2010年 07月 11日
深大寺で
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昨日の朝8時頃に姉から連絡があって、「深大寺霊園で立会い火葬の予約が取れた。9時に担当の人が迎に来てくれるから、それまでに来れる?途中でお花も買って来て欲しい・・・」って。えーっ、そんなに直ぐに火葬は出来ないかもな~と思っていたのに何と。5:30には起きて内職仕事をしていたので、寝起きみたいな格好してるから髪の毛ぐらい梳かして着替えて間に合うかなぁ(涙)。
でも何としても間に合わなければならないので、取る物もとりあえず家を転げ出て、途中で開いてる花屋さんはないかと見ながら、結局実家の最寄り駅前の開店準備をし始めた花屋さんで、「ミニブーケが欲しい!」と言って奥から(昨日の残りと思われる)ブーケを出してもらい、お菓子も棺に入れることが出来ると聞いていたので、入れられるかわからないけれどコンビニで1つ、2つお菓子を買って、走るようにして実家へ向かい何とか間に合いました。
私:「早めに投票に行こうかな~って思っていたから危ないところだったよ。
7時から投票出来るんだもんね、電話もらうのがもう少し遅かったら留守してて
間に合うように来れなかったかも」
姉&母:「投票?期日前投票?」
私:「ん?(期日前投票は期日前だもん)普通に投票よ?」
姉&母:「投票日は明日だけど・・・」
私:「えーっ!!!すっかり今日(土曜日)だと思い込んでた(恥)。
そう言えば、土曜日が投票日ってのもちょっとおかしいよね。
そうか、危うく行ってしまうところだった(笑)」
そうこうしているうちに霊園の方が到着。こんな車で迎えに来てくれるんですね。こちらは自宅→霊園→自宅と無料で送り迎をしてくれます。今にも朽ちそうなブーケに庭の花を少し切って足してあげて、お菓子を紙ナプキンで包み、一緒に火葬してもらいたいリードやおもちゃを持って深大寺へ。
ここが斎祀供養を行う高さ30mの萬霊塔。それを囲むようにロッカー式のお墓や合同納骨所があります。初代シュナウザーの時もこちらで火葬して供養をしたのですけれど(私はこの時は日本におらず立ち会わなかった)、他の犬たちと一緒に土に返るのがいいのではということで、今回も同じように合同納骨所で供養する予定です。
前日の夕方に「夜から朝方にかけて徐々に呼吸をしなくなります」と言われて注射を打ったそうですが、看取った母曰く、「そう言われたけれど、注射した後すぐにもう呼吸をしなくなっていたみたい・・・」とのこと。その翌朝にはもうこうやって深大寺へ立会い火葬に来て、ナナのお骨を拾っているなんて嘘みたいな感じでした。
送迎も兼ねた担当の方も火葬を担当された方も感じが良く、この深大寺動物霊園はペット火葬業としては日本で初めてISO14001(環境マネジメント)の認証を取得していて、火葬の際のクリーンエネルギー化や煙も出さない炉など環境へ取り組んでいるそうです。木が鬱蒼としていてとてもいいところなんですよね。お参りの方も三々五々お見えになってるようで、動物を亡くした人たちの拠り所になってる感じがします。
因みに、「動物なら何でもお願い出来るんですか?」と聞くと、「人間以外なら何でも大丈夫です。金魚やかぶと虫の火葬もしましたよ」とのこと。でも動物園にいるようなゾウとかキリンとか大型の動物は、さすがにこちらの火葬炉では出来ないそうですが。
火葬は約1時間ちょっとでしょうか。その間は深大寺へお参りがてら散策に。
もう「梅雨明けか?」と思うほど日差しが強くて暑くて暑くて。大師堂の縁側に安置されている木彫りの賓頭廬尊者(びんずるそんじゃ)。何でもインドの僧侶で医学的にも大変すぐれたお力を持っていたそうで、大勢の病人を救ったところから悪いところをなでると「病気平癒」の霊験があると古くから言われているそう。
腰だの背中だのお腹だの脚だの胸だの手当たり次第になでてみました。あ、頭も顔も(笑)。
