2015年 05月 05日
将軍着座の間 特別祈祷ツアーに参加 其の二
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拝殿・石の間・本殿からなる御本社は撮影禁止。本殿に向かって右側に法親王着座の間(西)、右側(東)に将軍着座の間があります。大名しか入ることを許されなかった中央の間は63畳、そして将軍だけが許された右の着座の間、左の着座の間がそれぞれ18畳。
眠り猫をチラッと見て(奥宮参道入り口と、拝殿への通路が交差する人が右往左往するような場所なので)、靴を脱いで廻廊をぐるっと歩いて拝殿へ。中央の間へ行く人並みと別に、私たち団体は将軍着座の間へ入り、正座をして厳かにキョロキョロしつつ神主さん待ち。
が、一般個人参拝客がびっしりの隣の中央の間63畳と、着座の間とを隔てるものはなく、御簾も上がったままなので、正直なところ何だか特別感が余りない。といえばないのだけれど、そんなことに心を囚われていると、折角のご祈祷効果も台無しになってしまうような気がして、かしこみかしこみ~と祝詞に耳を傾け、軽く頭をお下げ下さいと言われれ頭を下げ、玉串が捧げられ、二礼二拍手一礼。
因みに、玉串奉納役はツアー参加者から希望者がジャンケンをして勝った人に決定(笑)。巫女さんが「玉串…」と言いかけた途端に「ハイッ」と手を挙げた方の、その素早さにびっくり(笑)。最終的に4-5人が立候補してましたね。玉串奉納役の方は、天井に描かれた葵の御紋の真下に座ってお供え。将軍だけが座ることを許されたその場所も、今では毎日毎日ツアーのジャンケン勝者が代わる代わる場所に(笑)。
それでも、かつて将軍たちが実際に座り神に拝礼していたその場所に、今座っていると思うと不思議な感じがしますね。教科書やTVの中でのことではなくて、本当にそういう時代があって、歴史上の人たちがその場にいた、と感じることが出来る瞬間ですから。毎年例祭の際には、現在の徳川家当主が衣冠束帯を身につけ、葵の御紋の下に着座し儀礼に則り祈りを奉げるとのことです。
因みに、こちらは徳川宗家の第18代当主 德川恒孝氏の面白いインタビュー記事(週刊朝日)
「旧大名家の子孫が多い学習院の歴史授業は難しい」
さて、特別ご祈祷が済むと、中央の間へ移動し、左右の杉戸に描かれた麒麟と白沢、欄間に飾られた三十六歌仙、1つ1つ違う龍が描かれた天井の百間百種の龍など、巫女さんのお話を聞いて二礼二拍手一礼。そして石の間へ降り、ぐるっとUターンして出て終了。
その後、団体ツアーは社務所までやけに近い裏道?を通り、「直会」(なおらい)のため受付をした社務所へ戻ります。
上の写真の神主さんが歩いて来る左側の階段から戻って来ます。多分、現在は美術館になっている旧社務所と拝殿を結ぶ通路なのかなーと。
さて、ここでもお菓子などお土産の販売をしていたけれど、これから15:00のチェックインまで持ち歩くのはちょっと…と残念ながら何も買わず社務所を後にしました。
さて、ツアー終了。
行きたい場所(←これが今回日光へ来た目的)にこれから行こうか、二荒山神社と輪王寺を廻ろうか…と考えながら歩いて来てしまった二荒山神社をサラッと見て、やっぱりあの場所へ!と向うことに。
眠り猫をチラッと見て(奥宮参道入り口と、拝殿への通路が交差する人が右往左往するような場所なので)、靴を脱いで廻廊をぐるっと歩いて拝殿へ。中央の間へ行く人並みと別に、私たち団体は将軍着座の間へ入り、正座をして厳かにキョロキョロしつつ神主さん待ち。
が、一般個人参拝客がびっしりの隣の中央の間63畳と、着座の間とを隔てるものはなく、御簾も上がったままなので、正直なところ何だか特別感が余りない。といえばないのだけれど、そんなことに心を囚われていると、折角のご祈祷効果も台無しになってしまうような気がして、かしこみかしこみ~と祝詞に耳を傾け、軽く頭をお下げ下さいと言われれ頭を下げ、玉串が捧げられ、二礼二拍手一礼。
因みに、玉串奉納役はツアー参加者から希望者がジャンケンをして勝った人に決定(笑)。巫女さんが「玉串…」と言いかけた途端に「ハイッ」と手を挙げた方の、その素早さにびっくり(笑)。最終的に4-5人が立候補してましたね。玉串奉納役の方は、天井に描かれた葵の御紋の真下に座ってお供え。将軍だけが座ることを許されたその場所も、今では毎日毎日ツアーのジャンケン勝者が代わる代わる場所に(笑)。
それでも、かつて将軍たちが実際に座り神に拝礼していたその場所に、今座っていると思うと不思議な感じがしますね。教科書やTVの中でのことではなくて、本当にそういう時代があって、歴史上の人たちがその場にいた、と感じることが出来る瞬間ですから。毎年例祭の際には、現在の徳川家当主が衣冠束帯を身につけ、葵の御紋の下に着座し儀礼に則り祈りを奉げるとのことです。
因みに、こちらは徳川宗家の第18代当主 德川恒孝氏の面白いインタビュー記事(週刊朝日)
「旧大名家の子孫が多い学習院の歴史授業は難しい」
さて、特別ご祈祷が済むと、中央の間へ移動し、左右の杉戸に描かれた麒麟と白沢、欄間に飾られた三十六歌仙、1つ1つ違う龍が描かれた天井の百間百種の龍など、巫女さんのお話を聞いて二礼二拍手一礼。そして石の間へ降り、ぐるっとUターンして出て終了。
上の写真の神主さんが歩いて来る左側の階段から戻って来ます。多分、現在は美術館になっている旧社務所と拝殿を結ぶ通路なのかなーと。
直会
神事の最後に、神事に参加したもの一同で神酒を戴き神饌を食する行事
(共飲共食儀礼)
各席に用意されていたのは、
三方には
・葵の御紋付き杯にお酒
・干瓢の砂糖漬け
・志そ巻き唐辛子
・干し魚
そしてお札と記念品の葵グラス。
何だかとてもありがたい感じ。
各席に用意されていたのは、
三方には
・葵の御紋付き杯にお酒
・干瓢の砂糖漬け
・志そ巻き唐辛子
・干し魚
そしてお札と記念品の葵グラス。
何だかとてもありがたい感じ。
さて、ツアー終了。
行きたい場所(←これが今回日光へ来た目的)にこれから行こうか、二荒山神社と輪王寺を廻ろうか…と考えながら歩いて来てしまった二荒山神社をサラッと見て、やっぱりあの場所へ!と向うことに。
by sohla
| 2015-05-05 09:18
| 国内の旅
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