2006年 10月 11日
"闘ってやる!導火線"に火が点いた話
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"有給残30日をすべて消化できるようにします"
タイムシートや離職票など、いくつか署名・捺印が必要な書類と共に、派遣会社の部長名でそう書かれた書面による回答を見たとき、「すべて私の要望が通った・・・勝った」と思った。
裁判ではないので勝ち負けではないのだけれど、派遣先と派遣スタッフ、派遣先と自分の会社、業務自体など、当然彼女がすべき事もせず、何一つ満足に調整出来ず、派遣先と派遣スタッフ双方に伝えるべきことも伝えず、営業として何の責任も果たさなかった結果、現場の業務と派遣スタッフを惨憺たる状況にしてしまった上に、当然そんな自覚もなし。そして最後の最後になって筋の通っていないことを言って自分を正当化し、「あなたが悪いんじゃないかしら?」的なことを言い放った時には、さすがに私は黙ってはいませんでしたね。
いや、今までも黙ってはいなかったんですけれど(笑)、その時ばかりはブチッ、ブチッ、ブチブチブチーーーッと忍耐の緒が切れ、大人としての寛容な心(笑)にピキッ、ピキッ、ピキピキピキッと亀裂が入りました。普段私はそんなに沸点が高くないし、そうなるツボもそれ程多くないんですけれど、今回ばかりは"コイツと闘ってやる導火線"とでも言いましょうか、"コイツは許さない導火線"とでも言いましょうか、とにかく大変危険なものに火が点いてしまいました(笑)。
その瞬間、「あぁ、アナタと話していても時間の無駄なので、部長?とにかく上の人と話をしますから」と言ってお引取り頂いた後、「営業に対する苦情なので担当者を」と即座に派遣会社に電話を入れていた私。いやぁ、苦情申し立てのシナリオにある典型的な台詞ですよね(笑)。それまで日々、顧客からのそんな電話を受けて取り次いでいた私が、まさか自分がそんなこと言うだろうとは思ってもみませんでしたよ。
それまでの数週間、導火線に火が点きそう・・・いや、火を点けそうな状態でホトホト疲れていたんですけれど、最終的にそんな事態になったのが私として業務終了となる1週間前。前にココやココでも触れた様に、今までの経緯から言ってどう転んでも私の要望を聞き入れるしかない、それ以外に社として選択肢はないだろうなぁと思っていたし、単なる一派遣スタッフの文句で済まされない様に、1つ1つ「営業担当が何をしなかったか」認めさせ、彼女の言葉も間違っていたと認めさせ、そんな彼女を営業として放置しておいた社としての責任も認めさせ、ならば具体的に正当な私の要望を受け入れて当然ですよね、と話を運ぶことが出来るという確信もあったんです、これが何故か。
何故か。それは私はこれまでの経緯の中で、何一つ間違ったことはしていない、ちゃんと手順や時期を踏んで事を進めていたこと。そして、その全て・・・担当営業がいつ何を言ったか、派遣先担当者との話はいつどういうことになっていたか、私は両者にいつどういう話をしたか・・・など等、事態の経緯を数ヶ月に渡ってメモしていたからだと思います。
今思うと周到な準備ですよね(笑)。
こういう事態になることを望んでいた訳では全くなかったのだけれど、余りの担当営業の無能さの為に、最終的には酷いことになるだろう、そしてこの担当営業は恐らくそうなっても「私はちゃんと仕事をした」と済ませるだろうと、かなり早い時点で感じて、これはイザと言う時に申し立てが出来るように、ちゃんと理論立てて自分の主張をする為に、そして自分の身を守る為に、密かに経緯を記録しておかなければという衝動があったんです。
勿論、一方的に私がメモとして残したことなので、そんなことは事実無根と言われればそれまでなんですけれど、相手の不手際を自信を持って理論的に指摘することが出来るし、恐らくそういうメモでも何でも有るのと無いのとでは言い分の信憑性と、相手を納得(説き伏せる)させるオーラ(笑)を放出するのに大きな差があることは確かだと実感。
肝心の部長への苦情申し立ての時は、まぁそんなもんは怖くはないだろうけれど、一応労働基準監督署のHPから「労働者派遣事業・請負業務についての相談フォーマット」というのを出力し、それを話し合いの際に持参したその他の資料に紛れさせて、何気に見える様に机の上に置いて話をしてみました。これは、「どうぞ好きな様にお答え下さい。回答や対応によっては次のステップに行かせて頂きます。この話し合いが単なる通過点となるのか、ここで終わることなのかはそちら次第」という暗黙の意思表示だったのですが。
当日の話し合い・・・と言っても、私が一方的に話をし相手がメモを取るといった感じだったんですが・・・の最後に、「今こうして話を聞いた限りでは○○さん(私)は全く落ち度は無く、ウチの営業担当の不手際だったという感じがします」と言ってましたし、「"あなたが悪いんじゃないかしら?"という私への言葉も、会社としての意志ではないし間違っていたと思う」と言ってました。ここまでくれば、じゃぁ後は具体的にどうして下さるのかということですよね。
