2009年 10月 21日
貧困とか生活苦とか
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この前の月曜日は朝からハローワークで失業給付金受給の認定日。ハローワークの求人をパソコン検索すると、「へぇ~、こんな求人が出てるんだぁ」って結構面白いのがあるんですよね。どちらかと言うと民間派遣会社や人材紹介会社や就職情報サイトのネット検索に出てくる様な求人を見慣れてるんですけれど、見てると「こんな仕事内容や応募資格があるのだなぁ」と、ちょっと面白い。伝統工芸職人を目指せるかも!とか、仕事内容が××語とだけしか書いてなかったり(で、何するの?って感じ)。
何だか気になってしまうのだなぁ、そういう求人って(笑)。
でも、ハローワークって応募したい求人があったら相談窓口で紹介状を出してもらうのだけれど、「この求人の紹介状を下さい!」「はいよっ!」って訳にはいかず、必ず先方に電話をして「こういう方が応募したいと見えてるのだけれど・・・」と問い合わせをするんですよね。で、応募OKをなら場合によってはその時に応募者の氏名や年齢を先方に告げるようで、でも年齢を告げた途端に「あ~、若い年齢層を希望してるので御免なさい」などと言われてしまうことがあるみたいなんですよね。私よりも年配の方々が相談しているのを見ていると。
これはなぁ、相談者の方は「そうでしょうね。仕方ないですよね」って感じでも、職員の方々は申し訳なさそうに謝っていて、「何と言って良いやら・・・」と言う空気が漂うんですよねぇ。別に職員の方のせいでも相談者のせいでもないのだけれど、何だか双方とも一瞬沈んだのが見える様で。対応する職員の方たち、特に35歳以上の窓口は大変ですよねぇ。
以前は新宿のハローワークも常時だいたい13万件の求人があったそうなんですけれど、このところは7万件くらいしかないと説明会の時に言ってました。だからなのか、以前(3年前)はハローワークのパソコンで求人検索をしただけでは就職活動の実績にはならず、必ず検索後に窓口で相談しなければダメだったのが、今は検索だけで1回にカウントしてくれるんですよね。なので、受給認定に必要な活動実績は楽勝。実績だけは、ですけれど。
Excite : 政治ニュース<高齢者雇用>60~64歳の就業率低下 不況の影響か
これ、不況の影響なのかどうかちょっと分からないってところもあるけれど、60歳とか65歳で僅かな年金で生活出来ない、かと言ってもう仕事の口もない、そんならその範囲で暮らせる国に行って暮らす方がもいいかなって私なら考えるかもなぁ。働き口も少なくてコストの高いところにへばり付いていても、しょうがないし。
その日は、それが終わって、また区役所へ。
海外転出届けを出して行ったばかりに、自動的に国民健康保険が止まって、戻って来てから再び転入届を出して手続きするまでは国民健康保険に加入することが出来ないのを忘れていたのと、不在中に保険証の切り替えだったのもあって新しい保険証が送付されなかった(元々、海外転出で未加入状態になっていた)のとで慌てて手続きに行ったのはココで書いた通りなのだけれど、年金の免除申請も同じ理由で、当然ながら転出する前までの1ヵ月分の免除の通知が来て、「あぁ、これもか・・・」と再度申請をしに。
で、ついでに国保もそういう制度があるのか聞いてみよーっと聞いてみたのだけれど、国保は申請するのも手間が掛かるし、認められても減免になるだけでどうなのかなと言う感じ。ま、それはいいんですけれど、私の場合は離職理由が「23」(会社都合)なので申請することは出来る、その他の条件を満たしていれば承認されることもあるということで一通り話を聞いたんですが、まずは申請に必要なもの、
で、こんだけ揃えてじゃぁ一体、直近3ヶ月の収入が大体どれくらい以下ならいいのか、預金がどれだけ以下ならいいのか、とりあえず聞いてみたんですよ。これは申請者の年齢や、家賃とか、もちろん直近3ヶ月の収入等にもよるみたいなのだけれど、私の場合は概算で3ヶ月の収入の1ヵ月平均が約19万7千円以下で、預金もこの3倍もなければ・・・って。
