2017年 05月 16日
せとうち旅行⑮ 大願寺
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現在の本堂は昔の僧坊で、大経堂である千畳閣が本堂になる予定でした。昔、参拝者は、大鳥居をくぐり、大願寺近くの砂浜に上陸した後、大願寺の裏にあった大風呂で身を清め、僧坊で休憩、着替えをして嚴島神社に参拝しました。嚴島神社の出口が唐破風造りで、昔は入口であったことがうかがえます。"
多宝塔・経の尾は行かなかったけれど大願寺のもっと奥、塔の岡は五重塔がある岡なので厳島神社を挟んで向こう側。地図で言うと厳島神社が5-6個?建つような広さに見えるので、その昔の厳島伽藍は壮大だったんですね。
本堂には、神仏分離令で厳島神社から遷弁財天、千畳閣から木造釈迦如来坐像像と尊者像、五重塔から三尊像、多宝塔から薬師如来像が遷され祀られているとのことで、古来の神様と仏様が切り離され多くの寺院が廃寺になり、壮大な厳島伽藍も随分と様変わりしてしまったんでしょうね。まぁ、神様仏様は心の中にいると思えば像がどこに祀られても神様は神様、仏様は仏様ではありますが。
ガイドツアーはここで解散。
みんなで日向ぼっこ。のどかで平和な顔つき。
厳島神社の裏手をまわって、ガイドツアーでは入場しなかった千畳閣を見たり、また五重塔を見たりした後、観光客でごった返すお土産物やさんの通りでお土産を見てフェリー乗り場へ戻ります。今回、弥山や他の散策はしなかったのでごくごく表面的な宮島観光でしたが、また来てじっくり散策します。
by sohla
| 2017-05-16 04:21
| 国内の旅
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