2009年 09月 15日
バリ島2009 - Serangan (Turtle Island)
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デンパサールへ行ったついでに、サヌールでワルンをやってるイブの家へ立ち寄り、イブ&その息子&その彼女を誘ってイカン・バカール(焼き魚)を食べにSeranganへ行こう!ということに。
Seranganについては、ココとかココとかココなど、検索すると(英語だけれど)ブログや記事が出て来るのだけれど、かつてはバリのお寺Pura Sakenanがある小さな離れ小島だったこの島の開発にまつわるネガテッィブなものが多いですかね。と言うのも、この土地はあのスハルト前大統領の息子トミーだったかバンバンだったかの所有で、巨大リゾート開発に着手したもののなかなか思うように進まず、埋め立てはした、橋も掛けて離れ小島じゃなくした、海亀の産卵・繁殖地ということで名前もTurtle-Island、マングローブ再生事業も進行中、でも元からある島とは別に埋め立てて新しい島を作る際の浚渫物投棄が原因で珊瑚は破壊され、マングローブも育たなくなった、亀も産卵しに来なくなった、サヌールの砂浜の侵食が進んだ。で、だだっ広い埋立地だけが荒涼と広がった「いつ壮大なリゾート開発は終了するのかしらねぇ?」「永遠に終わらないんじゃない?」ってなことになったと言うことらしい、どうやら。
私、バリ島でマングローブ林を見たのは初めてで、何だか不思議な感じがしたのは何でだろう。どうも、バリの河口とか海水が満ちてくる場所に木々が鬱蒼と茂るイメージが無かったからなんでしょうね。「島が橋で繋がる前は、島のお寺に行くのも船でしか行けなかったし、この辺りは海だったんだよねー」と友達。
確かに島を見た印象では、ここは何なんだ?どうしたいんだ?状態で、壮大な計画が進行中というよりも、既に放置されてしまった?という印象。まぁ、行ったのが夕方で、村人の生活がある元々の古い島の方には行かなかったからというのもあるかも知れないですけれども。そう、その上お目当てのワルンはお休みでちょっとガッカリってこともあったし。
と言うことで、海辺にあるイカンバカール家さんで注文して、出来上がったら浜に座って海を眺めながら焼き魚をつまむ、と。
閉まっていた馴染みの店と比べたら不味いよなぁ・・・と言ってましたけど、確かに新潟の浜焼き(笑)の方が美味しかったかも。でも、ツアーで連れて行かれる'ジンバランで夕日を見ながら魚料理を!'なんてのより、こっちの方が素朴でよっぽど好き。
あ、そう言えば、どこの地点だったかで'Access to the island is monitored by an unofficial guard post manned by locals who charge visitors a small entrance fee to get onto the island.'とあるように、検問所の様なところでIDを渡して代わりに番号札を渡されるんですよね。で、IDはそのまま預けて帰りに番号札と引き換えに返してもらうと。
些細なことでどうでもいいことなんですけれど、「たかが浜に行くのに、何でIDを見せるだけじゃなくて預かられてしまうの?」と、一人私は何だか嫌な感じだなぁ、と思ったんですが。ある友達は「行方不明になったら探せるようにだよ」と言うし、別の友達は「島で悪さが出来ないようにだよ。今はテロでどこのビルも空港もチェックするじゃない?それと同じだよ」って言うんですけれどね、「だって、悪さするったって先には浜と海しかないじゃん!」ってのが私の考えで(笑)。日本の米軍基地へ滞在許可を持って入る時に、ゲートの検問所でIDを預けるのとは違うもんなぁ、と。ま、どうでもいいですか。
さて、地べたで焼き魚を食べていると、当然そこいらでおこぼれを狙っている野良犬たちが集まってきて、背後で無言でお座りをしてジッと見つめる犬あり、人様の円陣に入って伏せをしてちゃっかり参加してる犬ありと、なかなか微笑ましい(笑)。
