言えば、鯛焼き「わかば」。なので新宿歴史博物館を出てからは、当然のごとく足は自然と「わかば」へ(笑)。
思えばココで食べたのが最後なので約10ヶ月振りの鯛焼き。甘いものは余り食べないと言いつつ、結構買ってますね。今日は何匹買おうかな・・・、10匹買って実家にも分けてあげよーということで10匹。
この晩、会社の姉に「わかばの鯛焼きいらんかぇ~。帰りに新宿で手渡す時間ある?」とメールをしておびき出し(笑)、運良く夕食をご馳走になったのでした。もちろん、そんなつもりで鯛焼き買ったわけではありません。
あぁ、皮が薄くて、尻尾まで餡子びっちり、お腹の辺りも餡子でパンパンです。これを見たくてここの鯛焼きを買っちゃうっていうのもあるんですよねぇ。
1ぴき
2ひき
3びき
4ひき
5ひき
6ぴき
7ひき
8ぴき この助数詞、「ひき」「ぴき」「びき」の読み方の違いは何を基準
9ひき に変わるのか・・・昔そんなことを習ったなぁ。確か助数詞がつく
10ぴき 数の読み方の音の違いに関係してたと思うのだけれど、「匹」
「本」が同じパターン、「分」「発」が同じパターン(だったかな?)、「回」「階」は?「杯」「敗」は?なんてやって、「へぇ~面白い、でも外国人がこの規則性/不規則性を覚えるには難しいなぁ・・・」って思ったもんです。
前に新潟の百貨店で働いていた時に、関西から出向で来ていた"緞通(ペルシャ・パキスタン・中国緞通など)売りのおじさん"と一緒に仕事したことがあるんです。で、彼は関西人なので(笑)、いや、彼のキャラクターが大部分ですかね、根っからおちゃらけていて楽しくて、お客さんとの会話も真面目なんだか冗談なんだかわからないわけです。
そんな売りっぷりが、「何百万、時には1千万もする緞通をセールスするには軽すぎるんだよねぇ・・・」と外商部の営業さんから苦情が来たり、売り場のマネージャーには「一応、百貨店の高級家具インテリア売り場(笑)だからね、量販店みたいな売り方じゃぁねぇ・・・」などと身内の評判は悪かったんです、可哀そうに。
実際、当時そういう関西系キャラクターの販売員も珍しく、一応百貨店らしくピシッと接客するのが普通だったので、確かに浮いていたんですよね。本人も「そんなお上品にやってられますか」って思いもあったんでしょうね。なので反抗というか、真面目な顔だけは装って変なこと言って見るとか。でも、その何とも言えない浮いた感じが新潟県人には無いひょうきんさで面白くって、彼が接客してる時なんかは何気ない振りして近づいて、よく聞き耳を立てて聞きながらククッと笑いを堪えてたんです。
私達:「こんな風に言ってたでしょう?ダメだってば、ここは百貨店なんだからー、笑」
彼:「あのな、今のお客さんな、友達とか気がつかん振りしてるけど、あれハゲやでぇ」
私達:「えぇ?だって、気が付かない振りしてあげるのがマナーでしょう?」
彼:「ちゃうてー、"オマエ、そんなマジックで塗ったみたいにハゲを隠すなんてみっとも
ないでぇ"と言って差し上げるのがマ・ナ・ア」
ってな調子(笑)。
その彼がですね、冬場にムートンを売る時に、
客:「このムートンは何匹ものかしら?」
彼:「はいはい、こちらは2ピキ物でございまーす」
って(笑)。勿論、わざと言ってるんですけれど、全て助数詞は「ピキ」。多分、人を笑わせたいと言うよりは、百貨店の余りにも折り目正しい接客に居心地が悪くて、自分の楽しみとしておちゃらけて仕事したかったんだと思うんですよね。もぅ、私達もそんな彼の様子が面白いので止めもしなかったし、そう言われたお客さんの反応ってのも見てみたくて、皆でジッと双方の反応を見守っていたり(笑)。でも、お客さんは無反応なんですよねぇ。あれはやっぱり、お客さんもせめて「2ピキ?」って返すくらいしてあげないと(笑)。
この「匹」という言葉を聞くと、いつもこのおっちゃんのことを思い出すんですよね。ちなみに、このおっちゃんは、私が辞めて暫くしてから"相応しくない"という暗黙の理由で大阪へ帰されてしまったようですけれど・・・。