左の石像は悪魔みたいだけれど愛嬌が。こんなお姿の元三大師はこういう理由があるからだそう。右の観世音菩薩と書いてあるのは馬?獏?何だかこちらも愛嬌がある体型(笑)。
開ききって花びらも散ってましたけれど、今シーズン初めての蓮の花です。
深大寺はお寺に来ていたのか神代植物園に来ていたのか忘れてしまったんですが、子供の頃に家族で良く遊びに来てました。深大寺と言えば蕎麦、蕎麦と言えば雀のお宿(笑)。竹林がある雀のお宿というお蕎麦屋さんがあって、いつもそこで食べていた記憶が。でも、蕎麦ではなくて'流しそうめん'のイメージが記憶にあるんですが、昔はそうめん流しをしていたのかな。
私はTVを見ないので疎いんですけれど、姉の説明によるとNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」は調布が舞台で深大寺でも撮影されているから、近頃はこの辺りもブームなのよ、とのこと。へぇ、そうなんですか。どーりで、○○の撮影で××さんが来ました!みたいな写真がそこここのお店に張ってあるわけですね(笑)。深大寺ガイドツアーみたいなのもあって、こじんまりしてるけれど随分と観光地らしくなったなぁ・・・と思いました。
せっかくなので、帰ってお昼ご飯に食べようと手打ちの生蕎麦を購入。火葬を待つ身だというのに何だかのんびり観光しているような。
勿論、家へ戻ってから茹でたお蕎麦は何本かナナにもお供えして。台所で何かを食べていると、トコトコトコと来て「落ちて」きたり「くれ」たりするのをジッと待ってましたっけ。痺れをきらすと前足でチョイチョイと催促したりして。
さて、そろそろ時間ということで火葬場に戻り、まだ熱で暑い中、汗をタラタラ流してお骨拾いをして終了。火葬を担当してくれた年配の男性、暑いのにどうもありがとうございました。最初に聞いたお名前ではどうやら日本の方ではないようでしたけれど、陰気でも無表情でもなく、かと言って場違いなほど明るくもなく、でも何気ににこやかで優しそう、ちょっとぎこちない丁寧さが可愛い(と言ったら失礼ですが)おじ(い)さん。骨壷を布で包むのもやり直したりピシッとするまでやっていて几帳面で丁寧な方なんだなって感じました。でも、動物とは言えああやって毎日毎日1日中大変ですよね。
ふぅ。
また後で納骨するんですが、息を引き取ってから割りと時間を置かずにバタバタバタと火葬にして見送り、そういう経過を経てちょっとずつ思い出になっていくのでしょうね。
でも何としても間に合わなければならないので、取る物もとりあえず家を転げ出て、途中で開いてる花屋さんはないかと見ながら、結局実家の最寄り駅前の開店準備をし始めた花屋さんで、「ミニブーケが欲しい!」と言って奥から(昨日の残りと思われる)ブーケを出してもらい、お菓子も棺に入れることが出来ると聞いていたので、入れられるかわからないけれどコンビニで1つ、2つお菓子を買って、走るようにして実家へ向かい何とか間に合いました。
私:「早めに投票に行こうかな~って思っていたから危ないところだったよ。
7時から投票出来るんだもんね、電話もらうのがもう少し遅かったら留守してて
間に合うように来れなかったかも」
姉&母:「投票?期日前投票?」
私:「ん?(期日前投票は期日前だもん)普通に投票よ?」
姉&母:「投票日は明日だけど・・・」
私:「えーっ!!!すっかり今日(土曜日)だと思い込んでた(恥)。
そう言えば、土曜日が投票日ってのもちょっとおかしいよね。
そうか、危うく行ってしまうところだった(笑)」
そうこうしているうちに霊園の方が到着。こんな車で迎えに来てくれるんですね。こちらは自宅→霊園→自宅と無料で送り迎をしてくれます。今にも朽ちそうなブーケに庭の花を少し切って足してあげて、お菓子を紙ナプキンで包み、一緒に火葬してもらいたいリードやおもちゃを持って深大寺へ。
