2010年 06月 27日
東京国立近代美術館 工芸館へ
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ここが美術館巡り最後か(最後にして欲しい、笑)?ということで、電車を乗り継いで北の丸公園にある東京国立近代美術館 工芸館へ。開催中の展示はアール・デコ時代の工芸とデザイン。
スーザン自身はそれほどアートに興味があるようには感じなかったので、六本木からわざわざ皇居あたりまで行って、それも歩いてちょっとのところにある東京国立近代美術館の本館よりも工芸館へ来たがった理由が良くわからないのだけれど、65歳以上は無料ということでスーザンママ&パパはIDを見せて彼らは無料に。
所蔵品のラリックやブロイヤーなども展示されていたけれど、その頃(1920年代)の'日本の'工芸とデザインを外国人が見て面白いかな?とは思ったのだけれど、スーザンパパ&ママは熱心に見ていたよう。三越のポスターとか、上野-浅草間地下鉄開通のポスターとか、私は「あぁ」と思いますけれども(笑)。
朝一に行ったサントリー美術館もそうだったし、この工芸館もそうだったんですが、授業の一環なのか学生らしき団体と一緒になってしまって、ちょっと見難かったのが残念。まぁ、私もかなりサラッと見ただけなのでいいのですが。
あいにく雨がパラついて来てしまったんですが、江戸城へ(えーっ、笑)というのでそっち方面へ。私も皇居のことは良く知らないけれど、どこの門からでも入れるわけじゃないだろうし、広いからママ&パパはこれ以上歩けるだろうか?と思ったんですが、せっかくここまで来たのだから天守台ぐらいは・・・と17時の閉門ギリギリに入って天守台まで。
工芸館から近い乾門は立ち入り禁止なので、多分この辺りはまだ吹上御所がある方なのではないかと思って、案内表示の通り北桔橋門へ。
地図も持っていなかったので、「多分、この門は御所に近過ぎるから入れないのかも」「天皇やご家族がここに住んでいるし、色々な儀式をおこなう大切な建物もあるし」とスーザンママ&パパに言うと、どうやら本当にの中のどこかにエンペラーが住んでいるとは思っていなかったようで、「ナニーッ、エンペラーが住んでるだとー?!エンペラーがここに?」「ちょっとちょっとパパ!ここにエンペラーの家があるんだって!」と大層びっくりしてました(笑)。
だって、皇居だもん。
お堀の周りを走るランナーが来ると、脇によけて立ち止まって頑張れ!頑張れ!とばかりに手を叩いたり万歳したりして声援を送る外国人の母&娘が・・・(笑)。ランナーの方もちゃんと手を上げて声援に応えて走って行ってくれました(笑)。
本当は、平日に1日時間が取れて、前もってわかっていたら皇居吹上御苑の一般参観に申し込みをして見せてあげたかったのですけれどもね、あれだけ美術館巡りをして歩いた後で、あの広大な東御苑をさらに見てまわるのは無謀というもの。何しろ、私は2日ぐらいは滞在するのかなと思っていたら、何と金曜の夕方着いて、今日、日曜の早朝には箱根に向けて発ってしまったんです。正味たった1日(笑)。
でも、その超短い滞在で(スーザンママ&パパのために)集中してアート関連の場所を見ることに目的を絞っていたので、六本木のアート・トライアングル見て、その間に展望台から東京の街を見れて、ちょっとだけれど皇居にも足を踏み入れ、もう1つ他の美術館も見れて、前夜は新宿の街をぐるっと巡り、とても楽しんでくれていたようでした。最後はさすがにみんな疲れちゃってましたけれども。
1番最初に行った東京ミッドタウンは、ショップやレストランがオープンする11時過ぎにはもう国立新美術館へ向かってしまったので、ショップやレストランは見ていないんですが、「世界中のショッピングモールへ行ったけれど、ここは建物全体の造りといい、アートやガーデンや細かい造作や雰囲気といい、今まで見た中で間違いなくベストで質の高い施設だと思うわ」と言ってました。
