2014年 03月 29日
All the Hits!- Lionel Richie@パシフィコ横浜
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27年振りの来日と言われているけれど、うふふ、でも5年前の2009年11月に、ベストアルバムのプロモーションで来日して、公演は行わなかったものの、ペニンシュラホテルで行われたファン・イベントのミニ・ライブで彼の歌声を聴いた私にとっては5年振り。
今回はコンサートで思う存分彼の曲が聞けるし、彼ももう64歳、またいつ来日してくれるかもわからないので、絶対に行く!と思っていたのです。
来ている方の年齢層は高いだろうなーと思っていたけれど、想像以上に高かった、というより私と同じシニア世代が大勢。コモドアーズで活躍した70年代、ソロになって数々のヒットを飛ばし押しも押されぬスーパースターになった80年代に聴いていたファンは、その年代ですもんね。
そういえば、「オール・ナイト・ロング」ヒット当時、USENから流れて来たサビの部分"All Night Long"を聴いたアメリカ帰りの英語普通に堪能上司が、「おー!ナイロン」にしか聞こえないと言っていたのが、私22歳の頃。USA for AfricaのWe Are the World"ですら、もう28年前のことですもんねぇ…。
開演まで流れているのはBob Marley
いやいやいやいや、体が自然と動いてしまいますわ。
曲目はコモドアーズ時代からソロまでヒット曲、名曲には困らないですからね、まるでベストアルバム聴いてるようなお馴染み、定番の曲をガーッと。みなさん1曲目から立ってノリノリ、そしてバラードではうっとりと。
あぁ、また「Three Times Lady」を生で聴けるなんて。バンヘイレン「Jump」のあの胸が高鳴るキーボードのイントロが入った縦ノリ(笑)ノリノリOKのDancing on the Ceiling、”ダイアナ・ロスにデュエットしにヨコハマに来るべきだと誘ったらNoと言われた、でも今夜は何千人もの女性とデュエットできる”なんて冗談言いながら「Endless Love」、世界中のどこでも皆が一緒に唄ってくれるという「Hello」、ストーリー仕立ての「Truly」から「Still」、そして一転体が動かないワケがない「Brick House」、(カリプソ風に)こんな風に踊って!と「All Night Long」と、約2時間大ノリ。
ステージで一層大きく見える彼も、バックバンドの面々もファンの反応を楽しんでいた(もしかしたら面白がっていた)ようで、「I like it」「Amazing」とつぶやき、途中スタッフから手渡されたたぶん小型のビデオカメラ?でステージから会場を撮るなど楽しんでいた様子。
何と、そしてアンコールはマイケル・ジャクソンと曲を書いた「We are the World」。ふげー、この曲をソロで歌えるのは彼ぐらいかも。そして、まさか自分がこの曲を彼のコンサートで一緒に唄うことがあるとは。ってか、ほとんど の曲を一緒に口ずさんでました(笑)。
彼のショーを見て思ったのだけれど、確かにファンクバンドで始まり、バラードの名曲を次々に送り出したけれど、実はロックでポップでソウルでファンクでと、ジャンルで括れないエンターティナーなんだなぁと。そういえば、既に80年にはカントリーの大御所ケニー・ロジャースに名曲「Lady」を提供していたし、2012年のアルバム『Tuskegee』では、自身のヒット曲をカントリーシンガーとデュエットしているし、かと思えばAkon、Ne-Yo、The Dreamなど若手アーティストを迎えてもしっくりと収まるし、60歳を超えてもポジティブなエネルギーが最高、ありとあらゆる方法でラブソングを歌ってカッコいい。
こちらは、カントリーのスーパースターと共演したLionel Richie & Friends in Concert@ラスベガスMGMグランド・ホテルの模様。
個人的には「I Call It Love」や「What You Are」や「 Just Go」や「Just For You」あたりの新しめの曲も聞きたかったなぁと思うけれど、それやってたら2時間じゃぁ済みません足りません。でもホント大満足で気持ちよかった。
アメリカでも9年振りとなるこのワールド・ツアー”All the Hits All Night Long Tour"の意気込みや、なぜこれほど長くツアーを行わなかったのか、また「Stuck On You」や「Hello」はどういったインスピレーションを得て作ったのかなど語っているのがコチラ。日本公演の後は、インドネシアのジャカルタ、マニラ、シャンハイ、クアラルンプール、シンガポール、ドバイとまわるんですね。はるばる日本にも来てくれてありがとーです。
あ、オフィシャルHP観ると、”with special guest Ceelo Green"ってなってますねぇ。大丈夫か?と思うほど立派な体格のシーロー・グリーン、Gnarls Barkleyの「Crazy」は今でもお気に入りで、ライオネル・リッチー+シーロー・グリーン…いいなぁ。Meet & Greet Packageなんて夢みたい…いいなぁ。
by sohla
| 2014-03-29 23:57
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