2017年 08月 13日
さやの湯処 離れの湯「燈」へ
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何だかパッとしないお天気の3連休。その前から盛夏のジリジリとした晴れ晴れしさがなく、湿度を倍にしてさらに暑さを加えた梅雨…に逆戻りしたような気候で、帰省というイベントもないので夏気分やお盆気分が盛り上りません
とは言うものの、仕事が休みなのはいいことには違いない♫ グズグズしていては勿体ない、昨日はそれほど暑くないと思ったので久し振りにイザ温泉へ。
と思ったらいきなり日差しが出て蝉がジージー鳴いて暑くなってきちゃって、あー温泉暑いかも…と内心思いながら向います。真夏のお日様の下で露天風呂なんて、お湯から出た後の汗の吹き出し加減が半端ないのが想像出来てちょっと怖いけど。
ここは志村坂上にある前野原温泉『さやの湯処』。もともと事業家の住まいだった昭和の家屋とお庭を古民家再生で日帰り温泉施設になったそう。
連休なので恐らく混むのは必至、雰囲気が良くてもイモ洗い状態は嫌だなぁ…と思って、家を出る前の10時頃に貸切風呂が空いてるかどうか電話で聞いてみたら、午後なら空いてますよ~と、割と希望時間が通りそうな感じだったので、午後一の時間帯で予め1時間だけ予約しておきました。
もちろん、入館料1,100円(土日祝料金)に1時間2,000円の貸切料金がかかります。入館料だけでも混雑を我慢すれば露天や内風呂やサウナなど色々入れるし、スパとかより高くなっちゃうのでちょっと勿体ないなぁ…とは思ったけれど、まぁプチのんびりが目的なので良しとします。
この貸切風呂「燈」は、東京都の条例により、夫婦・家族の場合でも10歳以上の男女混浴でのご利用はできないんですね。なので男性同志、女性同志、同性や10歳以下の子連れなど利用者が限られる上に別料金が掛かるので、土曜の当日で空いてたってことは、思いの外利用者は多くないんですかね。
さやの湯処の館内はこんな感じ。
離れの湯「燈」は、元々母屋があって現在はお食事処「柿天舎」になっている場所から見て日本庭園の裏側にひっそりとあります。
受付けカウンターで貸切の予約済みの旨を伝えると、5分前に係の方が案内をしてくれて、離れに通じる小道(というか裏道)入口にある木戸の鍵を開けてくれます。木戸の鍵はまた外から施錠されて、そこから先は完全にプライベート。出る時は脱衣所備え付けのインターホンで連絡をすると、また係の方が鍵を開けてくれるという仕組み。
浴槽の広さは2.5m×2.5mぐらいでしょうかね、1人じゃもったいないくらい広々、洗い場は2つ。2面木製枠のガラス張りで1面が目隠しの簾、日本庭園側の1面が引き戸になっているのでまずは全開に。檜の香りがして、あぁいい感じ。
庭園の向こう側はお食事処になっていて、こちらから人の気配が何となく見えるので、裸で立ってウロウロしているともしかしたら向こうから木々の隙間から見えるかも…って気もちょっとします。まぁ人様は若くもない裸が見えたら気分悪いでしょうが、こちらは気にしない、気にしない。
高い天井も木造で、脱衣所もそうなんですが金属製のサッシを使っていない昔ながらの木枠のガラス窓なんですね。それも縦横結構多きなガラス窓なので、すぐそこに石塀があって景色的には良いとは言えないけれど、解放感があって明るくて適当に緑も目に入って気持ちいいです。
お湯、独り占め。
長湯が出来ないので私は1時間で十分。でもこれで畳の寛ぎ処や寛ぎチェアがあったら2時間ぐらいは居れそう。
ガラス窓の鍵がキュッキュッと回すネジ式で、我が家の窓と同じで昭和の木造に住む私としては凄い親近感(笑)。予約時間終了を確認する時計は文字盤が漢数字だったり、こげ茶で統一した板の間や建具にレトロな照明や小物が雰囲気があって落ち着いた感じです。但し昭和といってもトイレの設備は最新式。
1時間でもなかなかのんびり出来ました。
さて、インターホンでフロントに連絡をして木戸の鍵を開けてもらって出ると、館内はやはり結構な賑わい。入館料を払っているので普通のお風呂にも入れたんですが、(せっかくなのに勿体ないけれど)今さら混んでるお風呂やお食事処、お休み処に入らなくてもいいか~と思って、おしまいにしました。
志村坂上は立地的に割と時間が掛かって電車の乗り換えをして小一時間、私が行くのはそこが難点ですかね~。1時間~1時間半かけて多摩の温泉とかも行けちゃいますしね。でも東京の町中でこれだけの雰囲気を味わえるのは貴重です。
by sohla
| 2017-08-13 07:05
| 東京ココやソコ
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