2012年 05月 06日
氷川丸①
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せっかくのGWだと言うのに、このところ一日中バシャバシャと雨が降る日が続いていたので、何となく鬱々としてしまったけれど、やっと昨日は初夏のような陽気。
休みをいいことに夜更かしの日々なので朝はいつもより少し遅めの目覚め。でも今日はずっと家に居るにはモッタイナイ!と、起きた途端に思いついて念願の横浜の氷川丸へ。念願のってのは大げさですけれど、去年5月に庭園美術館に行ってアールデコに触れてから、氷川丸は本物のアールデコ様式が残る貴重な船だと知り、11月には洋上のインテリア展を見に歴史博物館まで行っておきながら、時間がなくて肝心の氷川丸へ行けなかったので、体力・気力・時間があるときに行こう行こうと思っていたのです。
やっぱり海辺へ行く日は晴天じゃないと(笑)。
新宿から湘南新宿ライナーで横浜へ、横浜からみなとみらい線で元町中華街へ、そこから山下公園まで徒歩ですぐ。あー、山下公園なんて何十年振りか。それにしてもさすがGW、湘南新宿ライナーもみなとみらい線も混み混み、横浜駅も元町中華街駅も原宿駅並の混雑、山下公園もウンザリするほどの人出で凄いや。
氷川丸なんてマイナーな見物だと思っていたけれど、結構人が来てるんですね。船内が混雑しているということで、時々入場を制限しながらお客さんを入れていたみたいです。ウヘーッ、ここでも制限。でもGWだし、やっとのお天気だし、仕方ないですよね。
氷川丸の歴史
うっとりするほど綺麗な天井照明。客室や食堂などそれほど大きな空間ではないけれど、こう意匠がそこここにちりばめられていて、決して派手ではなく、どちらかというと素朴な面もあるけれど、でも居心地のよい落ち着いた雰囲気だな~って感じます。外国人客も虜にしたほど、一流シェフの料理をはじめとする最高の料理とサービスに定評があったそうで、「北太平洋の女王」と呼ばれるに相応しい気品と質があったのでしょうね。
船だから色々と制約があるでしょうけれど、やっぱり豪華で贅を尽くした造り。船だと知らなくて写真を見たら、どこかの由緒ある老舗ホテルみたいですよねぇ。
1930年にシアトル航路に就航、太平洋戦争勃発で1941年に航路休止、病院船に徴用・改装、1945年から復員船、1947年から北海道航路で食料品や石炭を運び、1950年連合国軍総司令部の統制が徐々に解除され再び日本郵船の管理下に、1953年再び改装され太平洋を横断する唯一の本格的客船として12年ぶりにシアトル航路に復帰、1960年現役引退。
<続く>
by sohla
| 2012-05-06 09:16
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