2008年 04月 12日
災いの北京五輪
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Tibetan Olympics 15 - 25 May 2008
チベット五輪(北京五輪じゃありません)のポスターに五輪マークが無断使用されているとIOCが問題にしたことをココで書いたのが去年の5月末。
細々と、という印象は拭えないですけれど、ちゃんと五大陸を渡る聖火リレーも行われていて、3/16は東京の代々木公園を通過、そして明日4/13はブラジルのリオデジャネイロ。
勿論、リレー走者に伴走する威圧的でヤクザの様な自称'警察学院学生ボランティア'、武装警察官や特殊警察官では?と噂の「聖火警備隊」なんていません(笑)。だって、仮にも'平和の祭典'なんですから大抵の国では「頑張れー!」と笑顔(例え振りだとしても)で迎えられるハズのもの。よそ様の国を行く聖火に警備隊を派遣するなんて中国も本当に野暮なことしますね。まぁ、粗野で高圧的なやり方はお国柄、なんでしょうけれど。
何が何でも聖火リレーを成功させなけりゃいけない面子は当然のことながら、これだけ各国から非難されることをしたという自覚が実はあるからこそ、それを誤魔化そうとするからこその有り様なんでしょうけれど、もぅ何かやればやるほど、言えば言うほど、逆に「私らチベットでもっと酷い事やってます」と印象付けている様な感じがするんですが。相変わらず見苦し過ぎ。
IOCは1年前にこのTibetan Olympicsに使用されている五輪マークが無断使用だの許せんだのなんて言ってましたけど、チベットを'無断使用'している国が開催国なのは問題にはならないんですね。おかしなもんです。例え、これで表面上は不満を押え付けて何事も無かった様に騙し騙し競技が開催され終了したとしても、競技の記録や選手の健闘とは別の次元で、もう五輪としては大失敗、五輪史上の汚点になったという結果は既に出てしまった感じですよね、出場する選手にはお気の毒ですけれど。
全く謙虚さも無く自らを省みることを知らないホスト国様は、北京五輪を失敗させようと企む輩に妨害されたの何のと言うんでしょうが、自らが蒔いた種がそういう結果を招いただけ。別に先日のチベットでの抗議運動が始まりではなく、それ以前にチベットを我がモノの様に無断使用していることが招いた結果。
聖火リレーの行く先々に五星紅旗を持った中国人が大挙して押しかけようと、彼らが「この嘘つきめ」「恥を知れ」「お前らの知ったことじゃない」「チベットの弾圧や虐殺は全部作り話だ」「歴史を知っているのか」「よそ者が口を出すな」と食ってかかろうと真実には変わりなし。「無知を晒すだけなのだからおよしなさい」と声に出して進言する勇気あるまともな中国人が圧倒的に少ないというのは本当に不幸なことで(そもそもそんな事を言う自由が無い国の哀れなのですが)、あの敵対心をむき出しにした五星紅旗集団を見ると、愛国心というよりは何だかカルト集団の様。どうやら長野へも召集がかかっているそうだけれど、そんな集団付きの聖火なんて、いくら「一つの世界、一つの夢」なんて赤旗振って応援されても、真っ当な人間にとってはそんな集団も含めて歓迎しろって方が無理なもんです。全ルートバスででもいいから災いの聖火なんてサッサと通り抜けてくれって感じなんじゃないでしょうか。
考えてみると、まるでわざととしか思えない程、ことごとくよそ様に歓迎されないことばかりやるんですね、あの国は。それもよそ様の国まで来てそれをやるんですよね、それで「何が悪い!」と噛み付く。変えようの無いDNAなんでしょうか。逃げ惑い、隠され、消される聖火。開会式や競技への参加を考えてしまう、五星紅旗集団を送り込まなきゃ歓迎ムードの絵にならない・・・そんな情けない有り様の五輪に誰がした?真の開催国になるには数百年早かった、と誰もが心の中で呟いていそう。
企業で言えば、「ヤツが任せてくれ、やり遂げてみせる、自分にはその資格と能力がある、プロジェクトを成功させて自分の評価を社内外に示したいと言うのでチャンスを与えたが、不測の事態に対する対応を間違うわ、己の主張を押し付けるだけで人の意見に耳を貸さないわ、不満と反感を買うわ、やったと言っても半人前仕事で企業のイメージを著しく失墜させ、利益を損ね全てご破算にした。力不足以外の何ものでもなし」って感じなんじゃないでしょうかね。そうなったら、任命者・責任者ともその後社内でどういう一途を辿るか想像に難くないのですが。