もうちょっと時間があって、ミッドタウンにしろヒルズにしろ、あちこちにちらばるパブリックアートも見れたらもっと興味深かったと思うんですけれど、それはまたいつか来た時にでもまた・・・ですね。
今日の早朝に箱根に向けてバスで発ってしまったけれど、その後は別の小さな村に1泊、それから京都へ、それから北京へ行って、クアラルンプール経由でバリ島へ、そして私も滞在したスーザンのゲストハウスへ行くという1ヶ月の旅だそうですよ。日本国内でのた旅は相当忙しいスケジュールみたいですけれども、世界中を旅して、色々な国で暮したことがある彼ら親子3人、きっと充実した旅行になるでしょう。
そう言えば、初めて会った日一昨日の夜、スーザンパパからお土産と言って彼がインドで撮った美しい写真を頂いてしまいました。
その時初めてスーザンのお父様が写真家であり画家であることを知って、その上こうやって写真まで頂いてしまって恐縮してしまいますね。どーしましょ。眺めているとインドへ想いが飛んで行ってしまいそう(笑)。
「バリへ行ったら、ゲストハウスで世話をしてくれたWayan&Putri夫妻、それと寡黙なMadeに宜しく伝えてね!」とスーザンに言うと、「彼らも私が東京でsohlaに会ったって知ったらびっくりするわ」なんて話していたのだけれど、あのバリでの滞在がこういう繋がりになるとは不思議なもんですね。それも、実際にはバリではスーザンには会うことはなく、これが初めてのご対面だったんですから。
昨日、ホテルまで送り届けた後、スーザンとの別れの挨拶はこれ。
'See you again in Bali one day.'
そうね、きっと次に会うのはバリで、だろうなと思いますよ。
スーザン自身はそれほどアートに興味があるようには感じなかったので、六本木からわざわざ皇居あたりまで行って、それも歩いてちょっとのところにある東京国立近代美術館の本館よりも工芸館へ来たがった理由が良くわからないのだけれど、65歳以上は無料ということでスーザンママ&パパはIDを見せて彼らは無料に。
所蔵品のラリックやブロイヤーなども展示されていたけれど、その頃(1920年代)の'日本の'工芸とデザインを外国人が見て面白いかな?とは思ったのだけれど、スーザンパパ&ママは熱心に見ていたよう。三越のポスターとか、上野-浅草間地下鉄開通のポスターとか、私は「あぁ」と思いますけれども(笑)。
朝一に行ったサントリー美術館もそうだったし、この工芸館もそうだったんですが、授業の一環なのか学生らしき団体と一緒になってしまって、ちょっと見難かったのが残念。まぁ、私もかなりサラッと見ただけなのでいいのですが。
あいにく雨がパラついて来てしまったんですが、江戸城へ(えーっ、笑)というのでそっち方面へ。私も皇居のことは良く知らないけれど、どこの門からでも入れるわけじゃないだろうし、広いからママ&パパはこれ以上歩けるだろうか?と思ったんですが、せっかくここまで来たのだから天守台ぐらいは・・・と17時の閉門ギリギリに入って天守台まで。
工芸館から近い乾門は立ち入り禁止なので、多分この辺りはまだ吹上御所がある方なのではないかと思って、案内表示の通り北桔橋門へ。
地図も持っていなかったので、「多分、この門は御所に近過ぎるから入れないのかも」「天皇やご家族がここに住んでいるし、色々な儀式をおこなう大切な建物もあるし」とスーザンママ&パパに言うと、どうやら本当にの中のどこかにエンペラーが住んでいるとは思っていなかったようで、「ナニーッ、エンペラーが住んでるだとー?!エンペラーがここに?」「ちょっとちょっとパパ!ここにエンペラーの家があるんだって!」と大層びっくりしてました(笑)。