えぇ~っ!私はもっともっと収入が限りなく低くて預金も限りなく無いのが基準だと思っていたら、そうか世間での'生活が苦しい'基準ってこんなもんなのか。きっと、相対的な基準だと所得も預金も沢山っていう人のお陰で、底辺の「生活が苦しい」のレベルも上がってしまうのね。ま、社員で働いていたらボーナスもあるし年齢が上ならそこそこ貰っていて難しいでしょうけれど、派遣はボーナスもないし年齢関係無く時給だし、所得だけで言えば(色々控除などして)これに当てはまる人も結構いるような気が。預金は人それぞれだけれど、年齢的には超えてしまう人が多いかもしれないけれども。
例えば今月申請するとすると、7、8、9月分が対象になるとのことで、退職して直ぐの3ヶ月が対象の月に申請すると、直近3ヶ月だと収入がほぼちゃんとあるので基準を上回る可能性が高いけれど、翌月、翌々月とずらして行けば収入が無いので受理される確立も高くなるってことですよね。もし、失業給付金を受給してもこの金額以下だったらいいんでしょうし。
ま、申請の書類だの証明を細々集めるのが面倒そうだってことだけは分かりました(笑)。
あ、そうそう。私の場合は10月末締め切りの申請で7、8、9月分が対象になった場合、何がネックかと言うと、7月は普通にフルで収入はあるけれど、8月9月と収入は微々たるものなので金額的には基準を下回るけれど、何しろ8月末から9月末まで海外転出をしていたという証拠があるわけで(笑)。「海外に出るお金はあったんでしょう?」ってことになるんですよね。当たり前なんですが。「そうですねぇ。でも、あちらの家賃が1/3、その他の生活費だって格段に安いですからねぇ、航空券を払ってもこっち(新宿)にいるよりいいんですよね」なんて話してたんですが。
そう、これは帰って来てからつくづく思っていることで、実際そうなんですもん。私のアパートの家賃は安い方なので、あの1ヵ月だけでも'こちらの家賃+あちらの家賃+あちらのその他の出費+旅費<こちらの家賃+こちらのその他の出費'って感じなぁって。う~ん(笑)。まぁ、どちらにしろ最低その分は稼がなきゃ、どこでも生活は継続は出来ない話なんですけれど。
Excite : 社会ニュース7人に1人が「貧困状態」07年、98年以降で最悪
う~ん、これ見て「自分が持っている貧困のイメージ」と、記事の「貧困状態」とを無意識に重ね合わせて同じ貧困だと思う記者が書いたのか、そう思う人が多いってことなのかなぁ。国民生活基礎調査'で貧困が計れるんだろうか。昭和61年のバブルの頃から始まってる調査みたいなので、そりゃそこからスタートしたらいつでも貧困気味になりそうな気もするし。生活に苦しむ人'ってどういうレベルなんだろうか。そんな人でも携帯や車を持って、電気・ガス・水道のかよう家に住めているのなら恵まれた貧困だなぁとも思ったり。要は、この貧困状態って、何かの援助や保護が必要な貧困ってことじゃなくて、冨に比べて貧よってことでいいのかしら。
区役所で聞いた国保の減免条件(所得だけではなくて他の要因も含めてだけれど)を見ると、どうも「生活が著しく困難になったり、預貯金などを利用できる資産等を活用したにもかかわらず、支払いが困難になった場合」と言う割りには、'生活に苦しむ'基準がまだまだ高い様な気がして、「それって生活に苦しむレベルなのか?」って感じたのは、私が鈍感だっただけで、実は私は相当生活レベルが低かったってことなのか(笑)。ま、確かに相対的に見れば低いのは間違いないし、冨に属していないのも間違いないけれど、「貧困」かと言うと(気分的に)ちょっと違う気もするのだけれど。
いや、別に意地を張ってる訳でも、認めたくない訳でも、無理に何かを免除してもらいたいとも思っていないんですよ。でも、ちょっと狐につままれてしまった様な気がしてしまいました。
何だか気になってしまうのだなぁ、そういう求人って(笑)。
