夏の終わりのお祭り

約2年もご無沙汰…とは

特別これといったこともなく、何だか世の中が救いようのない方へ行きつつある気がするなー、嫌だなー、ヤバいなー、もう取返しつかないかもなー、とか感じることが多すぎて、ブログにもネガティブなこと書きそうだし、でもそういう気力もちょっと余りないし、（仕事でPC使い倒しているわ視力も落ちたわで）PCに向かうことが少なくなったのもあり、そんなこんなしているうちにブログから遠のいてしまったのでした。

まぁ、仕事は続けているし（何と2年半も経っちゃった）、時々体調を崩す（大事にはならない程度）のもこの年ならアルアルだし、そんなこんなでも普通に過ごしてました。

さて今年もこの季節。

8/27は西日暮里 諏方神社の例大祭。なのでこの週末は氏子まつりで町内の子ども神輿や大人神輿が私の部屋からも。町内ごとにお神輿を持ってるって普通なんですかね？世田谷の実家ではお神輿は神社にあったのだけだったような…。

諏方神社は西日暮里だけでなく谷中、池之端も氏子地域で、なんでも谷中・池之端で16ヶ町のお神輿があるのだとか。お祭りが近くなると町内掲示板や一般のお宅には”半纏貸出し"とか”半纏貸申し込み"みたいなチラシと申込書が掲示されてたり、"担ぎ手募集”ポスターも。この週末はこの一帯はお祭り一色。

いや～、それにしても災害級の暑さなので警備にあたるお巡りさんも大変💦

私の住まいは2つの町会の境目みたいな立地で、金曜の夕方帰宅する頃には太鼓や笛の音が聞こえてくるわ、子ども向けにプチ盆踊りとかやってるのか、♬みんな大好きアンパンマン～♪とかね、まぁ風情があるかどうかはおいておいても(笑)、夕暮れ、提灯、太鼓、笛…確かに日本の夏。こういうのが日常にあるっていいなぁ…と思う。

朝7時過ぎになると法被姿の男衆が集まって出番待ち、というか担ぎ待ち。

この辺りのお宅では法被は一家の常備品なのかなー。前に住んでいた西新宿はやっぱり日中よそから来て人口が膨らんでいるだけだし、もちろんあれだけマンションがあるので住人も多いけれど外部から来て住む人が断然多そうで、生粋の”ここで生まれて育った"住人も居てもそう多くはなく、お神輿の担ぎ手はよそからの助っ人で成り立ってた気がするのですよね。

谷中でも担ぎ手募集～なんてポスターを見るので、担ぎ手が減っているとか、もちろんお祭り好きの助っ人もいると思うけれど、お祭りへの熱量とか、日ごろからのつきあいとか繋がりとか、やっぱり違うなー、町によって違うもんだなー、などと思ったり。日ごろからご近所さんとのお付き合いがあって、お父さんが地域で役割を担っていて健全。というか、私はもう生まれ育った町では暮らしておらず、住んだ先々にお邪魔している立場で、実家のある町もこういう感じではなかったのだけれど、下町だけじゃなく本来はこういう形なのかな。

諏方神社では里神楽も見れるし、いろいろな町会のお祭りをハシゴしてみたい気はやまやまなのだけれど、夜になっても気温が下がらず熱中症になりそうな不快な暑さで、どうも二の足を踏んでしまい、部屋のベランダから下を通るお神輿を眺め、祭囃子の音を耳にしながらお祭り気分に浸ったのでした。参加したわけじゃないのにね、なんか町のワッショイ空気が伝染した夏の終わりでした。

さっき、まだ朝7時前だというのに、男衆が諸々撤収作業。道路に設置されてたテントが撤収され、道を飾っていた万国旗も回収され…なんか寂しい。