2010年 05月 25日
年寄りの経路
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この前、友人のDさんから末広町にプレオープンしたエイブル・アート・スタジオ(エイブル・アート・ジャパン)のパンフレットを頂いて、なかなか興味を惹かれる講座をやるんだな~と思って見ていたら、ちょっと経ってから母親から「(エイブル・アート・ジャパン)の江戸の講座に出席したいから一緒に行かない?」と電話が来たのとで、昨日から始まった「江戸の技・江戸の味」に行って来ました。
って、こう書くとDさんから貰ったパンフレットと私の母とどう関係があるんだ?って感じですね。要は私はDさん経由でこの講座のことを知り、母は美術館経由で情報をゲットし、その後母は母で参加したいと思い、ついては私を誘うことにし、付き添いがてら私も行くことになったと。因みにDさんと母(+姉)は、私が知らなかったこんなつながりがあるので、共通の知人・友人がいたり会があったりするのですね。かたや私は、母&姉と一緒に住んでおらず、母(+姉)の行い(笑)や仲間や仕事関係なども全く関知しておらず、普通は姉が母と行動を共にしているので、今回は一番'何の関係ない私'&母という珍しいペアで行動です(笑)
世田谷美術館×エイブル・アート・ジャパン提携事業
江戸の技・江戸の味 ~東京下町に生きる庶民文化の伝統~
場所:Arts Chiyoda3331内 エイブル・アート・スタジオ
銀座線「末広町駅」徒歩1分
■プログラム
5月24日 プロローグ 高橋直裕 (世田谷美術館学芸員・本企画案内人)
5月31日 「手拭い」 浅草「ふじ屋」 主人 川上千尋さん
6月7日 「鰻」 明神下「神田川」 主人 神田茂さん
6月14日 「鰌」 浅草合羽橋「飯田屋」 主人 飯田龍生さん
6月21日 「櫛笄」 鼈甲細工師 磯貝一さん(両国)
6月28日 「扇」 浅草「文扇堂」 主人 荒井修さん
7月5日 「蕎麦」 神田須田町「まつや」 主人 小髙登志さん
7月12日 「足袋」 「向島めうがや」 主人 石井芳和さん
8月2日 「寿司」 「浅草弁天山美家古寿司」 主人 内田正さん
8月9日 「江戸小紋」 江戸小紋型付師 中條隆一さん
8月23日 「市松人形」 市松人形人形師 藤村光明さん
8月30日 エピローグ 「今に生きる江戸の味」(江戸食文化研究家 松下幸子さん)
詳しいことと言うか、講座のプログラムなどはまた次のトピで。昨日はプロローグで講座の概要だったんですが、江戸の技と味を受け継ぐそうそうたる方々の話を聞くことができるプログラムなのできっと面白いと思いますよ。日程途中からの受講でも参加OKとのことなので(開講済みの受講料を差し引いた受講料で)、興味のある方はどうでしょう。
さて、講座は面白そう、母は1人で外出はもうちょっと危ないので付き添いも兼ねて(つまりこのため)・・・はいいのだけれど、母は階段の上り下りはちょっと無理なので、前もってネットの駅構内図でエレベーターとエスカレーターを調べて経路を考える考える(笑)。最寄り駅は銀座線の末広町なのだけれど、駅情報で見た限りは出入口~改札階~ホームとエスカレーターもエレベーターもないのでダメ。私が背負って上り下りするのも無理だし(笑)。
(アジアで最も)古い地下鉄だし、他の路線と重なってる駅でもないので、バリアフリーは余り見込めないだろうなぁとは思っていたんですが案の定。
なので、他の路線で上手くホーム~改札~地上までエスカレーターかエレベーターで行くことの出来る近隣の駅を利用して、そこからはタクシーで。ちょっと足が悪いだけでもこんな有り様なので、車椅子やもっと足が不自由な人たちは本当に大変でしょうね。というより、車椅子に乗るほどでもないけれど脚が不自由って言う場合は駅員さんに手を借りるわけにもいかないし中途半端に大変かも。
