2008年 11月 08日
そこにある忘れ物をどうするか
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この前は親切心と猜疑心を試されるような「煙草下さい」事件があったんですが(笑)、今度は置き忘れられた小銭入れ。場所はこの前と同じココ喫煙所の同じソファーの上。何だかこの頃この喫煙所では色々なものに遭遇してしまうなぁ・・・。
その小銭入れがポツンと置き忘れられていたのは、私が座っている位置から正面の灰皿をはさんで向こう側のソファー。その前にその位置に座った男性がいて、私は読んでいた本から目を上げてチラッと見た程度。それからまた本に目を落とし、そのあいだにその男性は喫煙所を出て行き、私がそこに小銭入れがポツンと乗っかっているのに気付いたのは暫くしてから。
「あ、小銭入れが・・・」
私がチラッと見た男性のものだとすると、お尻のポケットから出てしまったのに気付かずに行ってしまったって感じでしょうか。恐らくTMTで仕事をしている人のような気はするのですが。
さて、どうするか。
と、しばし小銭入れを凝視。ソファーに座ろうとした人も一瞬その小銭入れに目を留めて隣に座る、立つ人も一瞬小銭入れを見て通り過ぎる、でも、小銭入れはそのままポツ~ンと取り残されたままの状態。きっと、みんな落し物と気が付いたものの、それをどうしたものやら・・・って心の中で思ったのだと思うんですよね。
う~ん、気が付いて探しに来た時の為に近くのもうちょっと目立たないところに避けて置きっ放しにしていた方がいいのか。でも、一般の不特定多数のお客さんが利用する喫煙所なので取られてしまう可能性もありだし。警備の人かコンシェルジェに届けて、置き忘れていた場所にはメモでも残しておくか。でも、社内じゃないのでそんなこと商業施設でやっちゃいけない気がするし。警備の人かコンシェルジェに届けても、忘れた場所に無かったと知って諦めてしまうかもしれないし、そもそもそこで無くしたことさえ本人は分らないってこともあるし。
まぁ、拾ったものは届けるってことでいいのですけれど、でも実際、あの状況であの小銭入れに手を伸ばすってのも結構勇気がいるんです。だって、何も言わずにそれを取って出て行けば「あの女、盗ったのか?」と思われる可能性もあるし、だからと言って座っている他の人は私より後に来て、既にその時には小銭入れはあったのだから、「そちらの忘れ物ではないですか?」なんて聞くのもおかしいし、独り言のように「あら~、忘れ物みたいだから届けますね」とわざわざ言いながら取るのも逆にわざとらしくて「そんなこと言いながら盗るんじゃないの?」って思う人もいるだろうし。
どうしたものやら。
結局、自分が盗ると疑われないようなちょっとした上手い言葉も思いつかず、かといってやっぱりこのまま素通りするのもな。えぇぃ、盗ったと思われても知ったこっちゃないか、ということで黙ってそれを手にしてコンシェルジェのお姉さんのところへ。
「これ、あそこの喫煙所で置きっ放しになっていたんですけれど・・・。持ち主に確実に戻るには、そのまま置いておいた方がいいんでしょうかね?でも、小銭でも盗られちゃうこともありますしね。どうしたら持ち主の手に戻りやすいでしょうかね?」
置いておいた方がいいか?なんて、考えてみたら凄く変ですよね。小銭入れとは言えお金なのに。そしたらコンシェルジェの方はやっぱり「いえ、お金ですからね。届けて頂いてありがとうございました」と言って受け取ってくれました。ふぅ、おせっかいをしてしまったのか、正当なことをしたのか分らないですけど一件落着。たかが小銭入れ、でも'落し物は拾ったら届ける'という小さい頃から教えられて来たことをやればいいことだけなのに、何だか気を回し過ぎてしまった(笑)。
実は、その後持ち主に戻ったかなぁ・・・と気になってるんです。と言うのも、私が「この人が置き忘れた人じゃないかなー」と思う男性を喫煙所で見掛けたんですよねぇ・・・。私、普段はどちらかと言うと人の顔や印象というものを余り覚えていない方なんですけれど、その人は細身のスーツをお洒落に着ていたので、TMTに入っているファッション関係のお店の人かな、と思ったので何となくイメージとして残っていたわけなんです。TMTではウチの会社を含めていわゆる普通のサラリーマン風ビジネススーツの男性は良く見掛けるけれど、お洒落系のスーツを着た人、それも若い!というほどの年齢ではなくて30~40代くらいの人でそういう人は余り見かけなかった気がするので。
かといって、「あの、突然ですがこの前小銭入れを置き忘れませんでしたか?」なんていきなり聞けないですしね。それこそ、人違いだったら「何だ、このオバハン。新手のナンパか?ちょっとおかしいのか?」なんて思われる可能性大ですし(笑)。