といっても、見てくれは悪い野良犬たちですけれど、クレクレと吠えたり鳴いたりするわけでも、人様の団欒を邪魔をするわけでもなく、ひたすら黙って待ってるだけでお行儀はいいんです。
なので、魚の切れ端やご飯をを投げてやるんですけれど、浜に落とすと砂団子になってしまって、鼻で突付きまわすうちにさらに本格的な砂団子に、そして「食べられないよぅ・・・」と悲しそうにこちらを見る顔。そうか、砂の上に投げてはいけないのね。と言うことでちゃんと砂まみれにならないように雑草や干乾びた海草の上や脱いだサンダルの上に置いてあげたりして。
私の足が水を通して見えるように撮ってみたんですけれど、これじゃ海草もユラユラしてるしちょっと分からないですね(笑)。でも、水は底が白い砂だからか、本当に透き通った水がサラサラと揺れていて凄く綺麗。
友達が言うには、夜のセランガンは暗くて星も綺麗でデートに最高だと(笑)。うんうん、確かに明かりもないし、車で海辺まで入って行けるし、他には何もないし、私もそんなことだろうと思った。
お目当ての美味しい焼き魚は食べられなかったけれど、ドライブ&夕涼み&浜辺でピクニック気分と、ウブド近辺の田んぼ、田んぼ、木々、田んぼ、みたいな村に引き篭っている私としては、素朴で手頃でローカル風海辺でくつろぎのひと時でした。もうかれこれ10年も前から、ウブドに滞在してイカン・バカールやサテ・イカンを食べに海に行くぞー!と言えば決まってLebihビーチなんですけれど、あの辺りも昔と比べると道も立派になって、随分とローカル以外の人たちも行くようになった感じですよね。
さて、このセランガン島もそのうち(もしかしたら)リゾート開発が進んで(数年後に交通渋滞緩和のために対岸のタンジュン・ブノアだったかどこかとセランガンを結ぶ巨大な橋を掛ける計画?もあるそう)、自然の生態系も景色も村人の生活もガラッと変わるのかもしれないですね。
と言うことで、開発に着手したものの中途半端に宙に浮いている状態で、誰かに管理されている様でされていない様な(笑)の素朴な埋立地セランガンでした。
Seranganについては、ココとかココとかココなど、検索すると(英語だけれど)ブログや記事が出て来るのだけれど、かつてはバリのお寺Pura Sakenanがある小さな離れ小島だったこの島の開発にまつわるネガテッィブなものが多いですかね。と言うのも、この土地はあのスハルト前大統領の息子トミーだったかバンバンだったかの所有で、巨大リゾート開発に着手したもののなかなか思うように進まず、埋め立てはした、橋も掛けて離れ小島じゃなくした、海亀の産卵・繁殖地ということで名前もTurtle-Island、マングローブ再生事業も進行中、でも元からある島とは別に埋め立てて新しい島を作る際の浚渫物投棄が原因で珊瑚は破壊され、マングローブも育たなくなった、亀も産卵しに来なくなった、サヌールの砂浜の侵食が進んだ。で、だだっ広い埋立地だけが荒涼と広がった「いつ壮大なリゾート開発は終了するのかしらねぇ?」「永遠に終わらないんじゃない?」ってなことになったと言うことらしい、どうやら。
私、バリ島でマングローブ林を見たのは初めてで、何だか不思議な感じがしたのは何でだろう。どうも、バリの河口とか海水が満ちてくる場所に木々が鬱蒼と茂るイメージが無かったからなんでしょうね。「島が橋で繋がる前は、島のお寺に行くのも船でしか行けなかったし、この辺りは海だったんだよねー」と友達。
確かに島を見た印象では、ここは何なんだ?どうしたいんだ?状態で、壮大な計画が進行中というよりも、既に放置されてしまった?という印象。まぁ、行ったのが夕方で、村人の生活がある元々の古い島の方には行かなかったからというのもあるかも知れないですけれども。そう、その上お目当てのワルンはお休みでちょっとガッカリってこともあったし。
と言うことで、海辺にあるイカンバカール家さんで注文して、出来上がったら浜に座って海を眺めながら焼き魚をつまむ、と。
