2006年 05月 20日
ここにもお墓、そこにもお墓
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パラワから田んぼ道、山道をぐんぐん西に進んでバトゥ・トゥモンガ(Batu Tumonga)へ。
小高い丘の合間に開けた田んぼ、あちらこちらに点在するトンコナン、「ハロ~!」と車に向かって声を掛ける学校帰りの子供達、それがタナトラジャのごく普通の風景なんですが、もう1つそれ以上に見かけるのではないかと思うのが「お墓」。
ちょっと大き目の岩が田んぼの中でも森の中でもゴロゴロしていて、見るとお墓になってます。岩をくり貫いて小さな扉があり、その前にはお供え物や写真が飾られ、葬儀後にお墓まで遺体を運んだ時に使われたと思われるトンコナン型の神輿の様なものもも置かれてます。
車で走っていると普通にお墓に出くわすので、夜なんかちょっと不気味だろうなぁと思うんですけれど、どこか村の外れの一画に墓をまとめた墓地があるとか、お寺の裏にまとまってあるとか、私が育った環境ではちょっと日常から離れた場所、または特別な場所にお墓があるのが普通の生活だったので、こうやって日々の暮らしの中でお墓が普通の場所に点在していて一緒に暮らしているというのがちょっと不思議な感じです。これは沖縄、伊是名島を車で周っていた時にも同じ様なことを感じました。走っていると突然大きな亀甲墓が普通にあって、一瞬ギョッとしたりして。不気味がる必要は全然ないんですけれど、それだけ普段は「死」を感じない所、離れた所で暮らしているということなんでしょうね。
さて、昼食はバトゥ・トゥモンガの山にある「Mentirotiku」レストラン。
遠く眼下にランテパオの町並み、その向こうには高い山、足元には水田が広がり、とても良い眺めです。ここは山小屋風のゲストハウスがあるんですがお値段は山小屋にしてはちょっと高めだった気がします。でもじっくりとトラジャを巡る旅なら、ここに泊まってトレッキングやハイキングしたり、人里離れてのんびり静かに過す日があってもいいな、って思います。
お待ちかねのお昼ご飯はミー・ゴレン(Mie goreng:焼きそば)とコーヒー。ミー・ゴレンと言っても今日のはミーゴレン・カントン、つまり中華風焼きそば。
結構汁気があるのであんかけ焼きそばと言った方がいいかもです。そして玉子がとじてあるところが中華風。これがまた凄く美味しいっ!
私、何だかどこで何を食べても美味しいと言っている気がするんですが、本当に美味しいんですよね(笑)。ウンチクをたれる様な高級な美味しさというのではなくて、単純にパクッと口に入れて美味し~、パクパクパクパク・・・となる庶民的な美味しさです。私の美味しいと感じる味覚がそのレベルで、それに合ってるんでしょう(笑)。
例によってウディンさんとドレイバーのドヨッさんは別室で食事。ドヨッさんなんか「マンディ(水浴び・シャワー)しちゃったよー」って。多分お客さんを連れてきたガイドやドライバーさんだけなんでしょうけれど、ここはトイレと同じ様にシャワーも使わせて貰えるのね。
ウディンさんはマカッサル在住のマンダル人。フリーの日本語ガイドなんですが、そう多くない日本人相手だけでは生活出来ないので、マカッサルの観光学校で先生もしています。授業は英語と言っていたので、ガイドする時くらいしか話す機会がない日本語より英語の方が話しやすそうです。
ガイドとして"説明をする日本語"(覚えたものを口に出す)はとても流暢で、普通の会話も問題ないですが、時々"聞き取り"が出来ない様で、突発的な質問をするとちょっと違う答えだったり・・・でも日本語を聞く機会が少なければ当然ですね。そんな時は同じ質問を英語やインドネシア語を駆使して(笑)みます。いえ、私の場合は日本語意外は凄く低いレベルで駆使も何も無いんですけれど・・・。
一方ドライバーのドヨッさんはトラジャ人。彼は英語がそれ程得意では無い様なので共通の言葉はインドネシア語。なのでウディンさんと2人の会話は日本語・英語・インドネシア語、ウディンさんとドヨッさんの共通言語はインドネシア語だけ、そしてウディンさんと私とドヨッさん3人の時の共通語はインドネシア語(ドヨッさんの居る時に彼の判らない言葉で話すのは失礼な気がするので)。様々な民族の言葉があるインドネシアを統一するインドネシア語ってありがたいなぁ、って思います。