当日、既に「人事と相談して有給残30日をすべて消化できるように、その方法を対処する」という言葉を貰っていて、ほぼ私の当然の要求が通ることは判っていたんですが、それでも私は信じません(笑)。ものごと念には念を入れなきゃです。
「人事に相談した結果、やっぱり要求は受け入れられませんってなことには、まさかなりませんよね?」と、ダメ押しの確認も怠りませんでした(笑)。そして「そう言うことにはなりません」と。更~に、「有給の賃金の率は100%で良かったですね?」とも。さすがに相手も苦笑いしてましたけれど、「当然なことでも確認させて頂きます。申し訳ないですが、それほど信用していません。また回答は私もいつまでも待っている訳にはいかないので1週間以内に書面と付随する書類の送付で」と最後まで厳しい態度は崩しませんでした。いや、本当の事を言うと、これは半分演技みたいなもので、心の中ではもうそんな細かいことはどうでも良かったんですけれど(笑)。
で、"有給残30日をすべて消化できるようにします"という書面での回答だった訳です。
ふぅ、たった10日間程度のことだったのですけれど、正直長かったですね。それと、話し合いが終わってまぁ要望通りに行く見通しになって家へ戻って来た時、本来なら「ヤッター!」という気分なのかなと思ったんですが、実際は何とも言えない悲しい気分だったんですよね。虚しいというか、何でこんな些細なこと、それも当然のことで、こんなことしなきゃならないんだろうって。別に正当な理由があれば、有給のちょっとやそっと捨てたっていいんです。でも、"あなたが悪いんじゃないかしら~、だから仕方ないわね"と言われて、"はいそうですか"と言う訳にはいきませんから。
なので裁判とか訴訟とかはもしかしたらこんな気分になるのかな~ってちょっと思いました。勝って嬉しいというのと同時に何ともいえない虚しさも半面あるのかなぁって。まぁ、私の場合はそれと比べたら、費やす労力も気力も月とスッポン。子供の戯言みたいなもんですけれど。
それからもう1つ。今回のことで1つ判明したことが・・・。
私はやっぱり(笑、時々そう言われることがあるので・・・)怒ると結構怖いかも・・・と。怒るとか怖いと言っても、プチッと切れて感情的になって手がつけられなくなると言うのではなくて、どんどん冷静に(冷酷に、笑)、周到になっていって、肝も据わって執念も出てくると言うか。いやぁ、怖いですねぇ・・・これ、性格判断とか心理的なことに当てはめると、もしかして凄く嫌な人間像が浮かび上がってくるんじゃないだろうか・・・嫌だなぁ(笑)。
タイムシートや離職票など、いくつか署名・捺印が必要な書類と共に、派遣会社の部長名でそう書かれた書面による回答を見たとき、「すべて私の要望が通った・・・勝った」と思った。
裁判ではないので勝ち負けではないのだけれど、派遣先と派遣スタッフ、派遣先と自分の会社、業務自体など、当然彼女がすべき事もせず、何一つ満足に調整出来ず、派遣先と派遣スタッフ双方に伝えるべきことも伝えず、営業として何の責任も果たさなかった結果、現場の業務と派遣スタッフを惨憺たる状況にしてしまった上に、当然そんな自覚もなし。そして最後の最後になって筋の通っていないことを言って自分を正当化し、「あなたが悪いんじゃないかしら?」的なことを言い放った時には、さすがに私は黙ってはいませんでしたね。
いや、今までも黙ってはいなかったんですけれど(笑)、その時ばかりはブチッ、ブチッ、ブチブチブチーーーッと忍耐の緒が切れ、大人としての寛容な心(笑)にピキッ、ピキッ、ピキピキピキッと亀裂が入りました。普段私はそんなに沸点が高くないし、そうなるツボもそれ程多くないんですけれど、今回ばかりは"コイツと闘ってやる導火線"とでも言いましょうか、"コイツは許さない導火線"とでも言いましょうか、とにかく大変危険なものに火が点いてしまいました(笑)。
その瞬間、「あぁ、アナタと話していても時間の無駄なので、部長?とにかく上の人と話をしますから」と言ってお引取り頂いた後、「営業に対する苦情なので担当者を」と即座に派遣会社に電話を入れていた私。いやぁ、苦情申し立てのシナリオにある典型的な台詞ですよね(笑)。それまで日々、顧客からのそんな電話を受けて取り次いでいた私が、まさか自分がそんなこと言うだろうとは思ってもみませんでしたよ。
それまでの数週間、導火線に火が点きそう・・・いや、火を点けそうな状態でホトホト疲れていたんですけれど、最終的にそんな事態になったのが私として業務終了となる1週間前。前にココやココでも触れた様に、今までの経緯から言ってどう転んでも私の要望を聞き入れるしかない、それ以外に社として選択肢はないだろうなぁと思っていたし、単なる一派遣スタッフの文句で済まされない様に、1つ1つ「営業担当が何をしなかったか」認めさせ、彼女の言葉も間違っていたと認めさせ、そんな彼女を営業として放置しておいた社としての責任も認めさせ、ならば具体的に正当な私の要望を受け入れて当然ですよね、と話を運ぶことが出来るという確信もあったんです、これが何故か。
