2017年 07月 21日
『AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展』
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7/8(土)からパナソニック汐留ミュージアムで開催されている、『AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展』へ行って来ました。
世界的に活躍するプロダクトデザイナー、深澤直人の国内初個展となる展覧会で、無印良品、ALESSI、THONET、au(KDDI)、B&B Italia、HERMAN MILLER、パナソニックなどのブランドの製品としてデザインされ、グッド デザイン賞など著名な賞を受賞した作品がずらり。
家電、住宅設備、家具、電子機器、インテリアなどが居住空間に見立てられた空間に配置され、どのコーナーも居心地が良さそうで、つい、座ったり手をついたり、手で触れたり素材を撫でたりしたくなってしまうのを抑えて(笑)見て回りました。
半球の照明MODIFYの柔らかい光に照らされたキッチン。奥のシェルフに並んでいるのはALESSIやMUJIの商品。どれもシンプルで美しい形。
あぁ、こんなに細かな生活小物まで。かつてはキャリアがdocomoだったので残念ながら使うことはなかったのだけれど、それでもINFOBARは(キャリアを乗り換えちゃおうか?)と真剣に思うほど持ちたかった、使ってみたかったストレート携帯。docomoからSIMフリースマホに替える時も、キャリアが違うのにスマホ仕様になったINFOBARは頭をよぎったほど。
MUJIの製品も沢山展示されてます。2002年以降、無印良品のアドバイザリーボードとして商品開発やプロジェクトに関わっているそうで、"誰が作ったか"ということを余り考えない私は、あーコレもそうなのか、アレもそうだったのねと、その作品の身近さを改めて感じます。
家電、住宅設備、家具、電子機器、インテリアなどが居住空間に見立てられた空間に配置され、どのコーナーも居心地が良さそうで、つい、座ったり手をついたり、手で触れたり素材を撫でたりしたくなってしまうのを抑えて(笑)見て回りました。
MODIFYの球形タイプの照明SPHERE(スフィア)が多灯吊りされ円形の光が浮かび、片隅にいつでも旅に出れるようにスーツケースが置かれたエントランス、そして奥に進むとなんとも居心地が良さそうで、思わず腰をおろしてしまいそうなB&B ITALIAのGRANDE PAPILIO(グランデ パピリオ)。
後で人がいない時にちゃんと写真撮ろーと思って、他をまわってウットリして忘れちゃったこのGRANDE PAPILIOはこちら(B&B ITALIAカタログから)。 B&B ITALIAの製品もあるのですね。私はB&B ITALIAのダイナミックさと職人魂みたいなものに惹かれて、以前インテリアの仕事に就いていた時、当時発売されたBaisityというソファやMAXALTのテーブルを何回か提案して納品したことがあるのでB&B ITALIAは割と思い入れがあるのです。
このグランパピリオは不思議な形だけれど、つい手で撫でて体を埋めてみたくなる…。会場外で放映されているビデオで、"体が知っている、体が喜ぶ形があるのではないか"という深澤氏の言葉があったけれど、そういう形だから体が触ろう触ろう、座ろう座ろうとしてしまうのかも(言い訳、笑)。
後で人がいない時にちゃんと写真撮ろーと思って、他をまわってウットリして忘れちゃったこのGRANDE PAPILIOはこちら(B&B ITALIAカタログから)。
作品に添えられているのは深澤氏の言葉。
グランデ パピリオ
B&B ITALIA
GRANDE PAPILIO 2009"最初から想像して作りこんだ形というよりも、
作りながら自然にでき上がった形だから二度とできないと思う。
予想がつかないような形をしている。
発泡ウレタンの巨大な彫刻だ。
B&B ITALIAにしかできない技術と職人技がこれを実現させた。
エレガントさは背中にジッパーがあるからか。
トルソーのようでもある。"
このグランパピリオは不思議な形だけれど、つい手で撫でて体を埋めてみたくなる…。会場外で放映されているビデオで、"体が知っている、体が喜ぶ形があるのではないか"という深澤氏の言葉があったけれど、そういう形だから体が触ろう触ろう、座ろう座ろうとしてしまうのかも(言い訳、笑)。
サイバチェア カンファレンスチェア ハイバック
ハーマンミラーいや、こんな椅子で仕事したい(笑)。1日中この椅子に座って仕事してたら何だかお尻と背中から脳に余裕が伝わってゆったりと仕事出来そうで。
SAIBA Conference Chair High Back
HERMAN MILLER 2015
オフィスの椅子はいつからあんなに
メカメカしくなってしまったのだろう。
もっとソフトで静かな椅子がいいと思う。
椅子の姿は人の姿に似ているから。
MUJIの製品も沢山展示されてます。2002年以降、無印良品のアドバイザリーボードとして商品開発やプロジェクトに関わっているそうで、"誰が作ったか"ということを余り考えない私は、あーコレもそうなのか、アレもそうだったのねと、その作品の身近さを改めて感じます。
MUJI無印良品:無印良品とクリエイター Micro Consideration
無印良品 キッチン家電2014 トークイベント「これからの生活によりそうデザインのありかた」
"「MUJI is enough」、「MUJIでいい」- 例えば、「こういうものが欲しい」とイメージを持って、あちこちの店を歩いたけれども、欲しいものが見つからなかった。最後にMUJIの店に行ってみたら、「こんなものがあったんだ。思った通りのものがあった」という時に、「これでいいじゃないか」という思いを持つこと"
あー、あります、こういうこと。
右:ベント グラス ベンチ Bent Grass Bench
グラス イタリア GRASS ITALIA 2012
ルーブル美術館に置かれていると聞いて
「ああ、そんな感じだ」とイメージが一致した。
"普通といわれると一番嬉しい" とおっしゃっているけれど、誰作の何とかと自己表現するモノではなく普通のまま、生活の中で使われることを徹底的に考える姿勢と、それを実現する技術の結果なんでしょうね、体と心がしっくりくる普通のデザインだなぁと(私が普通と言うのもおこがましいけれど)感じる展示で、ずっとこの空間にいたい、去りがたい空間の連続。
こちらは、またまた撫でたくなるようなバスタブ。
建築家が設計した素敵な空間にはもちろん、振り返って昭和の木造アパートの、生活感漂う雑然とした私の部屋にもしっくりしそうで不思議だ…と、数々の作品を見ながら考えてました。
『AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展』
会場:パナソニック汐留ミュージアム
会期:2017年7月8日(土)~2017年10月1日(日)
開館:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館: 水曜日、8月14(月)~8月16日(水)
あー、あります、こういうこと。
グラス イタリア GRASS ITALIA 2012
ルーブル美術館に置かれていると聞いて
「ああ、そんな感じだ」とイメージが一致した。
建築家が設計した素敵な空間にはもちろん、振り返って昭和の木造アパートの、生活感漂う雑然とした私の部屋にもしっくりしそうで不思議だ…と、数々の作品を見ながら考えてました。
『AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展』
会場:パナソニック汐留ミュージアム
会期:2017年7月8日(土)~2017年10月1日(日)
開館:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館: 水曜日、8月14(月)~8月16日(水)
by sohla
| 2017-07-21 10:04
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