幸いまだ健康で脚も何とかなる私は、とにかくあの東京の網の目のような鉄道を最短経路で行って、目的地近くの一番近い出口を出るのが普通という生活をしているけれど、エスカレーターかエレベーター頼みとなると地上出入り口も限定されるのでそう簡単にはいかないのだと実感。でも、私ももっと年を取って体に不自由を感じるようになったら、こうやって考えて外出しなきゃならないのですよね。今からこの手間に慣れておかないと(笑)。
本当は、母は京王線、私は丸の内線の利用なので、新宿で待ち合わせをして丸の内線と銀座線を乗り継いで行こうか~と簡単に考えていたんです。でも、京王線改札から丸の内線改札に向かう新宿西口地下(JR西口改札~ロータリー)辺りを、夕方の人混みを縫って歩くなんて、いくら私が一緒だとしてもゆっくりしか歩けない80歳過ぎの人間にとっては殺人的。ほんの数百メートルなんですけれどもね、途中何気ない階段も何ヵ所かあるし、一番近い丸の内線改札に辿り着いてもホームまで階段しかないし、エスカレーターを使うなら東口側の改札までまた人混みの地下通路をさらに歩かなきゃならないし。こりゃ新宿駅を通る経路は避けないとダメだろー、ということになったわけです。
母は介護や介助までは必要ではないけれど普通の年寄り(笑)、ゆっくりしか歩けない、ぶつかられても咄嗟に避けられない、些細なことで足元がヨロけるとなると、あの人の流れやスピードの中、1人で出掛けるのは物理的にも精神的にも大変。
バリアフリーと言ってもう久しいし、以前から比べたら随分と良くはなったのだろうけれど、東京の場合は車の高速料金を云々するなら公共交通機関の駅構内やその周辺の設備にお金を掛けて還元した方がいいなぁ、これから益々高齢者も増えるのだし、なんて思ったのでした。まぁこんだけ人口流入が続いていると(都の人口は4月で1300万人を突破ですよ?2000年に1200万人を超えてから約10年で100万人増、1年で10万人増・・・どこまで詰め込むの、笑)、人のことなんて知ったこっちゃない雰囲気になるのもわからなくはないし、人の意識を変えるのは時間が掛るし確かじゃないので、人の手助けを当てに出来ない分、少なくとも設備は当てに出来るようにした方がいいのではないかと。
私は新しく作る町や商業施設ならまだしも、誰にとっても優しい街なんてなかなか無理だと思っているんですけれど、高齢者、障害者の利便性のために健常者はもっと不便を被った方がいいのではないかと思うほう。と言うか、速さ便利さ楽さを求める権利があるのは高齢者、障害者だろー、健常者なら不便は自力で挽回出来るだろーと思うので。後はそうだなぁ・・・周りの人の動きがもうちょっとでいいから遅回しというか(笑)スロー・ダウンすると、気持ち的に楽になるのかなぁ。
普段の50%減速で歩いてもまだ私が早いぐらいなので、時々忘れてフッと振り向くと、既に母を置いてきぼりにしていたりして。可哀そ(笑)。
公共交通機関のバリアフリー情報を提供しているらくらくおでかけネットなんていうのがあるんですね。検索するとホーム~改札~地上まで車椅子は「介助が必要です」とか「移動経路があります」とか「介助が必要ですが設備があります」とか「詳細はお問合せ」とか、大まかな様子は出てくるんですね。実際は各線のwebサイトで位置や距離など細かく調べて、頭の中で経路を辿ってみないとわからないんですが、ナビみたいにココからアソコと入れると段差なしルート!段差10段以下ルート!みたいなのが(笑)パパッと出てくると助かるなぁ、なんて。