だって、皇居だもん。
お堀の周りを走るランナーが来ると、脇によけて立ち止まって頑張れ!頑張れ!とばかりに手を叩いたり万歳したりして声援を送る外国人の母&娘が・・・(笑)。ランナーの方もちゃんと手を上げて声援に応えて走って行ってくれました(笑)。
本当は、平日に1日時間が取れて、前もってわかっていたら皇居吹上御苑の一般参観に申し込みをして見せてあげたかったのですけれどもね、あれだけ美術館巡りをして歩いた後で、あの広大な東御苑をさらに見てまわるのは無謀というもの。何しろ、私は2日ぐらいは滞在するのかなと思っていたら、何と金曜の夕方着いて、今日、日曜の早朝には箱根に向けて発ってしまったんです。正味たった1日(笑)。
でも、その超短い滞在で(スーザンママ&パパのために)集中してアート関連の場所を見ることに目的を絞っていたので、六本木のアート・トライアングル見て、その間に展望台から東京の街を見れて、ちょっとだけれど皇居にも足を踏み入れ、もう1つ他の美術館も見れて、前夜は新宿の街をぐるっと巡り、とても楽しんでくれていたようでした。最後はさすがにみんな疲れちゃってましたけれども。
1番最初に行った東京ミッドタウンは、ショップやレストランがオープンする11時過ぎにはもう国立新美術館へ向かってしまったので、ショップやレストランは見ていないんですが、「世界中のショッピングモールへ行ったけれど、ここは建物全体の造りといい、アートやガーデンや細かい造作や雰囲気といい、今まで見た中で間違いなくベストで質の高い施設だと思うわ」と言ってました。
もうちょっと時間があって、ミッドタウンにしろヒルズにしろ、あちこちにちらばるパブリックアートも見れたらもっと興味深かったと思うんですけれど、それはまたいつか来た時にでもまた・・・ですね。
今日の早朝に箱根に向けてバスで発ってしまったけれど、その後は別の小さな村に1泊、それから京都へ、それから北京へ行って、クアラルンプール経由でバリ島へ、そして私も滞在したスーザンのゲストハウスへ行くという1ヶ月の旅だそうですよ。日本国内でのた旅は相当忙しいスケジュールみたいですけれども、世界中を旅して、色々な国で暮したことがある彼ら親子3人、きっと充実した旅行になるでしょう。
そう言えば、初めて会った日一昨日の夜、スーザンパパからお土産と言って彼がインドで撮った美しい写真を頂いてしまいました。
その時初めてスーザンのお父様が写真家であり画家であることを知って、その上こうやって写真まで頂いてしまって恐縮してしまいますね。どーしましょ。眺めているとインドへ想いが飛んで行ってしまいそう(笑)。
「バリへ行ったら、ゲストハウスで世話をしてくれたWayan&Putri夫妻、それと寡黙なMadeに宜しく伝えてね!」とスーザンに言うと、「彼らも私が東京でsohlaに会ったって知ったらびっくりするわ」なんて話していたのだけれど、あのバリでの滞在がこういう繋がりになるとは不思議なもんですね。それも、実際にはバリではスーザンには会うことはなく、これが初めてのご対面だったんですから。
昨日、ホテルまで送り届けた後、スーザンとの別れの挨拶はこれ。
'See you again in Bali one day.'
そうね、きっと次に会うのはバリで、だろうなと思いますよ。
by sohla
| 2010-06-27 16:41
|
Comments(2)
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by
Sari
at 2010-06-28 01:55
x
お疲れ様でございました。
一日でも東京の現代から江戸時代まで堪能なさったのでは?
