2006年 10月 28日
コタツ!
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Excite Bit コネタ 「もう出しましたか? 最近の「こたつ」事情」の見出しを見て、久し振りに"こたつ"というものを思い出したのだけれど、実家でこたつを使わなくなってから、かれこれ軽30年以上は経つんじゃないだろうか・・・。こたつを出さなくなったのは、私が中学生の頃に家を改築して、その時にセントラルヒーティングにして、各部屋に温水が循環するパネルを取り付けてからの様な気がします。後は石油ストーブ、ファンヒーター、ホットカーペットで充分になったっていうこともあるんでしょうね。
生活スタイルも、寒い日の一時をこたつに入ってノンビリ過すっていうことも無くなっちゃいました。「こたつに入る→寝転がる」と言う、こたつの掟(笑)を守る事が無くなってしまったのは、家全体の暖房が効いて、冬でも動くのが億劫ではなくなってしまったからなのかもしれないですね。何しろ、こたつは人を動かなくしますよね。あの、一旦足を入れて、こたつ布団をしっかり体に隙間なく掛けたら、動きたくなくなる怠惰な心地良さが良かったんですけれどね~。
で、今ではこたつ以外の暖房、パネルヒーティング、エアコン、ファンヒーター、ホットカーペットを部屋によって使い分けている実家なんですが、それ以前は色々な昔懐かしい暖房器具がありましたよ~。
まずは掘りごたつ。
これは、改築する時までちゃんと炭を焚いて使ってました。四畳半の和室にあったので、櫓自体は半畳の大きさ。足を入れて丁度床にあたる部分は格子になっていて、その真ん中が四角く開けられる様になってました。それを開けると、さらに下には40~50cm角ほどの火鉢があって、そこに炭を熾すわけです。格子は一応足がスポッと抜けない程度の大きさだったと思うんですけれど、それでも結構靴下を焦がしてましたよね。
櫓は使わない時はそのままストンと畳下に下ろして収納、そうすれば普通の四畳半になるので何とも便利。そして足が下ろせるから楽チン。ただ、ゴロンと寝転がるのは、足が下がっているのでチョット辛かったですよね。で、一旦櫓を上げてこたつを作ると可動式じゃないので、それが難点と言えば難点なんですけれど、もう冬はこたつの部屋ってことになってたと思います。
今のこたつと同じ様に、やぐらの上にはこたつ布団を掛けて、その上にこたつ板。只、実際に炭を熾しているので、何やら"中毒になるからねッ"と、掘りごたつの中に潜る事は固く禁じられてました。子供としては、結構あれは潜って遊ぶには楽しいんですけれど、結構灰がパカパカしてたりもしたんでしょうね。あぁ、懐かしいなぁ・・・。改築の時に、何故かその掘りごたつを潰して、木製の立派な櫓も捨てちゃったんですよね、勿体無かったなぁ。
そして、安全こたつ。
これも初期のものは火鉢や行火?を中に置いて、火を熾したみたいですけれど、私の頃は既に小さな電気ヒーターみたいなものを中に置いて使ってました。確か大きさが30~40cm程度の小さいもので、この上にこたつ布団を掛けてお終い。こたつ板は置かないんです。
これ、見ての通り足が入らないので、我家ではタマにちょっと暖を取る時とか、掘りごたつを出すまでもない時期に、セカンドこたつ(笑)として使ってた気がします。
それから、ネコこたつ。
実は私はこれを使った覚えはないんですけれど、今は庭に放り出されていて、オブジェとなってます(笑)。黒くてツルツルした陶器で出来ていて、大きさは25cm位かなぁ。使い方は良く判らないんですけれど、練炭を熾してこれに直接布団を被せて足元だけを温めていたと聞いた様な気がします。これ、何でネコこたつって言うんでしょうね。
現在、実家にはイヌこたつ(笑)。いや、イヌ行火とかイヌ湯たんぽかな。愛犬のミニチュア・シュナウザーのナナちゃんです(笑)。こちらが暖を取ると言うよりも、あっちが暖を取りに人間様にペトッとくっついて来るんですけど。スースー寝息付きです(笑)。