閉まっていた馴染みの店と比べたら不味いよなぁ・・・と言ってましたけど、確かに新潟の浜焼き(笑)の方が美味しかったかも。でも、ツアーで連れて行かれる'ジンバランで夕日を見ながら魚料理を!'なんてのより、こっちの方が素朴でよっぽど好き。
あ、そう言えば、どこの地点だったかで'Access to the island is monitored by an unofficial guard post manned by locals who charge visitors a small entrance fee to get onto the island.'とあるように、検問所の様なところでIDを渡して代わりに番号札を渡されるんですよね。で、IDはそのまま預けて帰りに番号札と引き換えに返してもらうと。
些細なことでどうでもいいことなんですけれど、「たかが浜に行くのに、何でIDを見せるだけじゃなくて預かられてしまうの?」と、一人私は何だか嫌な感じだなぁ、と思ったんですが。ある友達は「行方不明になったら探せるようにだよ」と言うし、別の友達は「島で悪さが出来ないようにだよ。今はテロでどこのビルも空港もチェックするじゃない?それと同じだよ」って言うんですけれどね、「だって、悪さするったって先には浜と海しかないじゃん!」ってのが私の考えで(笑)。日本の米軍基地へ滞在許可を持って入る時に、ゲートの検問所でIDを預けるのとは違うもんなぁ、と。ま、どうでもいいですか。
さて、地べたで焼き魚を食べていると、当然そこいらでおこぼれを狙っている野良犬たちが集まってきて、背後で無言でお座りをしてジッと見つめる犬あり、人様の円陣に入って伏せをしてちゃっかり参加してる犬ありと、なかなか微笑ましい(笑)。
といっても、見てくれは悪い野良犬たちですけれど、クレクレと吠えたり鳴いたりするわけでも、人様の団欒を邪魔をするわけでもなく、ひたすら黙って待ってるだけでお行儀はいいんです。
なので、魚の切れ端やご飯をを投げてやるんですけれど、浜に落とすと砂団子になってしまって、鼻で突付きまわすうちにさらに本格的な砂団子に、そして「食べられないよぅ・・・」と悲しそうにこちらを見る顔。そうか、砂の上に投げてはいけないのね。と言うことでちゃんと砂まみれにならないように雑草や干乾びた海草の上や脱いだサンダルの上に置いてあげたりして。
私の足が水を通して見えるように撮ってみたんですけれど、これじゃ海草もユラユラしてるしちょっと分からないですね(笑)。でも、水は底が白い砂だからか、本当に透き通った水がサラサラと揺れていて凄く綺麗。
友達が言うには、夜のセランガンは暗くて星も綺麗でデートに最高だと(笑)。うんうん、確かに明かりもないし、車で海辺まで入って行けるし、他には何もないし、私もそんなことだろうと思った。
お目当ての美味しい焼き魚は食べられなかったけれど、ドライブ&夕涼み&浜辺でピクニック気分と、ウブド近辺の田んぼ、田んぼ、木々、田んぼ、みたいな村に引き篭っている私としては、素朴で手頃でローカル風海辺でくつろぎのひと時でした。もうかれこれ10年も前から、ウブドに滞在してイカン・バカールやサテ・イカンを食べに海に行くぞー!と言えば決まってLebihビーチなんですけれど、あの辺りも昔と比べると道も立派になって、随分とローカル以外の人たちも行くようになった感じですよね。
さて、このセランガン島もそのうち(もしかしたら)リゾート開発が進んで(数年後に交通渋滞緩和のために対岸のタンジュン・ブノアだったかどこかとセランガンを結ぶ巨大な橋を掛ける計画?もあるそう)、自然の生態系も景色も村人の生活もガラッと変わるのかもしれないですね。
と言うことで、開発に着手したものの中途半端に宙に浮いている状態で、誰かに管理されている様でされていない様な(笑)の素朴な埋立地セランガンでした。
by sohla
| 2009-09-15 22:00
| それもバリ、これもバリ
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