ここが斎祀供養を行う高さ30mの萬霊塔。それを囲むようにロッカー式のお墓や合同納骨所があります。初代シュナウザーの時もこちらで火葬して供養をしたのですけれど(私はこの時は日本におらず立ち会わなかった)、他の犬たちと一緒に土に返るのがいいのではということで、今回も同じように合同納骨所で供養する予定です。
前日の夕方に「夜から朝方にかけて徐々に呼吸をしなくなります」と言われて注射を打ったそうですが、看取った母曰く、「そう言われたけれど、注射した後すぐにもう呼吸をしなくなっていたみたい・・・」とのこと。その翌朝にはもうこうやって深大寺へ立会い火葬に来て、ナナのお骨を拾っているなんて嘘みたいな感じでした。
送迎も兼ねた担当の方も火葬を担当された方も感じが良く、この深大寺動物霊園はペット火葬業としては日本で初めてISO14001(環境マネジメント)の認証を取得していて、火葬の際のクリーンエネルギー化や煙も出さない炉など環境へ取り組んでいるそうです。木が鬱蒼としていてとてもいいところなんですよね。お参りの方も三々五々お見えになってるようで、動物を亡くした人たちの拠り所になってる感じがします。
因みに、「動物なら何でもお願い出来るんですか?」と聞くと、「人間以外なら何でも大丈夫です。金魚やかぶと虫の火葬もしましたよ」とのこと。でも動物園にいるようなゾウとかキリンとか大型の動物は、さすがにこちらの火葬炉では出来ないそうですが。
火葬は約1時間ちょっとでしょうか。その間は深大寺へお参りがてら散策に。
腰だの背中だのお腹だの脚だの胸だの手当たり次第になでてみました。あ、頭も顔も(笑)。
開ききって花びらも散ってましたけれど、今シーズン初めての蓮の花です。
深大寺はお寺に来ていたのか神代植物園に来ていたのか忘れてしまったんですが、子供の頃に家族で良く遊びに来てました。深大寺と言えば蕎麦、蕎麦と言えば雀のお宿(笑)。竹林がある雀のお宿というお蕎麦屋さんがあって、いつもそこで食べていた記憶が。でも、蕎麦ではなくて'流しそうめん'のイメージが記憶にあるんですが、昔はそうめん流しをしていたのかな。
私はTVを見ないので疎いんですけれど、姉の説明によるとNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」は調布が舞台で深大寺でも撮影されているから、近頃はこの辺りもブームなのよ、とのこと。へぇ、そうなんですか。どーりで、○○の撮影で××さんが来ました!みたいな写真がそこここのお店に張ってあるわけですね(笑)。深大寺ガイドツアーみたいなのもあって、こじんまりしてるけれど随分と観光地らしくなったなぁ・・・と思いました。
せっかくなので、帰ってお昼ご飯に食べようと手打ちの生蕎麦を購入。火葬を待つ身だというのに何だかのんびり観光しているような。
勿論、家へ戻ってから茹でたお蕎麦は何本かナナにもお供えして。台所で何かを食べていると、トコトコトコと来て「落ちて」きたり「くれ」たりするのをジッと待ってましたっけ。痺れをきらすと前足でチョイチョイと催促したりして。
さて、そろそろ時間ということで火葬場に戻り、まだ熱で暑い中、汗をタラタラ流してお骨拾いをして終了。火葬を担当してくれた年配の男性、暑いのにどうもありがとうございました。最初に聞いたお名前ではどうやら日本の方ではないようでしたけれど、陰気でも無表情でもなく、かと言って場違いなほど明るくもなく、でも何気ににこやかで優しそう、ちょっとぎこちない丁寧さが可愛い(と言ったら失礼ですが)おじ(い)さん。骨壷を布で包むのもやり直したりピシッとするまでやっていて几帳面で丁寧な方なんだなって感じました。でも、動物とは言えああやって毎日毎日1日中大変ですよね。
ふぅ。
また後で納骨するんですが、息を引き取ってから割りと時間を置かずにバタバタバタと火葬にして見送り、そういう経過を経てちょっとずつ思い出になっていくのでしょうね。
by sohla
| 2010-07-11 21:51
| lotus
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