因みに、私は都営新宿線の新宿3丁目駅で下車し、母はそのまま途中新宿線と京王線の乗り入れ駅で1回乗り換えて家まで。とにかく手すりにつかまってないと足元がおぼつかなくて危ないらしいんですが、昨日は「あの後、男の人が席を譲ってくれたの~」と言ってました。そうそう、ご好意には甘えさせて貰いましょう(笑)。良かったね、親切な人がいて。
って、こう書くとDさんから貰ったパンフレットと私の母とどう関係があるんだ?って感じですね。要は私はDさん経由でこの講座のことを知り、母は美術館経由で情報をゲットし、その後母は母で参加したいと思い、ついては私を誘うことにし、付き添いがてら私も行くことになったと。因みにDさんと母(+姉)は、私が知らなかったこんなつながりがあるので、共通の知人・友人がいたり会があったりするのですね。かたや私は、母&姉と一緒に住んでおらず、母(+姉)の行い(笑)や仲間や仕事関係なども全く関知しておらず、普通は姉が母と行動を共にしているので、今回は一番'何の関係ない私'&母という珍しいペアで行動です(笑)
江戸の技・江戸の味 ~東京下町に生きる庶民文化の伝統~
場所:Arts Chiyoda3331内 エイブル・アート・スタジオ
銀座線「末広町駅」徒歩1分
■プログラム
5月24日 プロローグ 高橋直裕 (世田谷美術館学芸員・本企画案内人)
5月31日 「手拭い」 浅草「ふじ屋」 主人 川上千尋さん
6月7日 「鰻」 明神下「神田川」 主人 神田茂さん
6月14日 「鰌」 浅草合羽橋「飯田屋」 主人 飯田龍生さん
6月21日 「櫛笄」 鼈甲細工師 磯貝一さん(両国)
6月28日 「扇」 浅草「文扇堂」 主人 荒井修さん
7月5日 「蕎麦」 神田須田町「まつや」 主人 小髙登志さん
7月12日 「足袋」 「向島めうがや」 主人 石井芳和さん
8月2日 「寿司」 「浅草弁天山美家古寿司」 主人 内田正さん
8月9日 「江戸小紋」 江戸小紋型付師 中條隆一さん
8月23日 「市松人形」 市松人形人形師 藤村光明さん
8月30日 エピローグ 「今に生きる江戸の味」(江戸食文化研究家 松下幸子さん)
詳しいことと言うか、講座のプログラムなどはまた次のトピで。昨日はプロローグで講座の概要だったんですが、江戸の技と味を受け継ぐそうそうたる方々の話を聞くことができるプログラムなのできっと面白いと思いますよ。日程途中からの受講でも参加OKとのことなので(開講済みの受講料を差し引いた受講料で)、興味のある方はどうでしょう。
さて、講座は面白そう、母は1人で外出はもうちょっと危ないので付き添いも兼ねて(つまりこのため)・・・はいいのだけれど、母は階段の上り下りはちょっと無理なので、前もってネットの駅構内図でエレベーターとエスカレーターを調べて経路を考える考える(笑)。最寄り駅は銀座線の末広町なのだけれど、駅情報で見た限りは出入口~改札階~ホームとエスカレーターもエレベーターもないのでダメ。私が背負って上り下りするのも無理だし(笑)。
(アジアで最も)古い地下鉄だし、他の路線と重なってる駅でもないので、バリアフリーは余り見込めないだろうなぁとは思っていたんですが案の定。
なので、他の路線で上手くホーム~改札~地上までエスカレーターかエレベーターで行くことの出来る近隣の駅を利用して、そこからはタクシーで。ちょっと足が悪いだけでもこんな有り様なので、車椅子やもっと足が不自由な人たちは本当に大変でしょうね。というより、車椅子に乗るほどでもないけれど脚が不自由って言う場合は駅員さんに手を借りるわけにもいかないし中途半端に大変かも。
幸いまだ健康で脚も何とかなる私は、とにかくあの東京の網の目のような鉄道を最短経路で行って、目的地近くの一番近い出口を出るのが普通という生活をしているけれど、エスカレーターかエレベーター頼みとなると地上出入り口も限定されるのでそう簡単にはいかないのだと実感。でも、私ももっと年を取って体に不自由を感じるようになったら、こうやって考えて外出しなきゃならないのですよね。今からこの手間に慣れておかないと(笑)。
