2012年 03月 18日
講座を終了
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先週の水曜日が課題の最後の提出日でした。結局、10回のうち9回を提出して終了しました。6回目を提出した後で、どー頭を絞っても書くことが見つからず、1回お休みをしてしまったもので。別に論文を書いてるわけじゃなくて、自分の思ったことを何でもいいから書けばいいのだから、「昼食後の眠気との戦い」とか「何でリクリートスーツという制服を着るのか」とか「今日食べた生姜焼きとか」とか何でも書きゃいいんですけれどもね、それを最後の結びまでどうやって構成して展開していくかとか、目的なくダラダラと400-500wordsを書き連ねる結果になりそうなどと考えるうちに、脳が考えることを停止するんです(笑)。
そんなわけで、お世辞にも上手く書けたと言えず、山ほど手直しされて返されて来たんですけれど、まぁ私のレベルで出来るのはこれが限界で、9回提出できただけでも○
内容や出来ばえや添削の結果などとは別に、ちょっと考えてしまったというか、収穫だったことが1つ。
My Thoughtsということで自分の思いを書いて読んでもらくことが目的だけれども、私はどちらかというと、具体的なことよりは、抽象的というか、日本的というか、観念とか情緒や感性みたいなものを書いてしまう傾向にあるようで、日本語でも人さまがわかるかどうか伝わるかどうかわからないようなことを、英語で、それもかなりレベルの低い英語で書き綴ったので、自分でも「こりゃ、私の言わんとしていることは伝わらないだろうなぁ。まぁ、でも一方的でもいいか・・・」なんて思いながら、実は毎回提出してたんです。
目を通す先生も大変ですよね。つまらない、わけのわかんない文章を読まなきゃならないし、コメントしなきゃならないし、時には頑張るようにおだてたり共感しなきゃならないし。
Different Flow of Timeで西洋の暦とは異なった時の概念で生活するのことを書いても、
Gift for the Landで裏日本のあの閉ざされた重い雪の世界のことを書いても、
Urban Canyonで超高層ビルが林立する中に残るこの界隈や裏路地のことを書いても、
多分うまくは伝わらないよなぁ・・・と。
それでも、添削には文法の誤りや構成の良し悪しなど結構厳しいコメントに加えて、「情景が目に浮かぶ」とか「自分もそう思うとか」とか「この部分は読み手を惹き付け巻き込んでいて良い」なんてコメントがあることがあって、「えっ、伝わった?」「ホントかいな?」「共感を示してやる気を出させなきゃならないだろうなー」などと、ある種のお世辞のように受け取っていて、「すんません、こんな駄文に共感点を見出して頂いて」みたいな感じで受け取ってたんです。
7回目に提出した"Mans Best Friend"は犬のことを書いたんですけれど、どうやら先生も動物愛護団体から引き取った犬を飼っていて、犬好きのようなんですね。私が書いた犬と動物との関わりや結びつきに関する思いに共通点があったらしく、先生と犬が写った1枚の写真が添付されて来たのです。
その写真を見た時、すぐに考え違いをしていたことがわかってしまいました。
古民家のような風情のある古い日本家屋の縁側に先生(と思われる人)年配の男性が座り、
その隣にはおとなしそうな茶色いチャウチャウのような犬が伏せていて、
フレームの端には青々とした楓の葉っぱ、
先生が座っている縁側には土器のような味のある焼き物、
奥の部屋にはその雰囲気に何とも合った籠や照明。
空気や時間の流れも感じるような、穏やかで暖かく、何とも良い日本の情景を感じるとても素敵な写真。先生は優しそうな年配の、「私たちの国にもネイティブアメリカンの・・・」と書いていたことがあったので、恐らく米国の方なんだと思うのだけれど、何とも古き良き日本の中に違和感なく静かに納まっているというか。
この写真を見た時「あぁ、私が考えている以上に、私の書いたことは伝わっていたに違いない」と。どうやら、その時々に共感の言葉を返してくれていたのは、お付き合いや励ましではなくて本当にそうだったからなんだなと。不思議ですよね、たった1枚の写真で「きっと上手く伝わってないに違いない」という思いが、ササーッと消えて、「こりゃ確かに伝わってるわ」と感じるとは。
8回目のValuesは、誠意・創意・熱意、英語ではIntegrity、Innovation、Intensityと会社の企業理念というかモットーのようなものについて。会社は「創意」を"これまでだれも考え付かなかった考え。新しい思い付き。現状に満足せず、より良いものにするための『原動力』、つまり『変革』や『挑戦』"という意味で、英語ではInnovationとしているのに対して、私は創意工夫とか創造力としてのingenuityと捉えて書いたんですが、これも先生曰く「以前から、Innovationではなくて個人の資質としてのingenuityが他の2つの言葉に相応しいと思っていた」と。これはコメントにもあったのだけれど、「どうやら私たちは共通の似たような考えを持っているようだ」とも。
先生とは日本人と米国人なので生まれ育った歴史も環境も考え方も違い、当然まったく異なった世界で異なった経験積んできた、その上提出物はメールで提出してメールでコメントを受けるので会って会話をしたこともなく接点も全くない、姿形や表情もわからなないので、本当にテキストだけのやり取りなのだけれど、どうやらそれでもモノの見方や考え方を共有出来る、というか共有しているとお互いが気がつくことが出来る程度には想いは伝わっていたというのは、構文とか文法などとは別として収穫でした。
1. Living Without Television (テレビのない生活)wordをメールに添付して提出なんですけれど、結局、何となく書くことを決めて、どうやって書くかと四苦八苦しているうちに締め切り日ギリギリまで全然進まず、毎週水曜日が締め切りなのに、当日の17:00の終業後に「締め切りって夜中の12時までかなぁ・・・」と思いながら、仕事場でう~んと頭を抱えながらwordを睨みつけながら書き上げて、そのまま読み直したり見直すこともせずにエイッとメール添付して提出したり。