まぁ、当事者はそれでもなお成功と言い張りる無自覚タイプで、そんな意識のズレや深い深い溝は埋めようがない迷惑千番な困ったちゃん。これが国家となると恐ろしいというか世界にとっては百害あって一利なし。謙虚な気持ちと聞く耳見る耳があるならば、五輪開催で世界中の国々の人が訪れ、先進国って?近代化って?自由って?マナーって?と色々と学ぶことが出来る良い機会だったと思うんですけれど。う~む、勉強嫌いのお子様には無理ですか。
ロゲ会長は11日夜、IOCと北京五輪組織委はリレーの変更はないことで一致。さらにチベットを通過することを明言したそうですね。それも「聖火は攻撃されているのではなく何者かに悪用されている」とも。中国側に吹き込まれたんでしょうね、今更何とも間抜けなロゲ氏。問題の根本は聖火の攻撃でも悪用でもなく、他国を侵略して居直った上、弾圧・民族浄化をを続けている国、チベットでの圧政ぶりとその誤魔化しぶりが先日世界中に知れ渡り、チベット民族に対するさらなる粛清が行われているその横で行われる五輪を誰が歓迎なんか出来ますか、ってことでしょう。一方で粛清しながら、他方で平和の祭典だとチベットで聖火を通過させるやり方は五輪に相応しいんでしょうか。こういう現状でも聖火のチベット通過を明言したことは、オリンピック云々だけではなく、今後将来にわたって取り返しのつかない過ちになるんじゃないでしょうか。
Tibetan Olympics 15 - 25 May 2008
がんばれチベット。
チベット五輪(北京五輪じゃありません)のポスターに五輪マークが無断使用されているとIOCが問題にしたことをココで書いたのが去年の5月末。
細々と、という印象は拭えないですけれど、ちゃんと五大陸を渡る聖火リレーも行われていて、3/16は東京の代々木公園を通過、そして明日4/13はブラジルのリオデジャネイロ。
勿論、リレー走者に伴走する威圧的でヤクザの様な自称'警察学院学生ボランティア'、武装警察官や特殊警察官では?と噂の「聖火警備隊」なんていません(笑)。だって、仮にも'平和の祭典'なんですから大抵の国では「頑張れー!」と笑顔(例え振りだとしても)で迎えられるハズのもの。よそ様の国を行く聖火に警備隊を派遣するなんて中国も本当に野暮なことしますね。まぁ、粗野で高圧的なやり方はお国柄、なんでしょうけれど。
何が何でも聖火リレーを成功させなけりゃいけない面子は当然のことながら、これだけ各国から非難されることをしたという自覚が実はあるからこそ、それを誤魔化そうとするからこその有り様なんでしょうけれど、もぅ何かやればやるほど、言えば言うほど、逆に「私らチベットでもっと酷い事やってます」と印象付けている様な感じがするんですが。相変わらず見苦し過ぎ。
IOCは1年前にこのTibetan Olympicsに使用されている五輪マークが無断使用だの許せんだのなんて言ってましたけど、チベットを'無断使用'している国が開催国なのは問題にはならないんですね。おかしなもんです。例え、これで表面上は不満を押え付けて何事も無かった様に騙し騙し競技が開催され終了したとしても、競技の記録や選手の健闘とは別の次元で、もう五輪としては大失敗、五輪史上の汚点になったという結果は既に出てしまった感じですよね、出場する選手にはお気の毒ですけれど。
全く謙虚さも無く自らを省みることを知らないホスト国様は、北京五輪を失敗させようと企む輩に妨害されたの何のと言うんでしょうが、自らが蒔いた種がそういう結果を招いただけ。別に先日のチベットでの抗議運動が始まりではなく、それ以前にチベットを我がモノの様に無断使用していることが招いた結果。