あ、箱根に行けば悠久の日本歴史が感じられるか(笑
バリは不思議なご縁を紡いでくれる場所なのかも知れませんね。
夫S坊と初めて遭ったのはMr台風の家でしたし・・・くされ縁も繋ぐか(++;)
将軍の住居跡に天ちゃまが住むなんて、外国では有り得ないんでしょうね。
やはり京の都へお帰りになられた方が、と思います。
正式な遷都はしていないことだし・・・
東御苑、会社がまん前だったもので、お昼休みにちょろちょろと行きました。
でもお弁当を済ませて行くと時間がなくてちょっと歩いてすぐ戻る(^^;)
庭園のお掃除はボランティアの「御奉仕会」とやらがしているそうです。
天ちゃまご夫妻、時々お出ましになり、遠くからだけどお辞儀をなさって労わりの気持ちを表してくださるそうです。(気を遣って、あのかたがたも大変だ)
御奉仕の人たち、恐れ多くて顔を上げられないとか。私ならしっかり見ちゃうけど(^^;)
日銀旧館を見ながら、気軽に石垣の上でお弁当を広げられるのが常盤橋公園です。
戻るのにちょっと時間がかかりましたけど(笑
一日でも東京の現代から江戸時代まで堪能なさったのでは?
あ、箱根に行けば悠久の日本歴史が感じられるか(笑
バリは不思議なご縁を紡いでくれる場所なのかも知れませんね。
夫S坊と初めて遭ったのはMr台風の家でしたし・・・くされ縁も繋ぐか(++;)
将軍の住居跡に天ちゃまが住むなんて、外国では有り得ないんでしょうね。
やはり京の都へお帰りになられた方が、と思います。
正式な遷都はしていないことだし・・・
東御苑、会社がまん前だったもので、お昼休みにちょろちょろと行きました。
でもお弁当を済ませて行くと時間がなくてちょっと歩いてすぐ戻る(^^;)
庭園のお掃除はボランティアの「御奉仕会」とやらがしているそうです。
天ちゃまご夫妻、時々お出ましになり、遠くからだけどお辞儀をなさって労わりの気持ちを表してくださるそうです。(気を遣って、あのかたがたも大変だ)
御奉仕の人たち、恐れ多くて顔を上げられないとか。私ならしっかり見ちゃうけど(^^;)
日銀旧館を見ながら、気軽に石垣の上でお弁当を広げられるのが常盤橋公園です。
戻るのにちょっと時間がかかりましたけど(笑
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sohla at 2010-06-28 08:33
Sariさん、
次の目的地の箱根は昨日は曇り空だったそうだけれど、一瞬雲が切れて富士山を見れ、母&娘は一緒に温泉に入って楽しんだそうです。そうか、現代から江戸までですよね!・・・私は疲れ過ぎてもう頭が働きませんでした(笑)。
そうそう、多分エンペラーがいると知っていても、実際にこの壁の向こう(堀の向こうか)に実在することと結びつかなかったみたいです。前に通訳案内士の方が言ってましたが、やっぱり外国の方にとって皇室というのは、私たちとはまた違った(自分達が持っていない、持てないものへの)特別な感情があるみたいですね(彼らなりに)。
私も京都はいいのではないかと・・・御所もあるし。閣議の決裁とか日本のテクノロジーを集結して、負担にならないように何とか頭を捻って。
あら・・・Sariさんとご主人の縁もバリだったんですね。最初っからくされ縁だったわけじゃないでしょうから、やっぱり縁ですねぇ!
次の目的地の箱根は昨日は曇り空だったそうだけれど、一瞬雲が切れて富士山を見れ、母&娘は一緒に温泉に入って楽しんだそうです。そうか、現代から江戸までですよね!・・・私は疲れ過ぎてもう頭が働きませんでした(笑)。
そうそう、多分エンペラーがいると知っていても、実際にこの壁の向こう(堀の向こうか)に実在することと結びつかなかったみたいです。前に通訳案内士の方が言ってましたが、やっぱり外国の方にとって皇室というのは、私たちとはまた違った(自分達が持っていない、持てないものへの)特別な感情があるみたいですね(彼らなりに)。
私も京都はいいのではないかと・・・御所もあるし。閣議の決裁とか日本のテクノロジーを集結して、負担にならないように何とか頭を捻って。
あら・・・Sariさんとご主人の縁もバリだったんですね。最初っからくされ縁だったわけじゃないでしょうから、やっぱり縁ですねぇ!