2. Boxing match (ボクシングという興行)
3. Different Flow of Time (グレゴリオ暦ではない暦の時の概念)
4. Sales Calls (外国人の営業電話のしつこさ)
5. Gift for the Land (日本海側の冬、その厳しさと美しさ)
6. Urban Canyon (超高層ビルの谷間で暮す、思う)
7. Mans Best Friend (犬と人間との関係)
8. Values (企業理念について)
9. My Thoughts at the Time and a Year After 3.11
(3/11に思ったこと、そして今思うこと)
そんなわけで、お世辞にも上手く書けたと言えず、山ほど手直しされて返されて来たんですけれど、まぁ私のレベルで出来るのはこれが限界で、9回提出できただけでも○
内容や出来ばえや添削の結果などとは別に、ちょっと考えてしまったというか、収穫だったことが1つ。
My Thoughtsということで自分の思いを書いて読んでもらくことが目的だけれども、私はどちらかというと、具体的なことよりは、抽象的というか、日本的というか、観念とか情緒や感性みたいなものを書いてしまう傾向にあるようで、日本語でも人さまがわかるかどうか伝わるかどうかわからないようなことを、英語で、それもかなりレベルの低い英語で書き綴ったので、自分でも「こりゃ、私の言わんとしていることは伝わらないだろうなぁ。まぁ、でも一方的でもいいか・・・」なんて思いながら、実は毎回提出してたんです。
目を通す先生も大変ですよね。つまらない、わけのわかんない文章を読まなきゃならないし、コメントしなきゃならないし、時には頑張るようにおだてたり共感しなきゃならないし。
Different Flow of Timeで西洋の暦とは異なった時の概念で生活するのことを書いても、
Gift for the Landで裏日本のあの閉ざされた重い雪の世界のことを書いても、
Urban Canyonで超高層ビルが林立する中に残るこの界隈や裏路地のことを書いても、
多分うまくは伝わらないよなぁ・・・と。
それでも、添削には文法の誤りや構成の良し悪しなど結構厳しいコメントに加えて、「情景が目に浮かぶ」とか「自分もそう思うとか」とか「この部分は読み手を惹き付け巻き込んでいて良い」なんてコメントがあることがあって、「えっ、伝わった?」「ホントかいな?」「共感を示してやる気を出させなきゃならないだろうなー」などと、ある種のお世辞のように受け取っていて、「すんません、こんな駄文に共感点を見出して頂いて」みたいな感じで受け取ってたんです。
7回目に提出した"Mans Best Friend"は犬のことを書いたんですけれど、どうやら先生も動物愛護団体から引き取った犬を飼っていて、犬好きのようなんですね。私が書いた犬と動物との関わりや結びつきに関する思いに共通点があったらしく、先生と犬が写った1枚の写真が添付されて来たのです。
その写真を見た時、すぐに考え違いをしていたことがわかってしまいました。
古民家のような風情のある古い日本家屋の縁側に先生(と思われる人)年配の男性が座り、
その隣にはおとなしそうな茶色いチャウチャウのような犬が伏せていて、
フレームの端には青々とした楓の葉っぱ、
先生が座っている縁側には土器のような味のある焼き物、
奥の部屋にはその雰囲気に何とも合った籠や照明。
空気や時間の流れも感じるような、穏やかで暖かく、何とも良い日本の情景を感じるとても素敵な写真。先生は優しそうな年配の、「私たちの国にもネイティブアメリカンの・・・」と書いていたことがあったので、恐らく米国の方なんだと思うのだけれど、何とも古き良き日本の中に違和感なく静かに納まっているというか。
この写真を見た時「あぁ、私が考えている以上に、私の書いたことは伝わっていたに違いない」と。どうやら、その時々に共感の言葉を返してくれていたのは、お付き合いや励ましではなくて本当にそうだったからなんだなと。不思議ですよね、たった1枚の写真で「きっと上手く伝わってないに違いない」という思いが、ササーッと消えて、「こりゃ確かに伝わってるわ」と感じるとは。
8回目のValuesは、誠意・創意・熱意、英語ではIntegrity、Innovation、Intensityと会社の企業理念というかモットーのようなものについて。会社は「創意」を"これまでだれも考え付かなかった考え。新しい思い付き。現状に満足せず、より良いものにするための『原動力』、つまり『変革』や『挑戦』"という意味で、英語ではInnovationとしているのに対して、私は創意工夫とか創造力としてのingenuityと捉えて書いたんですが、これも先生曰く「以前から、Innovationではなくて個人の資質としてのingenuityが他の2つの言葉に相応しいと思っていた」と。これはコメントにもあったのだけれど、「どうやら私たちは共通の似たような考えを持っているようだ」とも。
先生とは日本人と米国人なので生まれ育った歴史も環境も考え方も違い、当然まったく異なった世界で異なった経験積んできた、その上提出物はメールで提出してメールでコメントを受けるので会って会話をしたこともなく接点も全くない、姿形や表情もわからなないので、本当にテキストだけのやり取りなのだけれど、どうやらそれでもモノの見方や考え方を共有出来る、というか共有しているとお互いが気がつくことが出来る程度には想いは伝わっていたというのは、構文とか文法などとは別として収穫でした。
by sohla
| 2012-03-18 01:04
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