2007年 04月 14日
日帰りバスツアー研修③ - 織姫神社と蕎麦打ち体験
|
こちらが小高い山の上にある織姫神社。
前回ココで書いた様に、「ばんな寺から徒歩15分、ウォーキングがてら約300段の階段もなんのその」と聞いて向かったものの、一向に神社に辿り着かず(笑)。その時の誘導役の生徒さんは旗を掲げながら不安げ。そしてその直ぐ後を歩いて行った私も不安(笑)。
多分普通に歩けば確かに15分程度の距離だったと思うんですよ。でも、前にも書いた様に30名でぞろぞろ歩くと、先頭と最後尾の差が広がって、先頭としてもそれを無視してチャッチャカ歩くわけにもいかず、自然とある程度ゆっくりになってしまうんですよね。「15分掛かる」と聞いた企画の段階で、私は30分を見ていたんですけれど、案の定30分掛かっちゃいました。見込み時間が当ったのは予想通りなんですけれど、さすがに30分の徒歩はツアーとしては長過ぎですよね。「おぃおぃ、まだなのかよ?」ってお客さんだったら絶対思いますよね。で、その上最後に300段近い階段を登る訳なので、これが本当のツアーなら例え前もって伝えておいたとしても不満爆発、ブーイングの嵐ってところだと思います。
この300段近い階段・・・もぅ、日頃の運動不足も祟って大変(涙)。「周りの景色もいいですしね~」なんて問合せの時には言われていたんですけれど、周りの景色なんて見る余裕ありませんッ!顔を上げて先を見る勇気なんてありませんッ!ひたすら自分の足元を見て、右左と重い足を上げるのみ。そんなもんです(笑)。
確かに、登りつめた所から見える景色は素晴らしく、足利市を一望出来ます。社務所のおじさんに10分ほど説明して頂いたんですが、その話しによると季節によっては富士山が正面に見え、何と新宿新都心の高層ビル群も見えるとか。
いや~、でもとにかく脚ガクガク、息はゼーゼーで落ち着くまで結構時間が掛かりました、情けない情けない。でもですね、私よりも15歳も20歳も若い娘達はもっとヘロヘロだったりするんです。やっぱりそう考えると中高年のオバさんは結構強いってことかもです(笑)。私より凄く年上の方でもパワフル年寄りがいますもんね。若くなるほど足腰が弱いとは何てことでしょう(笑)。
軽くお参りをした後はいよいよ蕎麦打ち体験です。写真は階段を登りきったところにある「蕎麦打ち茶屋」の前で、露店で見本打ちを見せて下さるお店の方。そしてそれを「スゲーッ!」「サスガーッ!」と見学する私達スーツ軍団(笑)。
相手が誰だろうと、どういうシチュエーションだろうと「スゲーッ!」「サスガーッ!」って歓声があがるのを聞いて、オバさんは「スッゲーッってのも凄いな・・・」と思ったりしちゃうんですよね、悲しいことに。これも時代の流れと言うか、そんな流れをどう心穏やかに流すか(笑)の修行でもあるんです、きっと(笑)。そんなことが耳に引っ掛かってしまうのはまさに年を取った証拠。
30分の見本打ちを見た後は、適当に分かれて6台で私達が体験です。何しろその時間も30分だけと聞いていたので、てっきり途中まで出来上がっているものにちょっと手を出して、さわりを体験するだけかと思っていたんですけれど、そば粉と水をこねるところからやらせて頂きましたよ。
部屋の中には登ってきた景色を一望に出来る窓際に5台、もう一台は見本打ちをして頂いた屋外で。"青空蕎麦打ち"も気持ち良いもんです。が、結構風が冷たくて寒い寒い。そのうちポツポツと雨も降り出しちゃいました。皆で順番にこねたり切ったりして何とか本降りになる前に終了。
その後は蕎麦とかき揚のお昼です。蕎麦と言っても自分達で打った蕎麦は少しずつ分けてお持ち帰りにして、実際に食べるのは本物のお蕎麦(笑)。前打ち合わせの時に、「実際皆さんが打ったものと、私達が打ったものは全く違ってですね。お客さんも自分で打ったとしても美味しくない!っておっしゃるんですよ」という話しがあって、昼食に食べるのは本物でも私達が打ったものでも、段取りも量的なこともあるでしょうしお任せって感じだったんです。で、結局は本職が打った本物のお蕎麦を頂いたわけです。