その後はアラジンの石油ストーブ。
これは、70年の歴史があるんですってね。確か実家では私が小・中学生の頃まで・・・30年位前まで使ってたと思います。この頃また人気が出て売れているらしいですね。
元々モデルチェンジを殆どしていないそうなので、今でもレトロと言えばレトロなんでしょうけれど、私の家にあったのはレトロがいい感じ!なんて言われない、それが当然な頃の、普通の石油ストーブでした(笑)。
私の記憶では、1色ではなくて、タンク部分が渋いピンクで、筒の部分がアイボリーとか、色が付いていた気がするんですけれど・・・違ったかなぁ。何となく、今のものよりも、もっとシンプルで優しい柔かい感じだった気がするんです。これも、いつの間にか我家からは姿を消してました。
朝、寒い部屋で目が醒めて、着替えの服を持って兄弟がストーブの周りに寄ってきて着替えてましたねぇ。そうそう、真冬なのに何故が大きなミツバチがストーブの近くにいたらしく、寝ぼけていた私はそのミツバチを踏んだんです(涙)。時期外れでヤツも弱って動きが鈍かったんでしょうけれど、まさか踏まれるとは思ってなかったでしょうね。お陰で私の足の裏に針が刺さってご臨終でした。当然、私は痛くて泣きわめいたのを覚えてます。
こうやって見ると、色々な暖房器具を使ってましたねぇ。どれもこれも懐かしいです。きっと今でも使っていたら十分に使えるものばかりだったのに、改築してチョッピリ近代的になった時に全て捨ててしまったんですよね。今思うと勿体無いというか、堀こたつもアラジンも世の中ではまた復刻しているんですから不思議なもんです。
そして今の私のアパートの部屋にはこたつもホットカーペットも無し。何しろ床に座ることが無いです。便利だけど味気ないガスファンヒーターやエアコンを使ってますけれど、昔使った掘りごたつや安全こたつみたいな思い出は出来ないだろうな~って思います。こたつ布団を使うと部屋に埃が出るので、せっかく温まった布団を上げて掃除するのが嫌だったんですよね・・・。エェ~寒いよぉーって。今となってはどれもこれも懐かしい思い出。
生活スタイルも、寒い日の一時をこたつに入ってノンビリ過すっていうことも無くなっちゃいました。「こたつに入る→寝転がる」と言う、こたつの掟(笑)を守る事が無くなってしまったのは、家全体の暖房が効いて、冬でも動くのが億劫ではなくなってしまったからなのかもしれないですね。何しろ、こたつは人を動かなくしますよね。あの、一旦足を入れて、こたつ布団をしっかり体に隙間なく掛けたら、動きたくなくなる怠惰な心地良さが良かったんですけれどね~。
で、今ではこたつ以外の暖房、パネルヒーティング、エアコン、ファンヒーター、ホットカーペットを部屋によって使い分けている実家なんですが、それ以前は色々な昔懐かしい暖房器具がありましたよ~。
まずは掘りごたつ。
これは、改築する時までちゃんと炭を焚いて使ってました。四畳半の和室にあったので、櫓自体は半畳の大きさ。足を入れて丁度床にあたる部分は格子になっていて、その真ん中が四角く開けられる様になってました。それを開けると、さらに下には40~50cm角ほどの火鉢があって、そこに炭を熾すわけです。格子は一応足がスポッと抜けない程度の大きさだったと思うんですけれど、それでも結構靴下を焦がしてましたよね。
櫓は使わない時はそのままストンと畳下に下ろして収納、そうすれば普通の四畳半になるので何とも便利。そして足が下ろせるから楽チン。ただ、ゴロンと寝転がるのは、足が下がっているのでチョット辛かったですよね。で、一旦櫓を上げてこたつを作ると可動式じゃないので、それが難点と言えば難点なんですけれど、もう冬はこたつの部屋ってことになってたと思います。
