2008年 09月 15日
犬ネットワーク
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ケンタ君、こんにちは。
ケンタ君は実家の近所に住む柴犬で、門扉越しに'ケンタく~ん'と呼ぶと、広いお屋敷の奥からダーッと駆けて来てくれるのです。で、「ナデナデ、ヨシヨシしてくれますか?」と鳴きもせずに門扉にへばり付くのが可愛い。
実家の町内は犬を飼っているお宅が多いみたいで、散歩のお陰でしょうかね、純粋に住人同士のお付き合いよりも犬ネットワークの方が広い感じなんです。姉がうちの犬を散歩させるのを見ていると、「あ、○○君だ」「あ、△△ちゃ~ん」とご挨拶したり、「□□君、居るかな」とお家の前で立ち止まって覗いたりと、ご挨拶ポイントが多いんですよね。
だいぶ以前に隣町で殺人事件が起きて、たまたま私が実家に立ち寄った時、聞き込みに来た刑事さんと話をしたことがあるんです。現場は歩いたら20分くらい離れている場所なんですけれど、大きな事件だったのでうちの町内もしらみつぶしに聞き込みをしたんでしょうね。
事件当時、元々は捨てられたのか逃げ出したのか、別の町でさすらっていた犬がいて、お店に入ろうとして水を掛けられたりしていたのを、通りがかった母が不憫に思って1時間かけて歩いて連れて帰って来たんです。で、飼い主を探しても見つからなくて結局は実家の玄関先で飼っていたんです。もう何年も飼い続けたある日、誰かが殺鼠剤を与えたらしく殺されてしまったんですね。腹立たしく悲しいことに。
聞き込みの刑事さんは、どうやらあちこちでその話を耳にしたんでしょうね。「お宅のゴンちゃんは人気者だったみたいですね。行く先々でゴンちゃんはいい子だったと皆さん話されるんですよ」と言われた時は、犬ネットワークって凄いなぁと感心しちゃいました。
実際、姉も母も日中は殆ど留守がちにも関らず、ゴンは通りがかりの人達から随分と可愛がってもらった様で、どこかのオジさんが門扉越しにしゃがみこんでゴンと話してたわよ~なんて話を聞いたり、どうやら誰かにおやつを貰ったであろう欠片が落ちていたり、通りがかりに必ずナデナデしてくれる人がいたりと、大型犬で太い声で吠えたりした割には、何か癒しになる様な犬だったんでしょうね。性格的には自分からスリスリしてくる様なトイ・ドッグタイプではなかったけれど、でもシラ~ッと人懐こいところもあって、逆にそんなところが中高年の寂しい男性に人気だったのかも。
そう言えば、飼い始めの時に脱走して、歩いて15分くらいかかる駅のあたりでウロウロしているのを、ゴンちゃんに違いないと家まで連れて来てくれたのもどこかのオジさんでしたっけ。
でも、このケンタ君は引き締まった小ぶりの柴犬(ゴンは雑種)、全然吠えることなく黙って身をスリ寄せるけなげさ、つぶらな瞳・・・きっとゴン以上に通りすがりの人、ご近所の人、お散歩仲間、見ず知らずの人から可愛がってもらってると思いますよ。
この写真はマヌケな顔してますけど、本当はもっと可愛いんです。
ケンタ君は実家の近所に住む柴犬で、門扉越しに'ケンタく~ん'と呼ぶと、広いお屋敷の奥からダーッと駆けて来てくれるのです。で、「ナデナデ、ヨシヨシしてくれますか?」と鳴きもせずに門扉にへばり付くのが可愛い。
実家の町内は犬を飼っているお宅が多いみたいで、散歩のお陰でしょうかね、純粋に住人同士のお付き合いよりも犬ネットワークの方が広い感じなんです。姉がうちの犬を散歩させるのを見ていると、「あ、○○君だ」「あ、△△ちゃ~ん」とご挨拶したり、「□□君、居るかな」とお家の前で立ち止まって覗いたりと、ご挨拶ポイントが多いんですよね。
だいぶ以前に隣町で殺人事件が起きて、たまたま私が実家に立ち寄った時、聞き込みに来た刑事さんと話をしたことがあるんです。現場は歩いたら20分くらい離れている場所なんですけれど、大きな事件だったのでうちの町内もしらみつぶしに聞き込みをしたんでしょうね。
事件当時、元々は捨てられたのか逃げ出したのか、別の町でさすらっていた犬がいて、お店に入ろうとして水を掛けられたりしていたのを、通りがかった母が不憫に思って1時間かけて歩いて連れて帰って来たんです。で、飼い主を探しても見つからなくて結局は実家の玄関先で飼っていたんです。もう何年も飼い続けたある日、誰かが殺鼠剤を与えたらしく殺されてしまったんですね。腹立たしく悲しいことに。
聞き込みの刑事さんは、どうやらあちこちでその話を耳にしたんでしょうね。「お宅のゴンちゃんは人気者だったみたいですね。行く先々でゴンちゃんはいい子だったと皆さん話されるんですよ」と言われた時は、犬ネットワークって凄いなぁと感心しちゃいました。
実際、姉も母も日中は殆ど留守がちにも関らず、ゴンは通りがかりの人達から随分と可愛がってもらった様で、どこかのオジさんが門扉越しにしゃがみこんでゴンと話してたわよ~なんて話を聞いたり、どうやら誰かにおやつを貰ったであろう欠片が落ちていたり、通りがかりに必ずナデナデしてくれる人がいたりと、大型犬で太い声で吠えたりした割には、何か癒しになる様な犬だったんでしょうね。性格的には自分からスリスリしてくる様なトイ・ドッグタイプではなかったけれど、でもシラ~ッと人懐こいところもあって、逆にそんなところが中高年の
そう言えば、飼い始めの時に脱走して、歩いて15分くらいかかる駅のあたりでウロウロしているのを、ゴンちゃんに違いないと家まで連れて来てくれたのもどこかのオジさんでしたっけ。
でも、このケンタ君は引き締まった小ぶりの柴犬(ゴンは雑種)、全然吠えることなく黙って身をスリ寄せるけなげさ、つぶらな瞳・・・きっとゴン以上に通りすがりの人、ご近所の人、お散歩仲間、見ず知らずの人から可愛がってもらってると思いますよ。
この写真はマヌケな顔してますけど、本当はもっと可愛いんです。
by sohla
| 2008-09-15 08:43
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