お土産に頂いた自分達作のお蕎麦は、私は友達にあげてしまったんですが、後で聞いた話によると、味以前に茹でたらボロボロになって蕎麦とは言えなかったとのこと。そういうことなんですね、美味しくない!というのは(笑)。考えてみたら当然と言えば当然。口に入れるに値するものが作れると思った私達が馬鹿でした(笑)。自分達の打ったものを昼食として試食ていようものなら、「こ、これが蕎麦かよッ?」とツアーの昼食がドヨヨーンとなってお腹も気持ちも満足出来ずにさらなるクレームになったことでしょう(笑)。
織姫神社の敷地内にあるこの「おりひめ茶屋」さん。何でも足利だったか栃木だったかの蕎麦打ち名人の最後のお弟子さんとのこと。こじんまりとしてとっても良い雰囲気ですし、職人さん達も一生懸命教えて下さってありがたかったです。ドドーッっと団体で押しかけて、好き勝手に蕎麦打ち遊びして、ザザーッと帰っていったわけですから、かなり迷惑だっただろうなーと思います。本当にありがとうございました。手打ち蕎麦教室「蕎遊庵」
ただ、ツアー的に言うと、当然30名の団体を受け入れる様な団体向けの施設ではないので、昼食の段取りも大変な様子(そりゃ普通は慣れてるわけないですが)。蕎麦1枚と小さめのかき揚が配膳されるまでに20分は掛かってしまったでしょうか。織姫神社まで30分歩かせ、300段の階段を登らせ、蕎麦打ちもしてお腹ペコペコなわけで、ここでも恐らく本当のツアーならブーイングの嵐(笑)。何とも上手くいかないもんです、ってか企画の詰めが甘かった。
旅程では帰りもあの階段を各自下って戻ることになっていたんですが、雨も本降りになってしまい、この後に及んで歩かせるのも何なので、引率した先生とバスの運転手さんの機転で、山の上まで急遽バスを上げてもらうこと変更。こういうところが慣れていないと気が付かないんですよね。確かに、雨の中を15分とは言え歩けと言うのは優しくないですよね。
さて、次はまた足利学校やばんな寺あたりの出発地点へ戻って、相田みつをゆかりのいしだたみ通りを散策です。が、雨ですよ、雨。それも冷たい雨。えぇ?これで散策ですか・・・笑。
前回ココで書いた様に、「ばんな寺から徒歩15分、ウォーキングがてら約300段の階段もなんのその」と聞いて向かったものの、一向に神社に辿り着かず(笑)。その時の誘導役の生徒さんは旗を掲げながら不安げ。そしてその直ぐ後を歩いて行った私も不安(笑)。
多分普通に歩けば確かに15分程度の距離だったと思うんですよ。でも、前にも書いた様に30名でぞろぞろ歩くと、先頭と最後尾の差が広がって、先頭としてもそれを無視してチャッチャカ歩くわけにもいかず、自然とある程度ゆっくりになってしまうんですよね。「15分掛かる」と聞いた企画の段階で、私は30分を見ていたんですけれど、案の定30分掛かっちゃいました。見込み時間が当ったのは予想通りなんですけれど、さすがに30分の徒歩はツアーとしては長過ぎですよね。「おぃおぃ、まだなのかよ?」ってお客さんだったら絶対思いますよね。で、その上最後に300段近い階段を登る訳なので、これが本当のツアーなら例え前もって伝えておいたとしても不満爆発、ブーイングの嵐ってところだと思います。
この300段近い階段・・・もぅ、日頃の運動不足も祟って大変(涙)。「周りの景色もいいですしね~」なんて問合せの時には言われていたんですけれど、周りの景色なんて見る余裕ありませんッ!顔を上げて先を見る勇気なんてありませんッ!ひたすら自分の足元を見て、右左と重い足を上げるのみ。そんなもんです(笑)。
確かに、登りつめた所から見える景色は素晴らしく、足利市を一望出来ます。社務所のおじさんに10分ほど説明して頂いたんですが、その話しによると季節によっては富士山が正面に見え、何と新宿新都心の高層ビル群も見えるとか。
いや~、でもとにかく脚ガクガク、息はゼーゼーで落ち着くまで結構時間が掛かりました、情けない情けない。でもですね、私よりも15歳も20歳も若い娘達はもっとヘロヘロだったりするんです。やっぱりそう考えると中高年のオバさんは結構強いってことかもです(笑)。私より凄く年上の方でもパワフル年寄りがいますもんね。若くなるほど足腰が弱いとは何てことでしょう(笑)。