聖火リレーの行く先々に五星紅旗を持った中国人が大挙して押しかけようと、彼らが「この嘘つきめ」「恥を知れ」「お前らの知ったことじゃない」「チベットの弾圧や虐殺は全部作り話だ」「歴史を知っているのか」「よそ者が口を出すな」と食ってかかろうと真実には変わりなし。「無知を晒すだけなのだからおよしなさい」と声に出して進言する勇気あるまともな中国人が圧倒的に少ないというのは本当に不幸なことで(そもそもそんな事を言う自由が無い国の哀れなのですが)、あの敵対心をむき出しにした五星紅旗集団を見ると、愛国心というよりは何だかカルト集団の様。どうやら長野へも召集がかかっているそうだけれど、そんな集団付きの聖火なんて、いくら「一つの世界、一つの夢」なんて赤旗振って応援されても、真っ当な人間にとってはそんな集団も含めて歓迎しろって方が無理なもんです。全ルートバスででもいいから災いの聖火なんてサッサと通り抜けてくれって感じなんじゃないでしょうか。
"中国国営通信、新華社は12日、南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで行われた聖火リレーについて、大勢の現地華僑らが“聖火防衛”に駆けつけ、大規模な応援を繰り広げたと伝えた上で「記者は沿道が(中国国旗の色で)深紅の海に変わっているのを見た」などと絶賛した。"ってなぁ・・・だから本来は聖火なんて防衛しなきゃならないものじゃないだろうに。沿道が五星紅旗で真紅になっているのを見て酔ってる場合じゃないし。そりゃ華僑が旗持って大挙して駆けつけたら真紅にもなるでしょうよね。何千人もの警備が配置される異常事態の中で応援してるのが身内多勢状態。それを絶賛する感覚はさすが己も知らず、まわりも見えない方々。
企業で言えば、「ヤツが任せてくれ、やり遂げてみせる、自分にはその資格と能力がある、プロジェクトを成功させて自分の評価を社内外に示したいと言うのでチャンスを与えたが、不測の事態に対する対応を間違うわ、己の主張を押し付けるだけで人の意見に耳を貸さないわ、不満と反感を買うわ、やったと言っても半人前仕事で企業のイメージを著しく失墜させ、利益を損ね全てご破算にした。力不足以外の何ものでもなし」って感じなんじゃないでしょうかね。そうなったら、任命者・責任者ともその後社内でどういう一途を辿るか想像に難くないのですが。
まぁ、当事者はそれでもなお成功と言い張りる無自覚タイプで、そんな意識のズレや深い深い溝は埋めようがない迷惑千番な困ったちゃん。これが国家となると恐ろしいというか世界にとっては百害あって一利なし。謙虚な気持ちと聞く耳見る耳があるならば、五輪開催で世界中の国々の人が訪れ、先進国って?近代化って?自由って?マナーって?と色々と学ぶことが出来る良い機会だったと思うんですけれど。う~む、勉強嫌いのお子様には無理ですか。
ロゲ会長は11日夜、IOCと北京五輪組織委はリレーの変更はないことで一致。さらにチベットを通過することを明言したそうですね。それも「聖火は攻撃されているのではなく何者かに悪用されている」とも。中国側に吹き込まれたんでしょうね、今更何とも間抜けなロゲ氏。問題の根本は聖火の攻撃でも悪用でもなく、他国を侵略して居直った上、弾圧・民族浄化をを続けている国、チベットでの圧政ぶりとその誤魔化しぶりが先日世界中に知れ渡り、チベット民族に対するさらなる粛清が行われているその横で行われる五輪を誰が歓迎なんか出来ますか、ってことでしょう。一方で粛清しながら、他方で平和の祭典だとチベットで聖火を通過させるやり方は五輪に相応しいんでしょうか。こういう現状でも聖火のチベット通過を明言したことは、オリンピック云々だけではなく、今後将来にわたって取り返しのつかない過ちになるんじゃないでしょうか。
Tibetan Olympics 15 - 25 May 2008
がんばれチベット。
The world must not look away when people are robbed of
their religion, their country and their life.
In the name of all innocent and defenseless people of Tibet
we sign with our name:
世界は、宗教、国そして人生を奪われている人々から目を逸らしてはならない。罪も無く、無防備な全てのチベットの人々のために、ここに署名する。
For The People Of Tibet
by sohla
| 2008-04-12 09:22
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