でも、ハローワークって応募したい求人があったら相談窓口で紹介状を出してもらうのだけれど、「この求人の紹介状を下さい!」「はいよっ!」って訳にはいかず、必ず先方に電話をして「こういう方が応募したいと見えてるのだけれど・・・」と問い合わせをするんですよね。で、応募OKをなら場合によってはその時に応募者の氏名や年齢を先方に告げるようで、でも年齢を告げた途端に「あ~、若い年齢層を希望してるので御免なさい」などと言われてしまうことがあるみたいなんですよね。私よりも年配の方々が相談しているのを見ていると。
これはなぁ、相談者の方は「そうでしょうね。仕方ないですよね」って感じでも、職員の方々は申し訳なさそうに謝っていて、「何と言って良いやら・・・」と言う空気が漂うんですよねぇ。別に職員の方のせいでも相談者のせいでもないのだけれど、何だか双方とも一瞬沈んだのが見える様で。対応する職員の方たち、特に35歳以上の窓口は大変ですよねぇ。
以前は新宿のハローワークも常時だいたい13万件の求人があったそうなんですけれど、このところは7万件くらいしかないと説明会の時に言ってました。だからなのか、以前(3年前)はハローワークのパソコンで求人検索をしただけでは就職活動の実績にはならず、必ず検索後に窓口で相談しなければダメだったのが、今は検索だけで1回にカウントしてくれるんですよね。なので、受給認定に必要な活動実績は楽勝。実績だけは、ですけれど。
Excite : 政治ニュース<高齢者雇用>60~64歳の就業率低下 不況の影響か
これ、不況の影響なのかどうかちょっと分からないってところもあるけれど、60歳とか65歳で僅かな年金で生活出来ない、かと言ってもう仕事の口もない、そんならその範囲で暮らせる国に行って暮らす方がもいいかなって私なら考えるかもなぁ。働き口も少なくてコストの高いところにへばり付いていても、しょうがないし。
その日は、それが終わって、また区役所へ。
海外転出届けを出して行ったばかりに、自動的に国民健康保険が止まって、戻って来てから再び転入届を出して手続きするまでは国民健康保険に加入することが出来ないのを忘れていたのと、不在中に保険証の切り替えだったのもあって新しい保険証が送付されなかった(元々、海外転出で未加入状態になっていた)のとで慌てて手続きに行ったのはココで書いた通りなのだけれど、年金の免除申請も同じ理由で、当然ながら転出する前までの1ヵ月分の免除の通知が来て、「あぁ、これもか・・・」と再度申請をしに。
で、ついでに国保もそういう制度があるのか聞いてみよーっと聞いてみたのだけれど、国保は申請するのも手間が掛かるし、認められても減免になるだけでどうなのかなと言う感じ。ま、それはいいんですけれど、私の場合は離職理由が「23」(会社都合)なので申請することは出来る、その他の条件を満たしていれば承認されることもあるということで一通り話を聞いたんですが、まずは申請に必要なもの、
1) 国民健康保険証沢山ありますねぇ。まぁ、減免してもらうので当然なのかもしれないけれど、これ、私は単身世帯だからいいけれど、5)6)7)8)は国保非加入者を含めて世帯全員のものが必要ってことなので、所帯持ちのお父さんなどは大変そう。
2) 印鑑
3) 保険料納付通知書
4) 罹災証明書、解雇通知、破産・倒産の証明、診断書など生活困難となった事由のわかるもの
5) 直近3ヶ月の給与支払い証明書、雇用保険受給者証、年金の通知書、営業収支を記した帳簿など、最近の収入状況のわかるもの
6) 最近3ヶ月の住民税、所得税、健康保険料、雇用保険料、厚生年金保険料等の領収書(収入から控除するため)
7) 直近3ヶ月の電気・ガス・水道・電話料金の領収証、家賃の領収書、医療機関の領収書など最近の支出状況のわかるもの
8) 預金通帳、証券など蓄えのわかるもの
9) 負債額のわかるもの
で、こんだけ揃えてじゃぁ一体、直近3ヶ月の収入が大体どれくらい以下ならいいのか、預金がどれだけ以下ならいいのか、とりあえず聞いてみたんですよ。これは申請者の年齢や、家賃とか、もちろん直近3ヶ月の収入等にもよるみたいなのだけれど、私の場合は概算で3ヶ月の収入の1ヵ月平均が約19万7千円以下で、預金もこの3倍もなければ・・・って。
