2010年 06月 02日
てぬぐい - 浅草ふじ屋
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『江戸の技・江戸の味』の第2回、「浅草ふじ屋」のご主人川上さんのお話。
江戸時代に行われたてぬぐい展の木版で刷られた図録にある柄を復刻したものや、細川家の家紋である九曜と明智家桔梗が1枚の手拭いに染められたものを復元したもの、ご主人や息子さんがデザインしたものなどの説明を中心に実物を見せて頂きました。
ココの'大人の遊び'にその1784年(天明4年)に行われた山東京(さんとうきょうでん/江戸時代の絵師、戯作者)の「手拭合」(てぬぐいあわせ)のことが出ていますね。今で言うてぬぐい展みたいなものだけれど、文化人がデザインし、タイトルや詩をあわせて見立てを楽しんだということ。昔からそういう企画があったんですね、と言うかそういったものを楽しむ文化レベルがあったと言うか。それが生活の中に溶け込んでいるというのが凄いです。技や遊び心があっても、それをわかる大人がいないと成り立たないですもんね。
今日は小川町でお茶でも飲んでから行こうとちょっと早めに待ち合わせしたにも関わらず、会場へ着いたのが開始間際で開いていた後ろの方の席へ着席。話者まで4-5m程度距離だけれど、手ぬぐいの柄は何となく認識出来ても、さすがにA4コピーの資料を「こんな感じ」と前で掲げられても全然見えませんねぇ(最前列でもちゃんとは見えないな、笑)、と言う感じでしたけれど、ご主人の江戸の商人っぽい?口調に耳が喜び(笑)、お話しも楽しかったです。
でも、とても沢山の手ぬぐいを持って来て見せて下さって、手ぬぐいって本当に遊び心や技が詰まっているな~というのと、やっぱり私は「どうやって染めるんだろう」とか「型紙や染め方のことまで頭に入れて図柄を考える時に、どういうことが頭の悩ませどころなんだろう」といったことに興味が湧きますね。あと歴史的な背景とか文化そのものなども。
ハッ・・・何年も前に作りかけた私の型紙はどこに仕舞ったっけ?とあるハズの場所を見ても無い。エーッ、どういうこと?まさか捨てたワケはないし、丸めてバティックの図案なんかと一緒にしておいたハズなんだけれど・・・。何でこんな狭い部屋の中で行方不明になるのか不思議。
実は私は「ふじ屋」さんには行ったことがないのです。と言うより、「手ぬぐいやさん」という専門店(笑)には京都へ行った時に「てんてん」に行ったぐらいで、後は手ぬぐい展で気に入ったものを買ったり、美術館のミュージアムショップでオリジナルを買ったり、出先でたまたま見掛けたのを買ったり、後はネットで買ったりしているんです。
とにかく世の中には素敵な手ぬぐいが山ほど出回っているので買うのにも迷っちゃうんですよね。コレも欲しいアレもいいなどと言ってるとビックリする金額になっちゃったりして。
これは私が持っている手ぬぐいのうちの1つで、浴衣みたいな感じですね、それも昔の浴衣。確か昔の浴衣の柄を復刻したものだったかと。洒落てるとか遊び心がある図柄とか色が綺麗とか、そういう今っぽい手ぬぐいではなくて、こういう何でもないどこにでもありそうな普通の感じのも好きなんです(あ、左の手ぬぐいは上下が逆だ、かなりしわくちゃだし、笑)。
型紙を彫るにしろ、染める技術(注染)にしろ、1枚1枚染めているわけではないけれど、プリントみたいに大量生産でもない。職人の技と量産とのコラボみたいな感じとでも言うんでしょうかね。なので1枚というか1反と言うか、出来上がるまでに色々な職人さんの手間が掛っているものを800円~1500円ぐらいで買えると思えば安いですね。でも、かといってこれが高級品や伝統工芸品みたいになって生活から離れては面白くないし。
やっぱり私は布モノや染めにはワクワクしますねぇ。単に図柄や色の良し悪しだけならカーテン生地だろうと服地だろうと何でもいいんですよね。でも、そこに歴史や文化や技や遊びも絡まっていて、尚且つ身近だから、手ぬぐいって面白い。