本当は、母は京王線、私は丸の内線の利用なので、新宿で待ち合わせをして丸の内線と銀座線を乗り継いで行こうか~と簡単に考えていたんです。でも、京王線改札から丸の内線改札に向かう新宿西口地下(JR西口改札~ロータリー)辺りを、夕方の人混みを縫って歩くなんて、いくら私が一緒だとしてもゆっくりしか歩けない80歳過ぎの人間にとっては殺人的。ほんの数百メートルなんですけれどもね、途中何気ない階段も何ヵ所かあるし、一番近い丸の内線改札に辿り着いてもホームまで階段しかないし、エスカレーターを使うなら東口側の改札までまた人混みの地下通路をさらに歩かなきゃならないし。こりゃ新宿駅を通る経路は避けないとダメだろー、ということになったわけです。
母は介護や介助までは必要ではないけれど普通の年寄り(笑)、ゆっくりしか歩けない、ぶつかられても咄嗟に避けられない、些細なことで足元がヨロけるとなると、あの人の流れやスピードの中、1人で出掛けるのは物理的にも精神的にも大変。
バリアフリーと言ってもう久しいし、以前から比べたら随分と良くはなったのだろうけれど、東京の場合は車の高速料金を云々するなら公共交通機関の駅構内やその周辺の設備にお金を掛けて還元した方がいいなぁ、これから益々高齢者も増えるのだし、なんて思ったのでした。まぁこんだけ人口流入が続いていると(都の人口は4月で1300万人を突破ですよ?2000年に1200万人を超えてから約10年で100万人増、1年で10万人増・・・どこまで詰め込むの、笑)、人のことなんて知ったこっちゃない雰囲気になるのもわからなくはないし、人の意識を変えるのは時間が掛るし確かじゃないので、人の手助けを当てに出来ない分、少なくとも設備は当てに出来るようにした方がいいのではないかと。
私は新しく作る町や商業施設ならまだしも、誰にとっても優しい街なんてなかなか無理だと思っているんですけれど、高齢者、障害者の利便性のために健常者はもっと不便を被った方がいいのではないかと思うほう。と言うか、速さ便利さ楽さを求める権利があるのは高齢者、障害者だろー、健常者なら不便は自力で挽回出来るだろーと思うので。後はそうだなぁ・・・周りの人の動きがもうちょっとでいいから遅回しというか(笑)スロー・ダウンすると、気持ち的に楽になるのかなぁ。
普段の50%減速で歩いてもまだ私が早いぐらいなので、時々忘れてフッと振り向くと、既に母を置いてきぼりにしていたりして。可哀そ(笑)。
公共交通機関のバリアフリー情報を提供しているらくらくおでかけネットなんていうのがあるんですね。検索するとホーム~改札~地上まで車椅子は「介助が必要です」とか「移動経路があります」とか「介助が必要ですが設備があります」とか「詳細はお問合せ」とか、大まかな様子は出てくるんですね。実際は各線のwebサイトで位置や距離など細かく調べて、頭の中で経路を辿ってみないとわからないんですが、ナビみたいにココからアソコと入れると段差なしルート!段差10段以下ルート!みたいなのが(笑)パパッと出てくると助かるなぁ、なんて。
因みに、私は都営新宿線の新宿3丁目駅で下車し、母はそのまま途中新宿線と京王線の乗り入れ駅で1回乗り換えて家まで。とにかく手すりにつかまってないと足元がおぼつかなくて危ないらしいんですが、昨日は「あの後、男の人が席を譲ってくれたの~」と言ってました。そうそう、ご好意には甘えさせて貰いましょう(笑)。良かったね、親切な人がいて。
by sohla
| 2010-05-25 09:51
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