えぇ~っ!私はもっともっと収入が限りなく低くて預金も限りなく無いのが基準だと思っていたら、そうか世間での'生活が苦しい'基準ってこんなもんなのか。きっと、相対的な基準だと所得も預金も沢山っていう人のお陰で、底辺の「生活が苦しい」のレベルも上がってしまうのね。ま、社員で働いていたらボーナスもあるし年齢が上ならそこそこ貰っていて難しいでしょうけれど、派遣はボーナスもないし年齢関係無く時給だし、所得だけで言えば(色々控除などして)これに当てはまる人も結構いるような気が。預金は人それぞれだけれど、年齢的には超えてしまう人が多いかもしれないけれども。
例えば今月申請するとすると、7、8、9月分が対象になるとのことで、退職して直ぐの3ヶ月が対象の月に申請すると、直近3ヶ月だと収入がほぼちゃんとあるので基準を上回る可能性が高いけれど、翌月、翌々月とずらして行けば収入が無いので受理される確立も高くなるってことですよね。もし、失業給付金を受給してもこの金額以下だったらいいんでしょうし。
ま、申請の書類だの証明を細々集めるのが面倒そうだってことだけは分かりました(笑)。
あ、そうそう。私の場合は10月末締め切りの申請で7、8、9月分が対象になった場合、何がネックかと言うと、7月は普通にフルで収入はあるけれど、8月9月と収入は微々たるものなので金額的には基準を下回るけれど、何しろ8月末から9月末まで海外転出をしていたという証拠があるわけで(笑)。「海外に出るお金はあったんでしょう?」ってことになるんですよね。当たり前なんですが。「そうですねぇ。でも、あちらの家賃が1/3、その他の生活費だって格段に安いですからねぇ、航空券を払ってもこっち(新宿)にいるよりいいんですよね」なんて話してたんですが。
そう、これは帰って来てからつくづく思っていることで、実際そうなんですもん。私のアパートの家賃は安い方なので、あの1ヵ月だけでも'こちらの家賃+あちらの家賃+あちらのその他の出費+旅費<こちらの家賃+こちらのその他の出費'って感じなぁって。う~ん(笑)。まぁ、どちらにしろ最低その分は稼がなきゃ、どこでも生活は継続は出来ない話なんですけれど。
Excite : 社会ニュース7人に1人が「貧困状態」07年、98年以降で最悪
う~ん、これ見て「自分が持っている貧困のイメージ」と、記事の「貧困状態」とを無意識に重ね合わせて同じ貧困だと思う記者が書いたのか、そう思う人が多いってことなのかなぁ。国民生活基礎調査'で貧困が計れるんだろうか。昭和61年のバブルの頃から始まってる調査みたいなので、そりゃそこからスタートしたらいつでも貧困気味になりそうな気もするし。生活に苦しむ人'ってどういうレベルなんだろうか。そんな人でも携帯や車を持って、電気・ガス・水道のかよう家に住めているのなら恵まれた貧困だなぁとも思ったり。要は、この貧困状態って、何かの援助や保護が必要な貧困ってことじゃなくて、冨に比べて貧よってことでいいのかしら。
区役所で聞いた国保の減免条件(所得だけではなくて他の要因も含めてだけれど)を見ると、どうも「生活が著しく困難になったり、預貯金などを利用できる資産等を活用したにもかかわらず、支払いが困難になった場合」と言う割りには、'生活に苦しむ'基準がまだまだ高い様な気がして、「それって生活に苦しむレベルなのか?」って感じたのは、私が鈍感だっただけで、実は私は相当生活レベルが低かったってことなのか(笑)。ま、確かに相対的に見れば低いのは間違いないし、冨に属していないのも間違いないけれど、「貧困」かと言うと(気分的に)ちょっと違う気もするのだけれど。
いや、別に意地を張ってる訳でも、認めたくない訳でも、無理に何かを免除してもらいたいとも思っていないんですよ。でも、ちょっと狐につままれてしまった様な気がしてしまいました。
by sohla
| 2009-10-21 09:52
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