軽くお参りをした後はいよいよ蕎麦打ち体験です。写真は階段を登りきったところにある「蕎麦打ち茶屋」の前で、露店で見本打ちを見せて下さるお店の方。そしてそれを「スゲーッ!」「サスガーッ!」と見学する私達スーツ軍団(笑)。
相手が誰だろうと、どういうシチュエーションだろうと「スゲーッ!」「サスガーッ!」って歓声があがるのを聞いて、オバさんは「スッゲーッってのも凄いな・・・」と思ったりしちゃうんですよね、悲しいことに。これも時代の流れと言うか、そんな流れをどう心穏やかに流すか(笑)の修行でもあるんです、きっと(笑)。そんなことが耳に引っ掛かってしまうのはまさに年を取った証拠。
30分の見本打ちを見た後は、適当に分かれて6台で私達が体験です。何しろその時間も30分だけと聞いていたので、てっきり途中まで出来上がっているものにちょっと手を出して、さわりを体験するだけかと思っていたんですけれど、そば粉と水をこねるところからやらせて頂きましたよ。
部屋の中には登ってきた景色を一望に出来る窓際に5台、もう一台は見本打ちをして頂いた屋外で。"青空蕎麦打ち"も気持ち良いもんです。が、結構風が冷たくて寒い寒い。そのうちポツポツと雨も降り出しちゃいました。皆で順番にこねたり切ったりして何とか本降りになる前に終了。
その後は蕎麦とかき揚のお昼です。蕎麦と言っても自分達で打った蕎麦は少しずつ分けてお持ち帰りにして、実際に食べるのは本物のお蕎麦(笑)。前打ち合わせの時に、「実際皆さんが打ったものと、私達が打ったものは全く違ってですね。お客さんも自分で打ったとしても美味しくない!っておっしゃるんですよ」という話しがあって、昼食に食べるのは本物でも私達が打ったものでも、段取りも量的なこともあるでしょうしお任せって感じだったんです。で、結局は本職が打った本物のお蕎麦を頂いたわけです。
お土産に頂いた自分達作のお蕎麦は、私は友達にあげてしまったんですが、後で聞いた話によると、味以前に茹でたらボロボロになって蕎麦とは言えなかったとのこと。そういうことなんですね、美味しくない!というのは(笑)。考えてみたら当然と言えば当然。口に入れるに値するものが作れると思った私達が馬鹿でした(笑)。自分達の打ったものを昼食として試食ていようものなら、「こ、これが蕎麦かよッ?」とツアーの昼食がドヨヨーンとなってお腹も気持ちも満足出来ずにさらなるクレームになったことでしょう(笑)。
織姫神社の敷地内にあるこの「おりひめ茶屋」さん。何でも足利だったか栃木だったかの蕎麦打ち名人の最後のお弟子さんとのこと。こじんまりとしてとっても良い雰囲気ですし、職人さん達も一生懸命教えて下さってありがたかったです。ドドーッっと団体で押しかけて、好き勝手に蕎麦打ち遊びして、ザザーッと帰っていったわけですから、かなり迷惑だっただろうなーと思います。本当にありがとうございました。手打ち蕎麦教室「蕎遊庵」
ただ、ツアー的に言うと、当然30名の団体を受け入れる様な団体向けの施設ではないので、昼食の段取りも大変な様子(そりゃ普通は慣れてるわけないですが)。蕎麦1枚と小さめのかき揚が配膳されるまでに20分は掛かってしまったでしょうか。織姫神社まで30分歩かせ、300段の階段を登らせ、蕎麦打ちもしてお腹ペコペコなわけで、ここでも恐らく本当のツアーならブーイングの嵐(笑)。何とも上手くいかないもんです、ってか企画の詰めが甘かった。
旅程では帰りもあの階段を各自下って戻ることになっていたんですが、雨も本降りになってしまい、この後に及んで歩かせるのも何なので、引率した先生とバスの運転手さんの機転で、山の上まで急遽バスを上げてもらうこと変更。こういうところが慣れていないと気が付かないんですよね。確かに、雨の中を15分とは言え歩けと言うのは優しくないですよね。
さて、次はまた足利学校やばんな寺あたりの出発地点へ戻って、相田みつをゆかりのいしだたみ通りを散策です。が、雨ですよ、雨。それも冷たい雨。えぇ?これで散策ですか・・・笑。
by sohla
| 2007-04-14 20:17
|
Comments(0)