2011年 09月 19日
日本橋高島屋
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トピアリーや噴水のある洋風庭園と和風庭園があって、和風庭園には七角形の七福殿+マル高印つきお賽銭箱。池があって鯉も泳いでいるのです。
デパートの屋上って、何とも平和でちょっと間の抜けたような、まったりとした時間が流れていていいですよねぇ。銀座三越のテラス(屋上ではなかったっけ)とか今どきの屋上より、昭和的な感じがする正統派屋上(笑)が好き。
高島屋は江戸時代末期の創業で、この東京日本橋は昭和8年竣工とのこと。昭和25年には何と!小象の「高子」ちゃんが登場し、「象のいる百貨店」として人気を集めたらしいではないですか!ココの「アサヒグラフ1952年2月13日号より」には、
"昭和25年7月タイから来た1歳半のメス象だ。来たときは小さかったので箱ごとワイヤーで吊り上げられたが、昭和29年上野動物園へ移動の際は屋上から階段を下り、1階の輸送箱を見たとき嫌がって付近を走り回りショーケース等いためたようだ。その後昭和33年多摩動物公園へ移る"とありますよ。百貨店の階段を下る高子ちゃんを見たかった(笑)。
蛇腹の扉との二重になっている名物エレベーターも健在。和風の格天井、大理石張りの壁や階段、石柱の頭のレリーフなど、昭和初期の建築の情熱と歴史と当時の百貨店の華やかさが羨ましいような。デパートとして初めて「重要文化財」に指定されたというのも納得。
新宿伊勢丹も昭和8年に神田から新宿へ移転して竣工。伊勢丹の建物外観もいいのですよね。周りが余りにもごちゃごちゃしているし人も多くて、改めて外観全体を眺めるってことは余りないのですけれども。
実はコレが欲しくてEatalyが入っている(と思い込んでいた)高島屋まで行ったところ、ちょうど催物場でイタリア展をやっていて、そこに出展していたEatalyにはお目当てのものがなく、1Fの総合案内のお姉さんに「Eatalyのショップは地下の食品売り場のどのあたりにありますか?」と尋ねたところ、「現在イタリア展に出店しているのですが、あいにく当店にはショップは入っていないのです」との答え。あれ、おかしいな?と思った途中で、日本橋三越と高島屋を混同していたことに気付いて冷や汗(笑)。そうか、Eatalyは三越だったっけか。
どーも日本橋三越と高島屋のイメージがダブってしまって・・・。失礼しました。
そう言えば、日本橋の上で片手に看板、片手でチリンチリンと鈴を鳴らして何か合図をしていた船長さん風の白い制服を着た男性を道路の反対側から見かけたんですけれど、もしかしたら水上バス「カワセミ」の合図かな?なんて思いながら見てました。乗ってみてもよかったかな。
by sohla
| 2011-09-19 23:33
| 東京ココやソコ
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