とにかく、落とし主がTMTの警備さんとかコンシェルジェに聞きに行ってくれて、ちゃんと戻ることを願っております、はい。
その小銭入れがポツンと置き忘れられていたのは、私が座っている位置から正面の灰皿をはさんで向こう側のソファー。その前にその位置に座った男性がいて、私は読んでいた本から目を上げてチラッと見た程度。それからまた本に目を落とし、そのあいだにその男性は喫煙所を出て行き、私がそこに小銭入れがポツンと乗っかっているのに気付いたのは暫くしてから。
「あ、小銭入れが・・・」
私がチラッと見た男性のものだとすると、お尻のポケットから出てしまったのに気付かずに行ってしまったって感じでしょうか。恐らくTMTで仕事をしている人のような気はするのですが。
さて、どうするか。
と、しばし小銭入れを凝視。ソファーに座ろうとした人も一瞬その小銭入れに目を留めて隣に座る、立つ人も一瞬小銭入れを見て通り過ぎる、でも、小銭入れはそのままポツ~ンと取り残されたままの状態。きっと、みんな落し物と気が付いたものの、それをどうしたものやら・・・って心の中で思ったのだと思うんですよね。
う~ん、気が付いて探しに来た時の為に近くのもうちょっと目立たないところに避けて置きっ放しにしていた方がいいのか。でも、一般の不特定多数のお客さんが利用する喫煙所なので取られてしまう可能性もありだし。警備の人かコンシェルジェに届けて、置き忘れていた場所にはメモでも残しておくか。でも、社内じゃないのでそんなこと商業施設でやっちゃいけない気がするし。警備の人かコンシェルジェに届けても、忘れた場所に無かったと知って諦めてしまうかもしれないし、そもそもそこで無くしたことさえ本人は分らないってこともあるし。
まぁ、拾ったものは届けるってことでいいのですけれど、でも実際、あの状況であの小銭入れに手を伸ばすってのも結構勇気がいるんです。だって、何も言わずにそれを取って出て行けば「あの女、盗ったのか?」と思われる可能性もあるし、だからと言って座っている他の人は私より後に来て、既にその時には小銭入れはあったのだから、「そちらの忘れ物ではないですか?」なんて聞くのもおかしいし、独り言のように「あら~、忘れ物みたいだから届けますね」とわざわざ言いながら取るのも逆にわざとらしくて「そんなこと言いながら盗るんじゃないの?」って思う人もいるだろうし。
どうしたものやら。
結局、自分が盗ると疑われないようなちょっとした上手い言葉も思いつかず、かといってやっぱりこのまま素通りするのもな。えぇぃ、盗ったと思われても知ったこっちゃないか、ということで黙ってそれを手にしてコンシェルジェのお姉さんのところへ。
「これ、あそこの喫煙所で置きっ放しになっていたんですけれど・・・。持ち主に確実に戻るには、そのまま置いておいた方がいいんでしょうかね?でも、小銭でも盗られちゃうこともありますしね。どうしたら持ち主の手に戻りやすいでしょうかね?」
置いておいた方がいいか?なんて、考えてみたら凄く変ですよね。小銭入れとは言えお金なのに。そしたらコンシェルジェの方はやっぱり「いえ、お金ですからね。届けて頂いてありがとうございました」と言って受け取ってくれました。ふぅ、おせっかいをしてしまったのか、正当なことをしたのか分らないですけど一件落着。たかが小銭入れ、でも'落し物は拾ったら届ける'という小さい頃から教えられて来たことをやればいいことだけなのに、何だか気を回し過ぎてしまった(笑)。
実は、その後持ち主に戻ったかなぁ・・・と気になってるんです。と言うのも、私が「この人が置き忘れた人じゃないかなー」と思う男性を喫煙所で見掛けたんですよねぇ・・・。私、普段はどちらかと言うと人の顔や印象というものを余り覚えていない方なんですけれど、その人は細身のスーツをお洒落に着ていたので、TMTに入っているファッション関係のお店の人かな、と思ったので何となくイメージとして残っていたわけなんです。TMTではウチの会社を含めていわゆる普通のサラリーマン風ビジネススーツの男性は良く見掛けるけれど、お洒落系のスーツを着た人、それも若い!というほどの年齢ではなくて30~40代くらいの人でそういう人は余り見かけなかった気がするので。
かといって、「あの、突然ですがこの前小銭入れを置き忘れませんでしたか?」なんていきなり聞けないですしね。それこそ、人違いだったら「何だ、このオバハン。新手のナンパか?ちょっとおかしいのか?」なんて思われる可能性大ですし(笑)。
とにかく、落とし主がTMTの警備さんとかコンシェルジェに聞きに行ってくれて、ちゃんと戻ることを願っております、はい。
by sohla
| 2008-11-08 16:23
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