思えばココで食べたのが最後なので約10ヶ月振りの鯛焼き。甘いものは余り食べないと言いつつ、結構買ってますね。今日は何匹買おうかな・・・、10匹買って実家にも分けてあげよーということで10匹。
この晩、会社の姉に「わかばの鯛焼きいらんかぇ~。帰りに新宿で手渡す時間ある?」とメールをしておびき出し(笑)、運良く夕食をご馳走になったのでした。もちろん、そんなつもりで鯛焼き買ったわけではありません。
あぁ、皮が薄くて、尻尾まで餡子びっちり、お腹の辺りも餡子でパンパンです。これを見たくてここの鯛焼きを買っちゃうっていうのもあるんですよねぇ。
1ぴき
2ひき
3びき
4ひき
5ひき
6ぴき
7ひき
8ぴき この助数詞、「ひき」「ぴき」「びき」の読み方の違いは何を基準
9ひき に変わるのか・・・昔そんなことを習ったなぁ。確か助数詞がつく
10ぴき 数の読み方の音の違いに関係してたと思うのだけれど、「匹」
「本」が同じパターン、「分」「発」が同じパターン(だったかな?)、「回」「階」は?「杯」「敗」は?なんてやって、「へぇ~面白い、でも外国人がこの規則性/不規則性を覚えるには難しいなぁ・・・」って思ったもんです。
前に新潟の百貨店で働いていた時に、関西から出向で来ていた"緞通(ペルシャ・パキスタン・中国緞通など)売りのおじさん"と一緒に仕事したことがあるんです。で、彼は関西人なので(笑)、いや、彼のキャラクターが大部分ですかね、根っからおちゃらけていて楽しくて、お客さんとの会話も真面目なんだか冗談なんだかわからないわけです。
そんな売りっぷりが、「何百万、時には1千万もする緞通をセールスするには軽すぎるんだよねぇ・・・」と外商部の営業さんから苦情が来たり、売り場のマネージャーには「一応、百貨店の高級家具インテリア売り場(笑)だからね、量販店みたいな売り方じゃぁねぇ・・・」などと身内の評判は悪かったんです、可哀そうに。
実際、当時そういう関西系キャラクターの販売員も珍しく、一応百貨店らしくピシッと接客するのが普通だったので、確かに浮いていたんですよね。本人も「そんなお上品にやってられますか」って思いもあったんでしょうね。なので反抗というか、真面目な顔だけは装って変なこと言って見るとか。でも、その何とも言えない浮いた感じが新潟県人には無いひょうきんさで面白くって、彼が接客してる時なんかは何気ない振りして近づいて、よく聞き耳を立てて聞きながらククッと笑いを堪えてたんです。
私達:「こんな風に言ってたでしょう?ダメだってば、ここは百貨店なんだからー、笑」
彼:「あのな、今のお客さんな、友達とか気がつかん振りしてるけど、あれハゲやでぇ」
私達:「えぇ?だって、気が付かない振りしてあげるのがマナーでしょう?」
彼:「ちゃうてー、"オマエ、そんなマジックで塗ったみたいにハゲを隠すなんてみっとも
ないでぇ"と言って差し上げるのがマ・ナ・ア」
ってな調子(笑)。
その彼がですね、冬場にムートンを売る時に、
客:「このムートンは何匹ものかしら?」
彼:「はいはい、こちらは2ピキ物でございまーす」
って(笑)。勿論、わざと言ってるんですけれど、全て助数詞は「ピキ」。多分、人を笑わせたいと言うよりは、百貨店の余りにも折り目正しい接客に居心地が悪くて、自分の楽しみとしておちゃらけて仕事したかったんだと思うんですよね。もぅ、私達もそんな彼の様子が面白いので止めもしなかったし、そう言われたお客さんの反応ってのも見てみたくて、皆でジッと双方の反応を見守っていたり(笑)。でも、お客さんは無反応なんですよねぇ。あれはやっぱり、お客さんもせめて「2ピキ?」って返すくらいしてあげないと(笑)。
この「匹」という言葉を聞くと、いつもこのおっちゃんのことを思い出すんですよね。ちなみに、このおっちゃんは、私が辞めて暫くしてから"相応しくない"という暗黙の理由で大阪へ帰されてしまったようですけれど・・・。
by sohla
| 2007-02-17 12:03
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