小高い丘の合間に開けた田んぼ、あちらこちらに点在するトンコナン、「ハロ~!」と車に向かって声を掛ける学校帰りの子供達、それがタナトラジャのごく普通の風景なんですが、もう1つそれ以上に見かけるのではないかと思うのが「お墓」。
ちょっと大き目の岩が田んぼの中でも森の中でもゴロゴロしていて、見るとお墓になってます。岩をくり貫いて小さな扉があり、その前にはお供え物や写真が飾られ、葬儀後にお墓まで遺体を運んだ時に使われたと思われるトンコナン型の神輿の様なものもも置かれてます。
車で走っていると普通にお墓に出くわすので、夜なんかちょっと不気味だろうなぁと思うんですけれど、どこか村の外れの一画に墓をまとめた墓地があるとか、お寺の裏にまとまってあるとか、私が育った環境ではちょっと日常から離れた場所、または特別な場所にお墓があるのが普通の生活だったので、こうやって日々の暮らしの中でお墓が普通の場所に点在していて一緒に暮らしているというのがちょっと不思議な感じです。これは沖縄、伊是名島を車で周っていた時にも同じ様なことを感じました。走っていると突然大きな亀甲墓が普通にあって、一瞬ギョッとしたりして。不気味がる必要は全然ないんですけれど、それだけ普段は「死」を感じない所、離れた所で暮らしているということなんでしょうね。
さて、昼食はバトゥ・トゥモンガの山にある「Mentirotiku」レストラン。
遠く眼下にランテパオの町並み、その向こうには高い山、足元には水田が広がり、とても良い眺めです。ここは山小屋風のゲストハウスがあるんですがお値段は山小屋にしてはちょっと高めだった気がします。でもじっくりとトラジャを巡る旅なら、ここに泊まってトレッキングやハイキングしたり、人里離れてのんびり静かに過す日があってもいいな、って思います。
お待ちかねのお昼ご飯はミー・ゴレン(Mie goreng:焼きそば)とコーヒー。ミー・ゴレンと言っても今日のはミーゴレン・カントン、つまり中華風焼きそば。
結構汁気があるのであんかけ焼きそばと言った方がいいかもです。そして玉子がとじてあるところが中華風。これがまた凄く美味しいっ!
私、何だかどこで何を食べても美味しいと言っている気がするんですが、本当に美味しいんですよね(笑)。ウンチクをたれる様な高級な美味しさというのではなくて、単純にパクッと口に入れて美味し~、パクパクパクパク・・・となる庶民的な美味しさです。私の美味しいと感じる味覚がそのレベルで、それに合ってるんでしょう(笑)。
例によってウディンさんとドレイバーのドヨッさんは別室で食事。ドヨッさんなんか「マンディ(水浴び・シャワー)しちゃったよー」って。多分お客さんを連れてきたガイドやドライバーさんだけなんでしょうけれど、ここはトイレと同じ様にシャワーも使わせて貰えるのね。
ウディンさんはマカッサル在住のマンダル人。フリーの日本語ガイドなんですが、そう多くない日本人相手だけでは生活出来ないので、マカッサルの観光学校で先生もしています。授業は英語と言っていたので、ガイドする時くらいしか話す機会がない日本語より英語の方が話しやすそうです。
ガイドとして"説明をする日本語"(覚えたものを口に出す)はとても流暢で、普通の会話も問題ないですが、時々"聞き取り"が出来ない様で、突発的な質問をするとちょっと違う答えだったり・・・でも日本語を聞く機会が少なければ当然ですね。そんな時は同じ質問を英語やインドネシア語を駆使して(笑)みます。いえ、私の場合は日本語意外は凄く低いレベルで駆使も何も無いんですけれど・・・。
一方ドライバーのドヨッさんはトラジャ人。彼は英語がそれ程得意では無い様なので共通の言葉はインドネシア語。なのでウディンさんと2人の会話は日本語・英語・インドネシア語、ウディンさんとドヨッさんの共通言語はインドネシア語だけ、そしてウディンさんと私とドヨッさん3人の時の共通語はインドネシア語(ドヨッさんの居る時に彼の判らない言葉で話すのは失礼な気がするので)。様々な民族の言葉があるインドネシアを統一するインドネシア語ってありがたいなぁ、って思います。
by sohla
| 2006-05-20 10:49
| それもバリ、これもバリ
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