今のこたつと同じ様に、やぐらの上にはこたつ布団を掛けて、その上にこたつ板。只、実際に炭を熾しているので、何やら"中毒になるからねッ"と、掘りごたつの中に潜る事は固く禁じられてました。子供としては、結構あれは潜って遊ぶには楽しいんですけれど、結構灰がパカパカしてたりもしたんでしょうね。あぁ、懐かしいなぁ・・・。改築の時に、何故かその掘りごたつを潰して、木製の立派な櫓も捨てちゃったんですよね、勿体無かったなぁ。
そして、安全こたつ。
これも初期のものは火鉢や行火?を中に置いて、火を熾したみたいですけれど、私の頃は既に小さな電気ヒーターみたいなものを中に置いて使ってました。確か大きさが30~40cm程度の小さいもので、この上にこたつ布団を掛けてお終い。こたつ板は置かないんです。
これ、見ての通り足が入らないので、我家ではタマにちょっと暖を取る時とか、掘りごたつを出すまでもない時期に、セカンドこたつ(笑)として使ってた気がします。
それから、ネコこたつ。
実は私はこれを使った覚えはないんですけれど、今は庭に放り出されていて、オブジェとなってます(笑)。黒くてツルツルした陶器で出来ていて、大きさは25cm位かなぁ。使い方は良く判らないんですけれど、練炭を熾してこれに直接布団を被せて足元だけを温めていたと聞いた様な気がします。これ、何でネコこたつって言うんでしょうね。
現在、実家にはイヌこたつ(笑)。いや、イヌ行火とかイヌ湯たんぽかな。愛犬のミニチュア・シュナウザーのナナちゃんです(笑)。こちらが暖を取ると言うよりも、あっちが暖を取りに人間様にペトッとくっついて来るんですけど。スースー寝息付きです(笑)。
その後はアラジンの石油ストーブ。
これは、70年の歴史があるんですってね。確か実家では私が小・中学生の頃まで・・・30年位前まで使ってたと思います。この頃また人気が出て売れているらしいですね。
元々モデルチェンジを殆どしていないそうなので、今でもレトロと言えばレトロなんでしょうけれど、私の家にあったのはレトロがいい感じ!なんて言われない、それが当然な頃の、普通の石油ストーブでした(笑)。
私の記憶では、1色ではなくて、タンク部分が渋いピンクで、筒の部分がアイボリーとか、色が付いていた気がするんですけれど・・・違ったかなぁ。何となく、今のものよりも、もっとシンプルで優しい柔かい感じだった気がするんです。これも、いつの間にか我家からは姿を消してました。
朝、寒い部屋で目が醒めて、着替えの服を持って兄弟がストーブの周りに寄ってきて着替えてましたねぇ。そうそう、真冬なのに何故が大きなミツバチがストーブの近くにいたらしく、寝ぼけていた私はそのミツバチを踏んだんです(涙)。時期外れでヤツも弱って動きが鈍かったんでしょうけれど、まさか踏まれるとは思ってなかったでしょうね。お陰で私の足の裏に針が刺さってご臨終でした。当然、私は痛くて泣きわめいたのを覚えてます。
こうやって見ると、色々な暖房器具を使ってましたねぇ。どれもこれも懐かしいです。きっと今でも使っていたら十分に使えるものばかりだったのに、改築してチョッピリ近代的になった時に全て捨ててしまったんですよね。今思うと勿体無いというか、堀こたつもアラジンも世の中ではまた復刻しているんですから不思議なもんです。
そして今の私のアパートの部屋にはこたつもホットカーペットも無し。何しろ床に座ることが無いです。便利だけど味気ないガスファンヒーターやエアコンを使ってますけれど、昔使った掘りごたつや安全こたつみたいな思い出は出来ないだろうな~って思います。こたつ布団を使うと部屋に埃が出るので、せっかく温まった布団を上げて掃除するのが嫌だったんですよね・・・。エェ~寒いよぉーって。今となってはどれもこれも懐かしい思い出。
by sohla
| 2006-10-28 00:46
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