何故か。それは私はこれまでの経緯の中で、何一つ間違ったことはしていない、ちゃんと手順や時期を踏んで事を進めていたこと。そして、その全て・・・担当営業がいつ何を言ったか、派遣先担当者との話はいつどういうことになっていたか、私は両者にいつどういう話をしたか・・・など等、事態の経緯を数ヶ月に渡ってメモしていたからだと思います。
今思うと周到な準備ですよね(笑)。
こういう事態になることを望んでいた訳では全くなかったのだけれど、余りの担当営業の無能さの為に、最終的には酷いことになるだろう、そしてこの担当営業は恐らくそうなっても「私はちゃんと仕事をした」と済ませるだろうと、かなり早い時点で感じて、これはイザと言う時に申し立てが出来るように、ちゃんと理論立てて自分の主張をする為に、そして自分の身を守る為に、密かに経緯を記録しておかなければという衝動があったんです。
勿論、一方的に私がメモとして残したことなので、そんなことは事実無根と言われればそれまでなんですけれど、相手の不手際を自信を持って理論的に指摘することが出来るし、恐らくそういうメモでも何でも有るのと無いのとでは言い分の信憑性と、相手を納得(説き伏せる)させるオーラ(笑)を放出するのに大きな差があることは確かだと実感。
肝心の部長への苦情申し立ての時は、まぁそんなもんは怖くはないだろうけれど、一応労働基準監督署のHPから「労働者派遣事業・請負業務についての相談フォーマット」というのを出力し、それを話し合いの際に持参したその他の資料に紛れさせて、何気に見える様に机の上に置いて話をしてみました。これは、「どうぞ好きな様にお答え下さい。回答や対応によっては次のステップに行かせて頂きます。この話し合いが単なる通過点となるのか、ここで終わることなのかはそちら次第」という暗黙の意思表示だったのですが。
当日の話し合い・・・と言っても、私が一方的に話をし相手がメモを取るといった感じだったんですが・・・の最後に、「今こうして話を聞いた限りでは○○さん(私)は全く落ち度は無く、ウチの営業担当の不手際だったという感じがします」と言ってましたし、「"あなたが悪いんじゃないかしら?"という私への言葉も、会社としての意志ではないし間違っていたと思う」と言ってました。ここまでくれば、じゃぁ後は具体的にどうして下さるのかということですよね。
当日、既に「人事と相談して有給残30日をすべて消化できるように、その方法を対処する」という言葉を貰っていて、ほぼ私の当然の要求が通ることは判っていたんですが、それでも私は信じません(笑)。ものごと念には念を入れなきゃです。
「人事に相談した結果、やっぱり要求は受け入れられませんってなことには、まさかなりませんよね?」と、ダメ押しの確認も怠りませんでした(笑)。そして「そう言うことにはなりません」と。更~に、「有給の賃金の率は100%で良かったですね?」とも。さすがに相手も苦笑いしてましたけれど、「当然なことでも確認させて頂きます。申し訳ないですが、それほど信用していません。また回答は私もいつまでも待っている訳にはいかないので1週間以内に書面と付随する書類の送付で」と最後まで厳しい態度は崩しませんでした。いや、本当の事を言うと、これは半分演技みたいなもので、心の中ではもうそんな細かいことはどうでも良かったんですけれど(笑)。
で、"有給残30日をすべて消化できるようにします"という書面での回答だった訳です。
ふぅ、たった10日間程度のことだったのですけれど、正直長かったですね。それと、話し合いが終わってまぁ要望通りに行く見通しになって家へ戻って来た時、本来なら「ヤッター!」という気分なのかなと思ったんですが、実際は何とも言えない悲しい気分だったんですよね。虚しいというか、何でこんな些細なこと、それも当然のことで、こんなことしなきゃならないんだろうって。別に正当な理由があれば、有給のちょっとやそっと捨てたっていいんです。でも、"あなたが悪いんじゃないかしら~、だから仕方ないわね"と言われて、"はいそうですか"と言う訳にはいきませんから。
なので裁判とか訴訟とかはもしかしたらこんな気分になるのかな~ってちょっと思いました。勝って嬉しいというのと同時に何ともいえない虚しさも半面あるのかなぁって。まぁ、私の場合はそれと比べたら、費やす労力も気力も月とスッポン。子供の戯言みたいなもんですけれど。
それからもう1つ。今回のことで1つ判明したことが・・・。
私はやっぱり(笑、時々そう言われることがあるので・・・)怒ると結構怖いかも・・・と。怒るとか怖いと言っても、プチッと切れて感情的になって手がつけられなくなると言うのではなくて、どんどん冷静に(冷酷に、笑)、周到になっていって、肝も据わって執念も出てくると言うか。いやぁ、怖いですねぇ・・・これ、性格判断とか心理的なことに当てはめると、もしかして凄く嫌な人間像が浮かび上がってくるんじゃないだろうか・・・嫌だなぁ(笑)。
by sohla
| 2006-10-11 19:59
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