2010年 03月 28日
「光の旅人 K-PAX」
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ジーン・ブルーワー著「光の旅人 K-PAX」
本は1995年、映画が公開されたのは2001年みたいなので、これも結構古いですけれど古本市場で買いだめた中の1冊で、この前読んでみました。映画は既にTVで何度かやったみたいだけれど、例のごとく私はTVもDVDも見たことがなくてこの原作が初めて。
あらすじは- ニューヨークのある精神病院に三十過ぎの男が収容された。プロートと名乗るこの男は、自分は異星人だと主張する。七千光年はなれたK‐パックスから地球に旅行をしにきたというのだ。ブルーワー医師は、彼を多重人格障害および健忘症と診断した。ところが、彼は豊富な天文学・宇宙論の知識を持ち、またその不思議な魅力で他の患者の精神を回復させていく。そればかりか、病院スタッフ、そしてブルーワー医師までも彼と接することで忘れていたものを取り戻す。はたして、プロートとは多重人格者なのか、それとも本当に異星人なのか。ぽっと心が温かくなる、不思議な現代の寓話。
主人公のプロートの表情とか、他の患者の精神疾患の様子とか、そういう情景や表情や間合いというか空気が映像だと手の取るようにわかるだろうな~、どんなだろうな~と思いながら読んでました。派手な展開はなくて淡々としているけれど何か神秘的で、ちょっと切ないような、でも幸せなような、癒されるような、でも疑問も残るような。
果物をムシャムシャ食べるってものいいな、さすがにバナナを皮ごとってのは驚くけど(笑)。私もプロートみたいな人が近くにいたら、きっとK‐パックスに連れて行ってもらいたいと思うだろうなぁ。K‐パックス移住に憧れる患者達と同じなのかな(笑)。彼の言葉通り「それより自分の世界を見ろ」ですね。
これ、3部作の1作目で、2作目のK-Pax Ⅱは「On a Beam of Light」、3作目のK-Pax Ⅲは「The Worlds of Prot」。その後にK-Pax Ⅳも出版されてるんですね。日本語訳は出ないのかなぁ、読んでみたいのだけれど。DVDも見てみようかな。
本は1995年、映画が公開されたのは2001年みたいなので、これも結構古いですけれど古本市場で買いだめた中の1冊で、この前読んでみました。映画は既にTVで何度かやったみたいだけれど、例のごとく私はTVもDVDも見たことがなくてこの原作が初めて。
あらすじは- ニューヨークのある精神病院に三十過ぎの男が収容された。プロートと名乗るこの男は、自分は異星人だと主張する。七千光年はなれたK‐パックスから地球に旅行をしにきたというのだ。ブルーワー医師は、彼を多重人格障害および健忘症と診断した。ところが、彼は豊富な天文学・宇宙論の知識を持ち、またその不思議な魅力で他の患者の精神を回復させていく。そればかりか、病院スタッフ、そしてブルーワー医師までも彼と接することで忘れていたものを取り戻す。はたして、プロートとは多重人格者なのか、それとも本当に異星人なのか。ぽっと心が温かくなる、不思議な現代の寓話。
主人公のプロートの表情とか、他の患者の精神疾患の様子とか、そういう情景や表情や間合いというか空気が映像だと手の取るようにわかるだろうな~、どんなだろうな~と思いながら読んでました。派手な展開はなくて淡々としているけれど何か神秘的で、ちょっと切ないような、でも幸せなような、癒されるような、でも疑問も残るような。
果物をムシャムシャ食べるってものいいな、さすがにバナナを皮ごとってのは驚くけど(笑)。私もプロートみたいな人が近くにいたら、きっとK‐パックスに連れて行ってもらいたいと思うだろうなぁ。K‐パックス移住に憧れる患者達と同じなのかな(笑)。彼の言葉通り「それより自分の世界を見ろ」ですね。
これ、3部作の1作目で、2作目のK-Pax Ⅱは「On a Beam of Light」、3作目のK-Pax Ⅲは「The Worlds of Prot」。その後にK-Pax Ⅳも出版されてるんですね。日本語訳は出ないのかなぁ、読んでみたいのだけれど。DVDも見てみようかな。
by sohla
| 2010-03-28 17:19
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