江戸時代に行われたてぬぐい展の木版で刷られた図録にある柄を復刻したものや、細川家の家紋である九曜と明智家桔梗が1枚の手拭いに染められたものを復元したもの、ご主人や息子さんがデザインしたものなどの説明を中心に実物を見せて頂きました。
ココの'大人の遊び'にその1784年(天明4年)に行われた山東京(さんとうきょうでん/江戸時代の絵師、戯作者)の「手拭合」(てぬぐいあわせ)のことが出ていますね。今で言うてぬぐい展みたいなものだけれど、文化人がデザインし、タイトルや詩をあわせて見立てを楽しんだということ。昔からそういう企画があったんですね、と言うかそういったものを楽しむ文化レベルがあったと言うか。それが生活の中に溶け込んでいるというのが凄いです。技や遊び心があっても、それをわかる大人がいないと成り立たないですもんね。
今日は小川町でお茶でも飲んでから行こうとちょっと早めに待ち合わせしたにも関わらず、会場へ着いたのが開始間際で開いていた後ろの方の席へ着席。話者まで4-5m程度距離だけれど、手ぬぐいの柄は何となく認識出来ても、さすがにA4コピーの資料を「こんな感じ」と前で掲げられても全然見えませんねぇ(最前列でもちゃんとは見えないな、笑)、と言う感じでしたけれど、ご主人の江戸の商人っぽい?口調に耳が喜び(笑)、お話しも楽しかったです。
でも、とても沢山の手ぬぐいを持って来て見せて下さって、手ぬぐいって本当に遊び心や技が詰まっているな~というのと、やっぱり私は「どうやって染めるんだろう」とか「型紙や染め方のことまで頭に入れて図柄を考える時に、どういうことが頭の悩ませどころなんだろう」といったことに興味が湧きますね。あと歴史的な背景とか文化そのものなども。
ハッ・・・何年も前に作りかけた私の型紙はどこに仕舞ったっけ?とあるハズの場所を見ても無い。エーッ、どういうこと?まさか捨てたワケはないし、丸めてバティックの図案なんかと一緒にしておいたハズなんだけれど・・・。何でこんな狭い部屋の中で行方不明になるのか不思議。
実は私は「ふじ屋」さんには行ったことがないのです。と言うより、「手ぬぐいやさん」という専門店(笑)には京都へ行った時に「てんてん」に行ったぐらいで、後は手ぬぐい展で気に入ったものを買ったり、美術館のミュージアムショップでオリジナルを買ったり、出先でたまたま見掛けたのを買ったり、後はネットで買ったりしているんです。
とにかく世の中には素敵な手ぬぐいが山ほど出回っているので買うのにも迷っちゃうんですよね。コレも欲しいアレもいいなどと言ってるとビックリする金額になっちゃったりして。
これは私が持っている手ぬぐいのうちの1つで、浴衣みたいな感じですね、それも昔の浴衣。確か昔の浴衣の柄を復刻したものだったかと。洒落てるとか遊び心がある図柄とか色が綺麗とか、そういう今っぽい手ぬぐいではなくて、こういう何でもないどこにでもありそうな普通の感じのも好きなんです(あ、左の手ぬぐいは上下が逆だ、かなりしわくちゃだし、笑)。
型紙を彫るにしろ、染める技術(注染)にしろ、1枚1枚染めているわけではないけれど、プリントみたいに大量生産でもない。職人の技と量産とのコラボみたいな感じとでも言うんでしょうかね。なので1枚というか1反と言うか、出来上がるまでに色々な職人さんの手間が掛っているものを800円~1500円ぐらいで買えると思えば安いですね。でも、かといってこれが高級品や伝統工芸品みたいになって生活から離れては面白くないし。
やっぱり私は布モノや染めにはワクワクしますねぇ。単に図柄や色の良し悪しだけならカーテン生地だろうと服地だろうと何でもいいんですよね。でも、そこに歴史や文化や技や遊びも絡まっていて、尚且つ身近だから、手ぬぐいって面白い。
by sohla
| 2010-06-02 14:34
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