2006年 06月 25日
トラジャの彫刻を記念に
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これを彫るのに3週間程と言っていたでしょうか。「ここで毎日毎日コツコツと彫刻をするのが仕事の生活っていいなぁ」なんてちょっと思ったり・・・(笑)。ん~、そんなこと考えている場合じゃないですね。
実はこの大きさのもので、彩色がしてある同じ様なものもあったんです。彩色してあるので勿論トラジャらしい。でも、この彩色無しのと並べて見ると、彫りの細かさと丁寧さが違うんです。並べて見たら彩色無しの方が全然良いって一目瞭然。でもお値段もちょっとUP(笑)。
そして、やっぱりトラジャの色がついた彫刻も欲しいということで選んだのが約8X45cmの細長いトラジャ伝統の幾何学模様が彫られたもの。これもとても細かくて丁寧に彫ってあって、色も綺麗に塗られてます。これは見るからにトラジャらしいです。
これ、本当は予算の関係で1本だけと思っていたんですけれど、2本対になった方が見栄えがするんです。って、どこに飾るか決まってないのに欲張り心が出ちゃってですね、さぁ、困った。でも見てるうちに益々両方手に入れなくっちゃと確信してくるんです(笑)。
えぇい、この3つを買いましょうと思ったものの、実はそんなに大きな買い物をすると思っていなかったので、買えるか買えないか微妙な金額しか持ってなかったんです。まぁ、それを理由に値段交渉でもいいし、ダメなら減らせばいいかと思って話をしていたら、ウディンさんがご親切にも「大丈夫~、私が立て替えますから」って言うんです。それじゃ意味ないよー(笑)。
いつもは私の味方(笑)のウディンさんも、今は敵です(笑)。
私が買い物する金額の何%かがコミッションとして入るとなったら、そりゃ沢山お買い物して貰わなきゃと立て替えまでしちゃいますね。ま、その為に現金を準備して持ってるのもどうかと思いますけど・・・(笑)。
お店のお兄さんは買え買え攻撃はしない代わり、値引きも気持ち程度しかしなくてシビア。結局全部で¥3400位でしょうか。日本円にするとたいした金額ではないですけれど、現地ではそこそこ素敵な観光客向けレストランで食事をしても¥500~600、屋台なら¥150位なので、一度の買い物でこんなに大金を支払うのに勇気がいるんです(笑)。
実はここで私は値段交渉に失敗したんです。本当のことを言えば日本円にしてもバカ高い訳ではないことは判っているし、何しろ精巧に良く出来ていて、これを作る労力も判っているという気持ちから、言い値から思い切った価格を提示出来なかったんですよね。ちょっとひるんで交渉スタートの値段を自分で半額より高めに言ってしまったんです。お人好しの日本人気質発揮(笑)。でもこれは凄く気に入ってます。眺める度にトラジャの風景を思い出すんです。
「じゃ、包んでもらっておいて、私達はここからすぐ近くにあるお墓を見に行きましょう。そして帰りに取りに寄りましょうね」
「エッ、また墓ですかい」
ということで「お金稼いだなー」気分のウディンさんと、「お金使っちゃったなー」気分の私は歩いて裏手の山の方へ行きます。
by sohla
| 2006-06-25 00:45
| それもバリ、これもバリ
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