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2006年 10月 20日
忘れられない新橋「純彩」
お好み焼きの話で思い出しました。

かれこれ7、8年前に新橋にある「純彩」という鉄板焼きのお店に行きました。

普通の民家?と思うほど間口の小さいお店で、上品で可愛らしい女将さんが1人でやっていたんですよね。確か座敷のテーブル席が3、4つで20人も入れば一杯って感じの小さなお店。女将さん1人で切り盛りしてるので、1人2人でフラッと行っても入れません。必ず3人以上、そして要予約。開店して予約のお客さんで埋まれば、その日はそれでおしまい。後からお客さんが来てもお断りしてました。

このお店に初めて行った時にとにかく驚いたのは、鉄板、道具、全てがピカピカなこと。鉄板なんてガビガビなんてことは勿論ないんですけれど、シミ一つ無く、四隅までまるで新品の鉄板みたいにピッカピッカなんです。何でも、普通より厚みを持たせた特注の鉄板とかで、まだ鉄板が熱いうちに氷を何個か落としてササッと汚れを取り、後はひたすら磨くんですよね。

私が以前勤めていたステーキ会席のお店も同じ方法で鉄板を磨いてました、そう言えば。磨くというよりも、精神集中してシャーッシャーッと包丁を研ぐような感じなんですよね。

そして、油引き。この糸の部分が、いつもマッ白。当然受け皿というかポットの方も油ひとつ付いてない綺麗さ。これ、新品の下ろしたて?って感じです。大抵、お好み焼き屋さんの油引きって、既に油がシットリしみ込んでいて、先の方が潰れて広がっていて茶色くなってるじゃないですか。でも違うんです、ココは。いつ行っても新品同様の真っ白サラサラ。これも、お客さんが帰った後や翌日の午前中に、1回ごとに煮沸して洗ってると言ってました。結構これが大変なのよ~って。

勿論、1人でやる仕込みの関係もあるんですけれど、そうやって、毎回お客さんを迎える為に鉄板や道具をピカピカにするので、1日のお客さんは1回転しか受けられないんですって。

牛、海鮮、そば、お好み焼き、あんこ巻きなどだったかな、コースで確かたった2000円だったんですから驚き。その代わり女将さん1人で、ほぼ同時間帯に来たお客さんの準備したり、作ってくれたりしてくれるので、結構時間がかかります。確かコースで食べると4時間くらいは掛かったかも。そして飲み物は自分で冷蔵庫から出して来ます。女将さんが頑張っているんで、そんなことお安い御用、出来たら厨房でお手伝いしたいくらいなんですけれどね(笑)。

この女将さんが、小さくて上品で可愛らしくて。こんな安くて、料理以外にも手間隙掛けて、絶対採算が取れてないんじゃないかと思ったんですけれど、「私、その日の予約分の仕入れをしに行って、その日の安くて良い出物を仕入れられると嬉しいの。だからメニューも仕入れによって変わることもあるのよ。調理器具とかもね、これじゃダメあれじゃダメって凝って色々探すのも大好きなの」って言ってました。上品で優しそうでも芯のあるプロって感じでした。

本当に儲けじゃなくて、こうやってたった1日20人弱、1人2、3000円単価のお客さんを迎える為にこれだけやってる、それも楽しそうに嬉しそうに。素敵だったな~。

数年後、暫く行っていなかったのでまた行ってみようと思って電話をしてみると、階段から落ちたか何だかで暫く休業しているって言われてビックリ。ビックリというか大丈夫かと心配になっちゃいました。その後、何回か電話をしてみたこともあるんですけれど、不通だったか誰も出なかったかで。あぁ、店じまいしちゃったのかな・・・残念だな、って思ったんですよね。

もし、また営業していたら絶対行きたいんですよね。誰かその後の様子を知ってる人はいないかな・・・。忘れられないんですよね、あのお店。
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by sohla | 2006-10-20 11:50 | Comments(0)
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